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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2014年10月21日火曜日

第10回金井学園理事長杯少年柔道大会 おやじ柔道(93)

一昨日の日曜は金井学園の体育館で金井杯が行われました。
昨年度から金井学園の体育館で行われているこの大会、当日は秋晴れの天気にも恵まれ、なかなかいい雰囲気で行われました。

それに加え昨年は無かったのですが、今年はあの穴井隆将選手による柔道教室が試合前に行われました。
直に見た穴井選手は背が高かったです。
教室の内容は背負い投げでしたが、子供相手に上手く投げられていました。
やはり一流の選手は自分から飛ぶのが上手ですね。
金井学園のS川選手やT根選手も教室の手伝いで参加していましたが、彼らも投げられ上手でした。
穴井選手はトークも巧みで、子供の心をとらえて離さない感じで大人も十分楽しめる内容でした。

さて肝心の大会ですが、団体戦は県外の強豪やお隣の丸岡さんとの試合でまあこっぴどくやられた内容でした。
うちのへたれマオも2試合出していただきましたが、見ていて申し訳ない感じで・・・。
相手に立ち向かう勇気が無ければ試合にならないとつくづく思いました。
でもこればかりは教えてどうにかなる物でもないし、育てた親の責任です。

さて午後は個人戦で盛り上がりました。
この日の我が家の関心はただ一つ。
前回フェスティバルで負けたK道場のHさんに借りを返せるかどうか。
リオの個人戦1回戦の相手がHさんだったのです。
すっかり返され癖が付いたかと心配していました。
また、逆に返し技を恐れて技が出ないのではないかと、ハラハラしながら見ていましたがこの日は返し技を食うことも無く、逆に相手のバランスを崩して後ろに押し倒し有効。
その後、得意の大内で倒して抑え込み一本と、前回の苦戦が嘘のように勝ってしまいました。
嫁もおやじも万歳したい気持ちでしたが、相手のHさんは大泣きしておりました。

前回と逆ですが、試合は水物だとつくづく感じました。
その時の運やコンディションによって簡単に勝敗が入れ替わる可能性があるという事です。
それだけ力が拮抗しているという事なのかもしれません。

自分の子が勝つと脇目もはばからず喜びを爆発させている家族を試合会場でよく見受けますが、そこは武士の情けでぐっと喜びをこらえるべきでしょう。
負けた子の家族がすぐ傍にいるかもしれないのですから。

リオはその後、県外勢に苦戦しながらも決勝まで行きました。
2回戦は有効ポイント5個奪い優勢勝ち。
3回戦はお互いポイント無く2-1の旗判定で勝ち。
決勝戦はお互い技有一個づつで、終了近くに背負い投げで押し込まれ有効一つリードを許しての優勢負け。
勝ち上がるごとに厳しい内容となっていきました。
この日、Hさん以外は初顔合わせの相手ばかりでしたが、強い子の柔道を肌で感じるまたとない機会に恵まれたのだと思います。

一応決勝で負けた後は恒例の泣きが入ってましたが、十分満足のいく結果だったと思っています。

一方のマオの方は、昨年フェスティバルできれいに一本勝ちした子に一回戦あたり、切れの悪い内股もどきの大内刈りでズルズル、最後は押さえ込んで一本勝ち。
二回戦の相手はシードでしたが、欠場のためそのまま不戦勝で3回戦に進出。
三回戦の相手はこの日二度目の対決となるM衣ちゃんで、何もさせてもらえず抑え込まれて一本負け。
団体戦に引き続き、逃げの柔道が指摘されました。

なにはともあれやれやれです。
久しぶりにリオのどや顔が見れました。


この日の坂井町の調子はまずまずで、幼年の部でコウちゃんが準優勝、マオと同じ5年女子の部で坂井町の不沈艦A奈ちゃんがライバルのM衣ちゃんを、豪快な払い腰で投げて優勝に輝きました。
練習の打ち込みは素晴らしいのに試合となると別人のように荒くなる癖は徐々に直りつつあり、とうとうこの日、宿敵を打ち破ったのです。
御父さんの喜びもひとしおのようでした。


次の試合は11/8(土)に坂井町団体大会、12月の下旬にK道場主催の10周年記念大会となりますが、一休みしたらまた頑張って積み上げていきましょう。



2014年10月14日火曜日

第7回坂井市少年柔道大会 おやじ柔道(92)

昨日は坂井市少年柔道大会が三国中学校で行われました。
三国中学校は三国高校がある丘の中腹にあり、親父が昔、三国高校に通っていた時はしょっちゅう校門の前を通り過ぎていたものです。
三国中学校には一度も行ったことが無かったのですが、昔と場所は同じという事でおやじの運転で会場に向かいました。
いざ山のふもとまで行ってみると、昔は全く気にも留めなかったことですが、一通である事に気づきました。
あわてて別ルートを探したりなんだりしていたため、会場入りが約30分遅れてしまいました。
そういえば三国高校へは卒業以来32年、立ち寄ることすらなかったため昔の印象とは大きく違っていました。
昔よく自転車をこいで登った坂道も、こんなに狭かったのかと思うほどで、記憶と実際の隔たりに驚くばかりでした。

