診療時間

診療受け付けは

月曜―金曜
AM8:30 から PM12:00
PM2:00 から PM6:00

土曜
AM8:30 から PM1:00

日、祝祭日は休診です。
毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2013年6月23日日曜日

試合二回目(坂井市柔道大会) おやじ柔道(48)

 47歳で17年ぶりに柔道を再開してから二回目の試合に出てきました。
毎年この時期に行われる坂井市柔道大会です。
7月に行われる県大会の予選を兼ねているそうです。
いつも行っている坂井武道館にて行われました。
午前中に団体戦、個人戦ともに一気に行われました。
今年、坂井町は団体戦はメンバーが集まらなくて個人戦のみの参加でした。
坂井町から個人戦に出場するメンバーは三人、参段で軽量級のO本さんと弐段で重量級のI嵐さん、そして49歳弐段のへたれおやじです。

8時半集合とのことで8時半過ぎに坂井武道館に到着すると、いつも県立武道館で抜群のスタミナを発揮しているK納君が居ました。
「あれ、なんでいるの」と声を掛けると、彼は春江町の住人で月、木は春江柔道教室で少年の部の後の一般の部で練習しているのだそうです。
という事は今まで水、金の県立武道館のみならず月、木も春江で柔道をしているという事になりますね。
彼の事だから週4回みっちりやっているのでしょう。
週三回で体を痛めてしまうおやじとは根本的に体の耐久性が違います。
やはり歳の差を感じてしまいます。
今日は春江チームの一員として参加するとのことでした。
団体戦はもちろん個人戦も無段の部で。

道場の更衣室に入ると道着に着替えている年配の方が、背中のゼッケンを見て今日のおやじの対戦相手とすぐわかりました。
春江の方で年齢はなんとおやじより上の50過ぎだそうです。
昨年参段をお取りになられたとか。
パンフを見ると段位以外に体重が記されていて、90kgだそうです。
身長はおやじよりちょっと低めですが体の厚みが半端ありません。
ウオーミングアップの打ち込みも拝見しましたが、それなりにやりこんでいる様子がうかがえました。
K納君にそれとなく「M田さんてどう?今日あたるんだけど。」と聞くと少し笑みを浮かべて、「ああ、あたるんですか。強いですよ」と教えてくれました。
しかし、+80kg級は見渡すと100kg級ぞろいです。
88kgなんて中途半端な体のおやじが場違いに見えてきます。

K納君に少し打ち込みの相手をしてもらって、そそくさとアップを済ませて成り行きを見守る事にしました。
 春江町2チームと丸岡町1チームによる団体戦が始まりました。
試合が始まってすぐその迫力にたじたじでした。
少年柔道には無い、力のこもった組み手や足さばき、体さばきの音が本気というか必死というかものすごい迫力なのです。
中途半端な気持ちで参加すると怪我をすると言わんばかりでした。
試合のほうは、1時間半ちょっとで丸岡が優勝したと思います。

おやじはもうまな板の上の鯉状態です。
試合前の緊張感は何とも言えないものがあります。
普段の日常では明らかに味わう事は出来ません。
この歳でこの緊張感が味わえるのは幸せな事なのだろうか?などと考えているうちにおやじの出番です。
相手の方は右組みでおやじとは合い四つでした。
打ち込みや団体戦を見ているくせに相手が右組みという事をこの時初めて知りました。
案の定すごい力です。
固さがひしひしと伝わってきました。
動いて組み手争いをするスタミナも無いおやじは、案の定がっぷり四つに組んで力比べになりました。
相手も息があがっていますが、それ以上にがっぷり組んでしまうと身動きがとれません。
それでいてこちらは全く技が出せないのに相手は息を荒げながらも足技を飛ばしてくるのです。
時には大外も繰り出すなど、要するにおやじより技が出る分実力的に上なのです。
大外が出てくるという事は組み勝っているという事です。
技が出せないおやじは指導を立て続けに食らい、最後は大外でぐずぐずに倒されて技ありを奪われ、その時点で優勢負けしてしまいました。
まあ、見るに堪えない試合だったと思います。
思い切ったアクションを起こさなかったおかげで怪我はしませんでしたが。

以上のように復帰2戦目も無事終了しました。
冴えない結果ではありましたが、怪我が無かったことでほっとしています。
今年の目標である「試合に出る」はもうクリアしたとして、次の目標は「試合で技を掛ける」ですね。
そのためにはやはり重量級の大人と普段から乱取りをして慣れておく必要があります。
中学生はスタミナも無尽蔵でこまねずみのようによく動くので捕まえるのに一苦労ですが、組んでしまえば力が無い分、組み勝つのは容易です。
組み勝てればおやじでも技を掛けに行く事が出来ます。
スタミナが残っていればですが。
今日の様な重量級とは戦い方がまるで違うのです。
おやじの試合相手はおそらく今後も重量級ばかりなので、重量級の柔道に慣れておく必要があると感じました。

