診療時間

診療受け付けは

月曜―金曜
AM8:30 から PM12:00
PM2:00 から PM6:00

土曜
AM8:30 から PM1:00

日、祝祭日は休診です。
毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2012年6月10日日曜日

おやじ柔道 弐段⑩

先日弐段に昇段してからもせっせと練習にいそしむ日々です。
昨日は坂井町武道場、一昨日は県立武道館と二日連続で柔道をやりましたが、昨日は20代の柔道家が数人練習に参加しておりました。
24日の坂井柔道大会に参加する面々らしいのですが、三国高校の道着を着た方が二人、もう一人は福井工大のゼッケンを付けておりました。
みなさん坂井柔道教室のOBらしいのですが、今は柔道をやってはいないようです。
しかし、少年の部が終わって成年の部で中学生の相手をする頃になると、昔の勘が戻ってきたのか切れのある技をかけて、いつも自分が苦戦している黒帯中学生のケンジ君をバンバン投げていました。
自分もケンジ君とやりましたが捨て身の巻き込みで一回投げるのが精一杯でしたが、これでも上出来です。
しかし、こんな人たちが出場する大会に自分も出るなんて現状では考えられません。
もう一年修業を積んで今より技を出せるようになってからだと思います。
最近中学生相手に打ち込みに参加させてもらえるようになってきましたが、打ち込みが上達したと昨日も言われました。
努力を他人に評価されると素直にうれしく思います。
弐段のレベルでは無い話なのですが。

金曜日の県武で、芦原町少年柔道を指導しておられるYさんとの乱取りで両脛に結構な青あざを作ってしまい、普通なら練習を控えるところですが、今の自分は打ち身ぐらいで練習は休みませんよ。
上達している今こそ大切な時なのです。
ここでどれだけ継続できるかが今後の実力に大きくかかわっていると思っています。
以前の自分なら一休みしているところでしょうが、同じ失敗を繰り返さないのがベテランです。

しかし、今週は火、水、金、土曜と四日も柔道をやってしまいました。
さすがに日曜はぼろぼろです。
「柔道やった次の日はおじいちゃん」の状態です。
布団から起き上がるのも一苦労でした。

仕事も徐々にきつくなってまいりましたが、この夏は鍛えまくるつもりです。
目標は「試合で勝つこと」です。

付け足しですが、昨日上の娘が怪我をしました。
右足親指をくじいたらしいのです。
こんな怪我はまだ序の口です。
でもしばらく練習は休むことになるかもしれません。
道場の片隅で基礎トレーニングですね。
末娘のほうはまだ無傷なのでいっぱい練習してもらいます。

最近気がついたのですが、娘たちの自分を見る目が少し変わったような気がします。
これも柔道効果でしょうか。
妻は相変わらず興味無さそうですけど。
でも、弐段受験の時は少し協力的だったので感謝はしています。

さあ、今後どうなって行くのか、全く想像できません。
まずは禁煙でしょうかね。

2012年6月7日木曜日

おやじ柔道弐段 ⑨

本日も行ってまいりました県立武道館。
最近は仕事が終わるとすぐに医院を出発して県立武道館へ直行するので、夜7時には着いてしまいます。
その時間はまだ少年柔道教室がやっていて道場の隅で準備運動をして一般の部が始まるのを待ちます。
本日もあいさつまわりを済ませて、一般の部がいざ始まってみるとなんと自分一人だけでした。
いつも来ているはずの白帯高校生のA君もまだ来ていません。
師範達と自分だけで礼を済ませ、準備運動開始となりました。
いまだに礼の号令の掛け方が良く分かりません。
正面に礼、先生方に礼、お互いに礼。
なのですが順番をいつも間違えてしまうのです。
如何に緊張感が無いかばれてしまいます。

今日は二回褒められました。
まず一つ目は準備運動の仕上げに、受け身をやるのですが、前回り受け身がきれいに円を書いていると褒められました。
世界柔道形選手権連覇の横山先生にです。
ちなみに女性柔道家では希少な紅白帯を締めておられます。
世界の横山と言われております。
以前、前回り受け身が真っ直ぐ回っていない、横にそれていると注意されたことがあります。
弐段受験でさんざん受け身を取らされた成果でしょうか。
丁重にお礼を言いつつ、内心嬉しさを噛みしめました。

次に遅れてきた白帯高校生A君と打ち込み20回を5本やりました。
まず自分にとってバカの一つ覚えの払い腰の打ち込み。
ここで本日二回目のお褒めの言葉を安村師範から頂きました。
でも最後の投げの決めでしくじり、バランスが悪いことを指摘されました。
でも、「かなりよくなったぞ」のお言葉はやはり嬉しいものです。
こんなおやじでも練習すれば上達するんだと思えるからです。
踏み込み足と軸足のつなぎを少し変えてみたのですが、要するに今までは踏み込んだ右足の次に左軸足のつなぎ足がかなり離れていたのです。
踏み込んだ足のすぐ後ろに軸足を繋ぐようにしたのですがこれがなかなかいい感じなのです。
柔道の教則本を読み漁ってイメージトレーニングの効果が多少なりともあるのを実感しました。