いつものように嫁さんからの苦言を浴びながら会場にたどり着くと、小学中学合わせて100名近い柔道着の群れがアップしている真っ最中でした。
一気に試合前の緊張感に包まれ、うちの娘たちを畳の上に送り出したのでした。
外は台風接近に伴う雨模様で、試合の結果を暗示しているようでした。

試合結果は言うまでも無くうちの娘たちにとっては無残な結果となりました。
リオも真央も個人戦は一没。
団体戦は二試合でしたが、リオはこれまで負けたことのなかったK道場の北君に見事な大外を食らって一本負けを喫しました。
もう一試合は丸岡道場のKくんに一本勝ちしましたが、個人戦では一回戦で同じ Kくんに大外を返されて負けてしまったのです。
トーナメントでの1没は初めてだっただけに本人もショックを隠し切れない様子でした。

マオの方は団体戦は出番なし。
個人戦は一回戦でK道場の北信越強化選手であるHくんとの対戦であったため、やる前から周りも期待してなかったのですが、あっさりと足技で転がされて抑え込まれるといういつもの展開でした。
一応掛かりそうもない内股や大外を苦し紛れに繰り出してはいましたが、ああも簡単に足を掛けられて転ぶ不安定なバランスでは勝てるはずもありません。
とくにK道場の子は皆足技を多用する傾向にありますので。
そう言えばマオは今までK道場の子に勝った事が無い気がします。
それでも一応は強豪選手相手に攻めの姿勢を見せていたという事で、試合後の説教はありませんでした。

リオについてはおやじも嫁も、予想だにしなかったまさかの一回戦負けという事もあり、試合後に混乱してしまいました。
おやじは掛ける言葉をなくし、嫁はとりあえず叱っていましたがすぐに止めさせました。
叱る理由など見つからないからです。
立派に戦って負けたのですから、本人も親もその結果を受け入れなくてはいけないと思うのです。

そう、リオはこれまでも練習は真面目にこなしてきました。
この親父がいつも傍にはり着いているのでサボることなど不可能なのです。
打ち込みの時も常に傍から指示を出し、悪い所を必死に矯正しようとしてきました。

リオの欠点は動きが遅いことです。
背負いの入りもまるでスローモーションかというくらい遅く、最近ではそこをつかれて返されることが多くなりました。
技の入りに限らず全ての動作に機敏さを感じません。
はっきり言って動きが死んでいるのです。

そこでふと気が付きました。
おやじが度を越して逐一動きをチェックして、自分のイメージ通りに直そうとするため伸び伸びした本来の動きが死んでしまったのではないかと。

指導者の先生にも相談しましたが、いろんな先生のアドバイスを受けた方が良い結果が出ることもあると言われました。
今後はこれまで通り道着を着て練習には参加しますが、リオとは少し距離を置こうと決めました。
遠くで見守るという事です。
いろんな指導者のアドバイスを自分なりに咀嚼し、自分の柔道を見つけていってほしいと思います。

いじり過ぎると選手は潰れる。
得た教訓としてはこんなところでしょうか。

それにしても例外は存在します。
ボクシングの亀田三兄弟の父、史郎さんです。
彼はボクシングジムの練習生の経験が少しあるだけのいわば素人。
その素人が独学で身に着けたボクシングの知識で、自分の息子三人を小学生の頃からいじり倒して、結果三人とも世界チャンピオンに育て上げました。
驚愕すべき事実です。

傍から見れば半狂人のようなおやじに、毎晩自宅の一室でしごかれまくる3人の小学生。
正気の沙汰ではありません。
今なら児童虐待で通報されてもおかしくない状況です。
やってる練習と言えば漫画の世界で見るような、棒の先にグローブをガムテープで留めた槍のようなもので子供を突きまくったり、バケツ一杯のピンポン球を子供の顔めがけて次から次へと投げつけて、おでこで受けさせるといったまさに素人が考えそうな練習方法。
もっともそれ以外にも、走り込みやシャドーボクシングでのフォームの矯正など基礎トレーニングも当然やってはいたでしょうが。

それしても素晴らしいのは長男興毅が世界タイトルを初めて獲ったリング上で「おやじのボクシング理論が正しいことを世間に証明できたのがうれしい。」と涙ながらに語ったことです。
この親子には確たる信頼関係が構築されていたのです。