そういえば昨日の土曜日はJA主催の少年柔道大会がありました。
リオは二試合に出て二回とも負け。
マオは3試合に出て一回勝ちました。
そして二人とも3位の賞状を頂きました。
なんかおかしいですが、欠場で参加者が少なかったり、一回戦に負けた者同士を2部として扱いそこでトーナメントを行うという変則的な大会だっため、かなりの人数が賞状をもらう事が出来ました。
その反面明らかに実力的に上の子がたまたま一回戦勝って1部の扱いになったため二回戦で負けて3位になれなかったなんて事が起こりました。
まあ、1部と2部では賞の重みが違うと考えればいいんでしょうが。

親子そろってぱっとしない柔道週間でしたが、唯一マオが二勝目を挙げた事が救いでしょう。
といっても技を掛けて獲ったポイントではなく旗判定による優勢勝ちですが。
ダメダメと思っていたマオは今回の試合では意外に強くなっている印象を受けました。
おやじと一緒で技が出ませんけど、練習すればそれだけの事はあるんですね。
また一つ子供に教わった気がします。

まあ、やっと試合の重圧から解放されたのでしばらくは気楽に柔道の練習を楽しむことにします。
試合に出る気はしばらく起きないでしょうから。

2013年6月17日月曜日

ウデガイタイ おやじ柔道(47)

めっきり暑くなってきました。
柔道やった後の道着が汗でずっしり重くなっていい感じです。

今度の週末には、おやじの娘たちが通う柔道教室主催の柔道大会があります。
もちろん全員参加です。
おやじも含めて。
しかし、ここのところおやじと長女の柔道は尻すぼみの状態と言いましょうか、不調です。
長女のマオは、なんとなくやる気が感じられなくなりました。
楽しんでやっている風にはとても見えません。

おやじは冒頭にもあるように腕の痛みが慢性化して力が入りません。
最初は釣り手の肩の痛みだったのですが、最近では肩から上腕にかけて全体的に痺れるようなだる重い状態になってきました。
もちろん釣り手に力を込めて釣ろうとすると鋭い痛みは変わらずあります。
ただ、最近では引手側の上腕も似たようなだる重い感覚が出てきました。
乱取り中のスタミナも腕に関しては、あっという間に疲れて強く握れない状態になってしまいます。
歳のせいでしょうか。
常に力が入っている状況で乱取りしていますが、どうやらこのままいくと壊れてしまいそうです。
うまく脱力した状態で組むことを心掛けたいのですが、力を抜くと組負けてしまうので出来ません。
組手争いから組勝ったらすぐに技に行かないといけないのですが、なかなか思い切って技に行くことが出来ません。
いつ技に行こうかもぞもぞやっているうちにガス欠で終わってしまうというのがパターン化してしまって面白くありません。
ここらが一つの壁のような気がします。
ここで止めてしまうか、返し技を恐れず先に掛けて行けるようになるか、分かれ道だと思います。

次女のリオは同年代の子と乱取りする機会が無いので何とも言えませんが、今のところ順調に伸びてきてるようです。
技も覚えてきて乱取りでも積極的に技を掛けに行く光景をよく目にします。
もちろんチビなので返されることも多いのですが、そこは回りも気を使ってわざと投げられてくれています。
指導の先生方が相手の子供に無理に返さないようにさせているのですが、返し技を恐れて守り癖がつかない様にとの配慮なのでしょう。
リオはマオと違って体力的にも優れているようで、うまく教えれば強くなる可能性があると思います。
なにより練習に取り組む姿勢が違います。
やる時は一生懸命やります。
しかし、おやじも体調が悪い時はついつい流してやりたくなってしまいますので、マオの事はあまり言えませんがね。

それはそうと昨日の日曜は朝から自宅前の側溝清掃作業がありました。
近隣の住民総出で側溝の石蓋を外してバキュームが終わったら戻すという重労働でした。
側溝の溝板はコンクリ製でかなり厚みがあって1枚20kgはあろうかという代物でとても老人、女性に扱えるもんではありませんでした。
柔道おやじとしては普段の練習の成果を発揮する場と思いきや、前夜の柔道からくる疲労で腕、肩が張っており、溝蓋を10枚ほど上げ下げしたらもう力が入らなくなってしまいました。
近所のパパさんたちも四苦八苦してましたが、お隣さんでバスケのチームを指導しているパパさんは細い体にもかかわらず重い溝蓋をひょいひょい持ち上げていました。
明らかにこのおやじよりもパワフルで余計落ち込んでしまいました。
そんなわけで柔道翌日でただでさえ「おじいちゃん」状態のおやじは完全ノックアウトで、魂の抜け殻のようにうたた寝ばかりしてせっかくの晴れた日曜を過ごしてしまいました。

今度の日曜は試合ですが、何も考えず「無心」で臨む以外ありませんね。
勝とうと思っても勝てる状態ではありませんし、そもそもおやじの場合は試合に出ることに意義があるのですから。

2013年6月7日金曜日

近況 おやじ柔道(46)

