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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2014年9月30日火曜日

第6回柔道フェスティバルが終わりました おやじ柔道(90)

今年も9月23日祝日に県立武道館で柔道フェスティバルが行われました。
リオが昨年小1女子の部で金メダルを獲得した大会です。
今年も金メダルを取る気満々で意気揚々と乗り込んだのでした。

今年の組み合わせは昨年より参加人数が少し増え、リオは第1シードにもかかわらず、3勝しないと優勝できない形でした。
昨年もシードで出させてもらい、2勝で優勝となったのですが今年はどうなる事やら固唾を呑んで二階観覧席から試合の行方を見守っていました。

試合は大道場のみで行われ、4面ある試合場のうち2面は中高生、残り2面を使って小学生男女の個人戦トーナメントが進行しました。

マオなどは1回戦でK道場の子に当たり、意外にも粘りましたが最後大外で1本負けして消えました。
相手は寝技で三角を使って攻めてくるなど、流石に着実な実力向上を感じさせました。
マオは意外にも全体的に良くはなって来ていますが、自分より大きい子には通用しない感じです。
体力をもっとつけないとこれより上は厳しいでしょう。
相手の子は決勝まで進みM衣ちゃんに負けて準優勝でした。
まあ、こんなもんでしょうか。
大外で惜しい場面も作りましたし。


マオにとっては後で怒られることも無く、褒められることも無く終わったので良かったのでしょう。

問題はリオです。
昨年この大会で優勝した直後に鎖骨を骨折し後退しましたが、順調に復活ロードを歩んできたかに見えたので、今大会も秘かに金メダルは堅いだろうと思っていました。
しかし、現実はそう甘くは無く準決勝でK道場に今年春から入った大きい子に背負いを返され、ポイント負けしてしまいました。


初戦の2回戦でも大きな子に返される場面があってヒヤリとしましたが、どうやら課題がたくさんあるようです。
寝技の稚拙さも敗因の一つです。

とはいえ内容的にはよく頑張っていました。
初戦では大内刈りを見事に決めていましたし、


敗戦となった準決勝でも背負いから追い込んで相手を転がすことに成功しました。



もう少し体重があればと悔やまれましたが、少年柔道は体重無差別なので仕方ありません。
片膝をつく低い背負いや小内刈りを武器にすれば小さい体が逆に武器にもなるのです。
福井は片膝も禁止なので、両膝を着けない低い超前傾姿勢での背負いになりますが。

敗戦が決まった瞬間、親父は一気に体の力が抜けてしまい、その後も数日間は魂の抜け殻状態が続きました。
この1年リオにべったり寄り添って練習中もいろいろへたくそなりに指導してきたつもりですが、まだまだ足りないようです。
むしろ他人の手に委ねた方が良いのかもしれません。
などと、いろいろ考えさせられました。

とはいえ、二人ともよく頑張ってくれました。
結果は出ませんでしたが内容は褒めてよいと思いました。

K道場とは同地区なので、これからいやというほど対戦があるでしょう。
相手は強いほどやりがいがあるというものです。
これからが楽しみです。

さて、柔道フェスティバルと言えば一般の部もあったりします。
ママさんの部もあります。

実は一般35歳以上の部へ出ないかとお誘いがあったのですが、断りました。
なにせ、あの大道場でみんなの目の前で試合などとても見せられたものではないと思うからです。

でも、いずれは出てみたいと思っています。
今はまだ修行が必要です。
親子ともども精進したいと思います。

次の試合は琵琶湖カップです。
マオは団体戦、リオは団体個人とフル出場が予定されています。
こちらも楽しみです。

前日の土曜日に小学校の運動会がありますが、雨天の場合翌日順延で琵琶湖と重なりはしないかそれだけが心配です。

土曜日晴れることを祈ります。

それでは。



2014年9月19日金曜日

第8回キッズ柔道交流大会 おやじ柔道(89)

9月7日はキッズ柔道交流大会という仲保道場さんが主催する大会があり、うちの柔道教室は今年初めて参加させていただきました。
なにぶん初めての大会なので、どんなものか興味深く拝見させていただきました。


まず、午前は団体戦でした。
1チーム6人で各学年から一人ずつ出す形で行われました。
3チームの予選リーグを勝ち上がれば、決勝トーナメントに進めるといういつもの試合でした。
リオは先鋒で出ました。