小学生の子供にとって親は神にも等しい存在です。
親が決めたことは絶対だし、どんな無茶な事でもやれと言われればやらないわけにはいきません。
家庭の中には逃げ場がないのです。
亀田兄弟も、是非も無くやらされたボクシングでしたが、他人からは狂人扱いされている父親を信頼して前向きにやるしかなかったのでしょう。
悲劇にも似た美談です。

ここまでやるだけの根性は自分にはありません。

毎週、ブログで試合結果の報告をしていますがそろそろきつくなってきました。
来週も金井杯がありますが、今の状態では結果は期待できませんね。
ここら辺で喜びの結果報告と行きたいところですが、トンネルの出口はまだまだ先に思えます。

おやじの柔道の方はまずまずです。
肩の痛みも再発したかと思われましたが、一晩明けたら落ち着いていました。
今週からは県武の武道学園一般がまた始まることですし、子供の柔道に口出す暇があったら自分の柔道を磨くことにします。

そう、柔道は続けることで誰でも強くなれるのです。
子供たちにもそれは当てはまります。
もちろんおやじにも。




2014年10月7日火曜日

第20回琵琶湖カップ おやじ柔道(91)

先だっての日曜は第20回琵琶湖カップ争奪柔道大会に行ってまいりました。
毎年恒例の参加なのですが、朝5時集合出発はさすがにきついです。
なんといっても前日夜9時まで練習しての朝5時集合ですからね。
しかも、遠くは関東、徳島あたりから強豪チームが参加してくるとあって、1回勝てれば良いぐらいのハイレベルの大会です。

当然のことながらうちのマオは一度たりともこの大会で勝てたことがありません。
今年はリオが初参戦となりましたが、あまり期待はしていませんでした。
昨年はフェスティバルで優勝して勢い込んで乗り込む予定でしたが、鎖骨骨折で見学でした。

今年こそはと思いましたが、リオの個人戦一回戦は相手欠場で不戦勝、二回戦は背が高く手足の長い相四つの相手に体落とし気味に崩されて抑え込まれての負け。
左組みで長身の相手は初めてだったと思います。



団体戦は先鋒で出るはずが、同チームの大将で出るはずだった子が怪我で欠場のため先鋒に1年のイッコー君が入りリオは中堅で出ることに。
相手は4年生の男の子で、やはり手足が長く背の高い相手に内股でひっくり返されて秒殺でした。
2学年上で長身の相手に内股でひっかけられては手も足も出ませんでした。


マオは個人戦には出れず、団体戦の先鋒で出ました。
相手は小柄でマオとは相性も悪くない相手と思われましたが、やはり実力的に何枚も相手が上で腰の入ってない大外を返されての一本負けでした。


こうやって見ると腰が入ってないだけでなく、釣り手も効いてない、踏み込みが浅い、と普段の悪い所が全て出ていますね。

今回うちの教室では1年生のイッコ―君と3年生のショウちゃんがベスト8と気を吐きました。
イッコ―君はキャリア半年で大器の片鱗を見せてくれました。
ショウちゃんは約1年間のスランプに加え、練習が満足に出来ない時期もありましたが、熱心なお父さんの指導が実を結びつつあるのを実感させてくれました。
リオにもそんな至福の時が再び訪れることを祈ります。

我が家にとっては踏んだり蹴ったりの琵琶湖カップだったのですが、一つ収穫がありました。
リオと同じ2年生の部で優勝した男の子です。
小さな相手の低い膝つき背負いを見事に潰して抑え込んで勝っていました。
待ってましたとばかりに慌てずに料理したという感じです。

膝つき背負いの攻略法、それは相手がしゃがむのと同時にこちらもしゃがむということです。
その際に半歩退き、決して前に出ることなく、二人同時に沈むと同時にサイドを取ってすかさず抑え込みに移行するということです。
これは一連の動作で反射的に出来なくてはいけないと感じました。

マオが低い片膝の背負いを滅多に食らわない訳がわかりました。
元々腰が引けている上にすぐにしゃがみこむ癖があるからです。
寝技が出来ないのでそこで終りなわけですがね。

10月の試合ラッシュはまだ続きます。
次の日曜は市民スポーツ祭、その次は金井杯、1週はさんで坂井町団体大会で一段落です。

それに加え、今年は川口道場の10周年記念大会が12月終りにあるそうです。
強化練習会も2回あります。

子供たちにはこれらのイベントを通じて大きく成長してもらいたいものです。
怪我だけは勘弁です。

それと、先日4年生の男の子が入団を希望し道場に現れました。
体格も柔道向きで、自分から柔道を希望して入ってくるところなどなかなか見所がありそうです。


今年に入って入団希望者がちらほら現れるようになりました。
いいことです。
柔道人気が持ち直すのも近い気がします。
ライバルが増えればそれだけ勝つ事が難しくなるのも事実ですが、練習相手が少ないよりはましです。

今回はこの辺で。