 6月になり暑くなってまいりました。
子供たちも練習で柔道着を汗でじっとり濡らして帰ってくるようになりました。
おやじの医院は6月に入る頃になると、毎年そうですが患者数は激減します。
花粉の飛散が一段落するのと、暖かくなって風邪をひく人が減るせいです。
こればかりは仕方がありませんね。

6月には坂井町の柔道大会があります。
市民大会の一環で柔道部門も少年、一般の部とに分かれて試合をやるようです。
うちの娘たちも含めて、この日は全員参加の大会が催されます。
そんなわけで毎回熱のこもった練習が行われているわけです。

肝心のうちの娘たちはどうかというと、次女のリオは変わらずマイペースで黙々と練習しています。
大内刈りが気に入った様子です。
寝技の腕縛りも最近積極的にやるようになってきました。
ただ一つ問題があるとすれば、同じ学年、同じ体格の子がうちには居ないのです。
従って練習パートナーがいないということになります。
こればかりは運なのでどうすることもできません。
同じチーム内にライバルがいないということは、良くもあり悪くもあります。
良い点はもちろん無条件で試合に出れることです。
 指導者からはじかれる心配もありません。
同じチーム内でのレギュラー争いが無いというのは大きなストレス軽減であることは間違いありません。
悪い点は当然、向上心が無くなり上達しないことです。
よほど柔道が好きでないとモチベーションが保てません。

最悪なのはそれまでライバルが居なかったのに、いきなり強力なライバルが出現してしまうことです。
それまでのぬるま湯状態から一気にレギュラー争いの中に放り込まれたのでは、何となくやっていた者はそのギャップについていけずにそこで挫折してしまうでしょう。

うちのマオがちょうどその状態にあります。
リオはまだぬるま湯状態真っ只中ですが、そのうち同じ状況が発生するかもしれません。
なんせ体も小さく、決して素質に優れているわけではないのですから。

現在、うちの嫁さんはなんとかはっぱをかけてマオを奮い立たせようとしています。
毎回練習の後は地獄の説教タイムが待っています。
自分もあまりのやる気のなさをついつい一緒になって責めたりもしてしまうんですが、同じ柔道をやっている自分としては、これ以上言う気になれないというのが正直なところです。
自分も少年柔道経験者でしたが、子供のころの体格差というものは柔道にあっては、残酷なほどにどうしようもない厚い壁なのです。
10kgの体重差があればまず勝つことは難しいでしょう。
大人に置き換えて考えても、自分の倍の体重の相手にどうやって勝てばいいのか分かりませんもの。
しかも最近ではこの暑さです。
自分などは一本3分の乱取りを2本続けてやろうもんなら、白目をむいて気絶しそうなぐらい消耗してしまいます。
まあ、ガチガチに力が入りまくったおやじ柔道だからなんですがね。

というわけで我が家のマオは今、非常につらい状況にあります。
そのうち柔道を辞めたいとか言い出すかもしれません。
そうなったらリオもついでに辞めてしまうでしょうから、うちで柔道をやるのはこの勘違いおやじ一人という笑えない状況になってしまいます。
たぶんそれでも余計意固地になって辞めないおやじではありますがね。
これ、福井県人特有の気質だと思います。
周りの目を気にせず意地でしがみついて離れないというのは。
柔道とは無関係ですが、仕事上の付き合いをしている方で、これと同じ状況になっている方がいます。
どんな迫害を受けようと、意地でも現在のポストを明け渡そうとしない人が。
そんな状況がもう何年も続いていて、おそらく定年までそれは続くのでしょう。
また、そんな他人から見れば不毛以外の何ものでもない行為を受け入れる人間感情が福井にはあると思うのです。

脱線してしまいましたが試合は6月22日に少年柔道の大会があり、翌日の23日には一般成人の大会があります。
22日はおやじの本業である耳鼻咽喉科の福井県地方部会もあります。
もろに少年柔道大会とかぶってしまいました。
本来なら仕事優先で少年柔道の方は観戦を諦めるところですが、ど~しても見に行きたいんですよね、子供たちの戦いを。
また、うちの道場主催の大会なので試合の進行などで人手がいるんですが最近もろもろの事情で手が足りない状況なんです。
おやじも当然進行係で手伝わなければいけません。
翌日にはおやじの参加する一般の大会もあることだし、耳鼻科の学会もどうでもいいことなどないんですが、今回は勘弁してもらいたいですね。
ということで耳鼻科の方は欠席せざる負えません。
本気かと言われてしまいそうですが本気です。

肝心のおやじ柔道は相変わらずぱっとはしません。
最近風邪気味だったせいかスタミナが一段と無くなったようです。
3分の乱取り一本でもうダウンです。
ここまで持久力が無いと柔道になりません。
組手で勝ってもそこまででガソリンを使い切ってしまって、いいところを持ちながら技に行くことが出来ません。
「ダンスしに来たんかお前は」なんて言われてしまいそうです。
みっともないったらありゃしません。
こんな状態だから子供のことは強く言えないんですよね。
まあ、23日のおやじの復帰第2戦は前回同様おやじ一人でこっそり行って帰ってくるつもりです。
行きは自家用車、帰りは救急車なんて事にならなければいいのですがね。