結果はうちのチームは2勝1敗だったのですが内容の差で上には進めませんでした。
先鋒のリオは1勝2分けでした。
勢いの良い先鋒とはいかなかったようです。


午前の最後には1年生以下低学年の個人戦が行われ、柔道を始めてまだ間もない子や、そうでない子も混じって大いに盛り上がっていました。
うちの教室からは今年の4月に入ったイッコー君が、1年生の部で3位に入りました。
パワーと体格に優れ、気性も格闘技向きなので今後が楽しみな逸材です。
実はあわよくば優勝をと期待していたのですが、優勝したのは石川県の某道場の女の子で、片膝背負いのうまい子でした。
イッコー君もソッコ―で投げられていました。


他県の子と入り混じった大会になると、この片膝背負いに福井の子はやられまくる印象があります。
何せ福井だけは片膝背負い禁止の立場を貫いているからです。
普段やる事も無ければ喰らう事も無いのですから、対応出来なくて当たり前なのです。
その代わり、福井では体の大きい子の天下となっています。
小さい子は立ち背負いで大きな子を投げねばならず、そこまで強靭な足腰を持っている子は少ないのです。
安全面から言えば膝着き背負い禁止となりますが、競技として考えた場合この問題は難しくなるような気がします。


午後は2年生以上で個人戦が行われました。
少し変則で、2年生は男女混合、3年生以上では3,4年生の男女別、5,6年生の男女別といった分け方でした。 
当然4年生と6年生が体格の上で有利となります。
まあ、これも大会運営上致し方ないのでしょう。


リオは予選リーグを勝ち抜きトーナメントへと進みましたが、そこで小さな石川の男の子に片膝背負いを見事に決められ一本負けでした。
開始早々、掴みに前へ出たところを合された感じです。



その子は次戦となる準決勝で仲保道場のH君に豪快な払い巻き込みで負けていました。
小さな石川の子は予選リーグで敦賀の連太郎君に、片膝背負いで合わせ一本勝ちしたのをたまたま見ていましたので、「これはチャンスか?」などと思いましたが、やはり巨漢の連太郎君に勝つという事はそのくらい強いという事だったのでした。


リオが個人戦初戦で当たった石川の女の子も片膝背負いの使い手でしたが、2回ほど潜り込まれて担がれそうになり、堪えたところを横倒しに押し込まれ抑え込まれそうになる場面がありましたが、足を絡めて何とか凌ぎました。
その後も相手に先に技に入られるも、落ち着いて捌き、中途半端な膝着きの状態になったところを大外で押し倒しそのまま袈裟固めで抑えこんで勝ちました。



これが片膝背負いに対する攻略法なのでしょうか。
要するに前に出て掴みに行くとそのまま転がされてしまうので、ついていかずにその場で踏ん張って立っていればいいのです。
相手は小さく、引き出す力は無いので不用意に前に出てつまずかなければ良いのです。
逆に前に引き出す力を持った子にはどうすればよいのか?
そもそも片膝で前に引き出すことは可能なのか?
何となく答えはその辺にありそうな気がします。


マオの方は予選リーグを2試合戦い、どれも場外指導一つの差で判定負け。
嫁にこっぴどく叱られていましたが、あのか細い体でまあまあ良く頑張った方でしょう。
体力差で押されて場外に出てしまうのは致し方ないと思いました。
一つの試合会場で二試合行うという大会運営上の事情も関係していたと思います。
また、負けた二試合のうち一つは相手が6年生でした。


今大会はマオが1勝も挙げれませんでしたが、リオは団体戦負けなし、個人戦ベスト8でまあこんなもんかなといったところです。
前回の高浜でこっぴどい負けを喰らっているので、もう勝てないのではないかと心配していましたが少しホッとしました。


今大会では相変わらず他県勢の膝着き背負いが目立ったのと、仲保道場さんの巻き込みが目につきました。
2年生の福井県学年チャンピオンのH君などは、楽に投げられる相手にもかかわらず巻き込んで乗っかっていました。
試合ともなればきれい事など言ってはいられないのでしょうが、普段から巻き込んで投げるのが当たり前になっているのかなと少し気になっただけです。




来週はいよいよ柔道フェスティバルです。
昨年リオが金メダル、マオが3位の賞状を貰った大会です。
各学年別、男女別と意外と狙い目の大会です。
今年はどうなるでしょうか。