次に寝技打ち込みと動きながらの打ち込みです。
いつも小学生がやっているのを見ていますが実際やるとかなり難しく感じました。
相手の白帯高校生A君のおかげでこんな自分も一緒に学べる内容で大変有意義でした。
これが普通に黒帯の方々との練習ならとてもこんな基礎練習はしてもらえないのです。

W先生と僕達のほとんどマンツーマンで指導を頂けました。
明後日も頑張って行ってきます。
右肩の痛みも最近良くなってきましたしね。
腱板損傷らしいのですが、肩周りの筋肉強化しかないみたいです。
これまでは痛みが強くて筋トレも出来なかったんですけど、一昨日久しぶりにやりました。
痛みはほとんどありません。

こうして書いているとなんだか全てが嘘の様に順調です。
ひょっとしたら今が人生で最も幸せな時期なのかもと思ったりします。
弐段も取れましたしね。
好事魔多し、気を引き締めていきます。

2012年6月1日金曜日

おやじ柔道 弐段 ⑧

午後はいよいよ実技である。
1時までやることもないので武道館をうろうろしていると坂井町柔道教室の指導者Tさんに正面玄関で声をかけられた。
成年の部にいつも来ている坂井中学の生徒も初段を受けに来ているので応援に来たそうな。
「打ち込みの相手でもしましょうか?」と言ってくれるのはありがたいのだが、足も痛むしどうもその気にならない。
軽く世間話などしているうちに1時近くになってしまった。

大道場では中学生たちがもうすでに集まって、打ち込みに汗を流している。
弐段、参段受験者が一つの試合場に集められた。
「弐段受験者は数が少ないので約束乱取りとする。高校生の二人は普通に乱取りするように。少ないので先にやってしまいます。終わったら初段の試合を続けて行うので補佐をやってください。」とW師範から説明があり約束乱取り開始。

県立武道館Hさんと鯖江の二人のうちの一人が、一応試合形式で乱取りを開始した。
まずHさんが約束通りに払い腰できれいに投げた。
主審は参段受験生のK道場の方が務めていて「一本それまで」と片手をあげた。
Hさんの相手が慌てて「約束乱取りですよ」と説明。
いつもなら笑える光景であるが、次に出番が控えている身であり笑えない。
お互い二回ずつ足技腰技で投げて終了となった。
次はいよいよ自分の番である。
まず自分から「内股行きます」と小声で告げてから内股。
一発で決めたかったが普段から出来ないものが大衆の面前で決まるわけもなくけんけん内股が混ざった状態で投げた。
かろうじてバランスは保った。
次は、相手の番である。
「払い腰やります」と言い払い腰で投げられた。
相手もかろうじてバランスを保っていたが、最初の組に比べてうちらの組はなんかぎこちないというか、慣れていないように見えたのではないだろうか。
何かわざとらしさが過ぎるというか・・・・。
次にまた自分の番で、大外刈りをかけた。
これは明らかに失敗。
相手の倒れるのが早すぎてお世辞にもきれいに決まったとは言えない。
やばいと思った瞬間、「それまで」と声がかかり終了。
次に高校生二人組の3分間乱取りとなったが、お互い明らかに手を抜いていて緊張感のない、お互い決め手のない状態で引き分けで終了。
弐段の審査はあっという間に終了した。
参段は受験者が一人のため実技なし。

その後、初段の審査がランニング形式で始まり、僕たちは各試合場へ時計係などの手伝いに散らばった。
審査は1時間ほどで終了した。
各試合場では白帯君たちが必死で熱戦を繰り広げていた。
一人鎖骨を折った者がいた。
参段受けで来ていたK道場の人が帯で鎖骨バンドを作って対処していた。
そういえばK道場は整骨院の先生がやっていたのである。

弐段受験の自分たちは何となくぼ~と大道場の端に座っていたが、Y師範が「この後審議があるから君らはもう帰っていい」と言ってくれ、解散となった。
悲喜こもごもの初段受験生たちに比べて、弐段受験者はなんとなくほっとしたような、すかされたような表情を浮かべつつ武道館を後にした。

その三日後に県立武道館へいつものように練習に行った。
もう形の練習からは解放されたと思うと気分が軽い。
いつものように先生方へのあいさつをして回り、W先生にも挨拶をすると、全柔連と講道館への登録料を後で払うようにと告げられた。
この時点でやっと合格を確信したわけである。

当初の予定よりずいぶん早く目標を達成してしまったが、これから精進して弐段にふさわしい実力をつけねばならない。
当分は胸を張って弐段とは言えない日々が続きそうである。
しかし、やはり嬉しいものは嬉しい。
これも柔道の魅力なんでしょうね。

ちなみに昇段審査当日、帰宅してしばらくすると体の節々が痛くて動くのもつらい状態になった。
あの程度でこんな状態になるとは普通の試合などやったら死んでいたんじゃないかと思いつつ熱を測ったら38度台の熱発。
一気に気が緩んだせいか、風邪をひいてしまったようです。
一応それなりのプレッシャーを感じて臨んだ昇段審査でした。

今後は年に一回、昇段のポイントを貯めるため県立武道館で行われる段別試合、坂井町でも町民柔道大会などがあるそうで、それに出場することを目標にします。
それにしても年を取ると試合もまともにさせてもらえないとは、それでも弐段をもらって喜んでいる自分が情けない限りです。
書いているうちに落ち込んでくるのでこのぐらいで止めておきます。