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2015年3月12日木曜日

柔道小学生の親として思う事 おやじ柔道(99)

3月になって早、半ばに差し掛かろうとしています。
子供たちと一緒に始めた柔道を、記録に残そうと始めたおやじ柔道シリーズも100回目前となったようです。

20年近く遠ざかっていた柔道は、転職して開業したばかりの自分にとって全く別のものとなっていました。
自分の子供を間近で見守り、苦労を分かち合う意味で再開した柔道もいつしか4年目に突入しております。
その間、子供の成長に合わせて練習する事の難しさや、歳を取ってから柔道をすることの大変さを思い知らされながらも継続すれば必ず得るものがあると信じてやってまいりました。
「つとむれば必ず達す:力必達」という加納先生の言葉にこの歳になって感銘を受けたからです。

しかし子供の柔道もそうですが、なかなかそう簡単に強くなれるものではありません。
柔道はフィジカルが大きく影響を及ぼす競技です。
生来肉体的に恵まれた者とそうでない者では、おのずと差が出るのは当たり前です。
中学以上では体重別になるとはいえ、基本柔道は無差別での争いです。
体の大きい小さい、力の強い弱いは関係無いというのが理想です。
しかし、その境地に達するのは小学生ではまず無理でしょう。

試合のたびに勝ち負けを繰り返す子供の柔道に一喜一憂するのも少し飽きてきましたが、おやじのように試合の宛てもなくただ練習するのもかなり精神的にきついものがあります。
50歳を過ぎて柔道をやっておられる方も少なからずいるはずですが、その方達は何を心の励みとして継続しておられるのか、気になる最近です。

先日行われたN保道場さんに乗り込んでの合同練習は、松任や輪島からも参加チームがあり熱気のこもった良い練習でした。
リオは2年生でしたが特別に練習に参加させてもらいましたが、見た限りではまだ早かったという気がしました。


練習試合でもボロボロでしたから。

試合でボロ負けして泣いている姿を見て少しおやじの中で今までとは違う感情が湧きあがりました。
「ひょっとしたら自分はとても酷い事を我が子にやらせているのではないか?」

この「泣き」が今後大きな糧になるのは分かっていますし、子供の頃からここまで一つの事に打ち込むことはなかなか得難い経験だというのも重々分かっているつもりなんですが、何かいま一つこれ以上子供に発破を掛ける気がしなくなってしまったのです。

親子の間柄ではこれが限界なのかもしれません。

練習の後、しばらく経ってからリオに問いかけてみました「柔道楽しくないか?もうやめるか?」
聞こえている筈なのに答えは返ってきませんでした。
たぶんやめる気はないのでしょう。
子供は子供なりに柔道に対して想いを持ってやっているのだと思います。

おやじはおやじで子供が柔道をやっている間は絶対にやめないつもりです。
もっと歳をとり、中学生や高校生にやられるだけの存在になっても、体の続く限り柔道を継続したいと思います。
それがおやじ流の我が子に対する責任の取り方です。

先日も土曜夜の一般の部で高2のケンジ君と二度ほど乱取りしました。
3年前は力でねじ伏せていたのに完全に立場が逆転していました。
強引に2、3度投げられ、もう降参といった感じでした。
前回元福井県チャンピオンのショウちゃんのお父さん相手に、かなり手こずらせていましたので相当の実力であることは知っていましたが。

子供の成長に輪を掛けての柔道の上達ぶりに舌を巻く思いです。
リオもこのまま柔道を続ければ、高2の今頃はこんな怪物みたいになっているのでしょうか。
少なくともこのおやじは3年でここまで変わることは出来ません。

凹むので今回はこの辺で。