おやじ的には今年も金メダル期待しています。


それでは。



2014年9月4日木曜日

今更ですが おやじ柔道(88)

すっかりご無沙汰してしまいました。
少年柔道の方はその後、秋の試合シーズンに向けて熱のこもった練習が続いておりました。
おやじの方も子供の練習に付きあって、子供中心の柔道生活でした。
先日、秋の試合シーズンの口火を切る形で、高浜でスポ少の柔道大会が行われました。
毎年夏休みの最終日くらいに行われる団体戦2試合のみの交流大会です。


マオとリオも出させていただきました。
リオはまだ2年生ですが、最近はどのチームも人数不足が深刻なため2年生が駆り出される場合もあるということです。
リオの場合は相手も2年生という事で出ることになりました。


夏の間の成果が試される一戦という事で興味深い試合でしたが、結果は何もさせてもらえず相手の技をいいように受け続けた挙句の一本負け。
それも背負い投げでの一本負けでした。
相手の子は男の子で体格はリオよりやや小さめ、動きは格段に速く、技出しや体の動きを使った崩しも休み無くよく出てました。
リオの目標とする柔道を逆にやられての一本負けで、本人もかなり打ちのめされていたようです。


マオは2戦行い、一戦目はこれまで二度やって二度とも勝っているF原君に終了間際に小外刈りで有効を奪い優勢勝ち。途中抑え込まれる場面もありましたが、肩ブリッジで何とか返して今回も勝利にこぎつけました。
2試合目は少し体格の良い子に押し倒されて抑え込まれて負けるいつものパターンでしたが。


マオについてはおやじはもう見放して久しいのですが、着実に力が付いているようです。
普段の練習でも、おやじはリオに掛かりきりでマオはほとんど見てません。
逆にそれが良いのかもしれません。
指導者として素人のおやじに教わるよりは。


リオについては残念の一言です。
動きが遅いという欠点が最近気になっていましたが、技が出ない、棒立ちで何もできないと、まるでおやじの柔道を見ているようでした。


おやじの柔道と言えば、今更ですが気付いた事があります。
おやじは乱取りで技が出ません。
組み手争いでいいとこを持っても、スタミナが切れて技に行けない、今までずっとそう思ってました。
でもそうじゃなかったんです。
最近、黒帯の指導者クラス、初段取りたてのK納君、ひょろひょろ中学生の非力なウミ君など色んなレベルの人と乱取りする機会があります。
大人の黒帯とは組んでるだけでスタミナを浪費しますので、「いいとこ持てても疲れてしまっていて技に入れない」まさにその通りなんですが、K納君やウミ君などはいいとこ持つのにさほど苦労はしません。
ですが、スタミナがまだ残ってるのにもかかわらず案外「掛け」に行けないのです。


さすがの頭の悪い勘違いおやじも気がついたと言う訳です。
「掛け」にばかり気が行ってしまって「崩し」をやってないことに。
「崩し」をしてないから技に入れる状態が作られず、要するに「作り」が出来ず、「掛け」に入る事が出来ない訳です。
ウミ君などには強引にいきなり「掛け」に行くことも可能ですが、それでもかなりの体力を浪費します。
何かがおかしい、そう思って当然です。


リオが先日の試合で、相手の攻めを受けるだけで何も出来ずに投げられたのもおやじが「崩し」を疎かにしているせいかもしれません。
「崩し」とワンセットで技は教えるべきです。
普段の打ち込みから崩しを入れた打ち込みをやらせるんです。
いや、指導者が「崩し」を常に念頭に置いてアドバイスを与えるだけで違ってくるのではないでしょうか。




とりあえずおやじにおいては当分、乱取りは崩しメインの乱取りをする事にしました。
崩して崩して崩しまくるんです。
それこそチョンと押しただけで飛んでくくらいまで。


スタミナが心配ですが死ぬわけではありません。
思いついた事は片っ端からやっていきます。
それが「おやじ柔道」です。




なんて事を帰りの車の中で考えながらいつものように21時に帰宅すると、嫁さんから「帰りが遅いから洗い物がいつまでたっても片付かない」といつものように責められます。
これも「おやじ柔道」です。




まあ、夕飯をおやじの分も残しておいてくれているだけましなのかも。
おやじ柔道を貫くのは家族の協力が必要です。


申し訳ないと思いつつも止める訳にはいかないのです。


何故かは自分にもわかりません。
それが分るまで止めれません。


今日はここらへんで。