診療時間

診療受け付けは

月曜―金曜
AM8:30 から PM12:00
PM2:00 から PM6:00

土曜
AM8:30 から PM1:00

日、祝祭日は休診です。
毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2015年10月22日木曜日

日々これ変わりなく おやじ柔道(103)

昨夜は久々に県武で汗を流しました。
かれこれ一か月以上の御無沙汰でした。
武道学園一般は今年度後期に入っており、覗くと一般黒帯の大人が三人いらっしゃいました。
一人はいつも少年の部で見かけるK島さんで、相変わらずの巨漢です。
残り二人は30代前半と後半といったところでしょうか。
2人とも柔道は十数年ぶりだそうです。
体格は70キロ台から80キロ台といった感じでこのおやじよりは小柄といえました。

久々に最初からの参加でした。
打ち込み10本、寝技5本、立ち技乱取りを7~8本といつも通りのメニューでしたが正直これが堪らなくきついのです。
前回練習したのは9月の半ばでしたので、約一か月ぶりでしたがまあこんなものでしょう。
ただ、相手が黒帯の大人ばかりだと正直スタミナ的にきついです。
大人の柔道家は小柄であっても腕力が半端ないのです。
相手と対峙した恐怖心からガチガチに力が入ってしまう事も原因でしょう。

支えや足技で一回づつぐらい転ばされてしまいました。
反撃はスタミナ切れで組み勝てず、果たせませんでした。
すっかり消耗してしまいました。
帰りに脱いだ道着をたたんでいると、背中や襟の周りに血液が結構付着しておりました。
よっぽど力が入っていたのでしょう。(相手の方が)
かく言う自分も人の事は言えないのですが。

で、今朝は久々に寝床から起き上がるのがしんどい状態。
「おじいちゃん状態」だったという訳です。
でもまあ、これといった怪我もありませんでしたし右肩の痛みも最近鳴りを潜めていますので満足満足といった感じです。

さて、近況ですが父が他界しました。
肺癌の肝転移で最後はモルヒネが投与されました。
今年の初めに肺癌が発覚してからこうなる事は何となく予測していましたので、本人家族に動揺はそれほどありませんでした。
父は最後まで父らしく「自分」を貫いて逝きました。

孫たちの柔道の試合のビデオをPCで見る事が何よりも好きな父でした。
自分がもうPCに向かえなくなってからも 「これからも試合のビデオを自分のPCに入れておいてくれ」 と言っていたのでその通りにしています。

最後に入院してから「今度、子供たちを連れてくるよ」と声を掛けると「いや、いい」と言いました。
「何故?」と聞くと「子供らにこんな姿を見られたくない」と言うのでした。
孫たちの前ではいい格好をしたかったようです。

孫たちともっと遊ばせてあげたかったのですが、自分の不甲斐無さのせいで叶いませんでした。
それが唯一の心残りです。

孫たちと言えばマオとリオですが、試合シーズンに入っており、マオは柔道と塾の勉強に、リオは何となく柔道に励む日々です。

リオはそろそろ柔道自体を見直す時期に来ているようです。
これまではこれといった技も無いのに勘に頼った柔道で何とか勝って来れましたが、もうそんなレベルでは通用しなくなってきました。
柔道はそんな甘くないのです。



マオの方は期待されてない分伸び伸び出来ているせいか、順調に伸びている感があります。
体の成長もこの時期、目を見張るばかりで身長はとうとう母親を超えてしまいました。
これまでの地道な練習は、成長期になって一気に実を結ぶものだと感じています。

マオ本人は小学校を卒業すれば柔道とはおさらば出来ると考えている節がありますが、実は中学に上がっても柔道を辞めさせるつもりはありません。
どんな形になるかわかりませんが、最低でも週2回は道着を着てもらう気でいます。
試合も柔道教室の所属で出ることが可能なようですし、場合によっては一人柔道部で中体連の大会に出る道もありますので。
後で吠え面かくなと言ったところです。


父の葬儀の後のバタバタも四十九日に向けて終息しつつあり、変わりない日常が戻ってきた感じです。
最後に一言。
「良きかな 人生」 ふと浮かんできた言葉です。

それでは。