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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2012年12月26日水曜日

今年最後の練習 おやじ柔道(27)

昨日は今年最後の練習となる坂井柔道教室に行ってまいりました。
火曜は通常少年の部だけですが、少年の部は先週土曜で納会も終わってしまったので、大人だけの練習でした。
といっても現副キャプテンのMちゃんと、次期キャプテンのG君は自主的に参加していました。
うちの長女のマオもおやじとセットで参加です。
あとは中学生と、中学生のお母さんで白帯ママさん柔道家のSさんです。
Sさんはかなり積極的に柔道に取り組んでいまして、県立武道館のレディース柔道教室にも欠かさず参加しているようです。
年齢はおやじよりは若いですが四十路です。
しかし柔道のおかげでしょうか、それとも元からなのか、体の柔らかさが半端ではありません。
見た目もかなり若めです。

そんなメンバーで総勢約8人、それと指導の先生が3人、付添のお母さんが3人という面子で午後7時から開始でした。
いつもは子供たちにやらせて、横でハッパをかけているだけの準備運動もフル参加です。
しかし親父には到底ついていけるものではありません。
いつもは屁たれとバカにしているマオにも置いて行かれる始末で、歳をつくづく思い知らされました。
そのあと、寝技、打ち込み、立ち技乱取りとこなしましたがいつもと違って疲労がたまった状態だったので中学生との乱取りも満足に行えずでした。
一晩寝た後の今日は、体は何ともないのですが一年前なら動くのもつらい状態だったでしょう。

練習はなんだかんだで約二時間と、おやじにしてみればよくついて行けたと思われるメニューでした。
練習の後はお菓子が配られ、ささやかなクリスマス会となりました。
こんなクリスマスもいいもんです。
おやじはどう参加していいのやら最後まで戸惑ったまんまでしたが。

とにかく怪我無く、最後の練習は無事終了しました。
この一年は怪我の連続でしたが、幸いどれも大きな怪我ではなく柔道を休むことなく回復できたようです。
あとは禁煙を行えばちょっとはまともにできるようになるのでしょうか。

最後に娘たちの柔道についてですが、長女のマオは最近目を見張ることが多くなってきました。
案外素質があったのかもしれません。
次女のリオは、いきなりデビュー戦で優勝したのはラッキーでしたがその後はいまひとつ目に見える上達はないようです。
次の試合あたりで大きく明暗が分かれる気もします。

こんな感じで正月を迎えます。
三週間前に痛めた腰も、正月休みでしっかり癒したいと思います。
来年も無事に柔道ができますように、そして早く二段にふさわしい実力を早く身に着けたいと願う、加齢臭漂うおやじでした。

2012年12月12日水曜日

高校生との乱取り おやじ柔道(26)

今夜も行ってまいりました県立武道館。
わざと少し遅刻して行きました。
何故かというと、恥ずかしながら最初に正座してあいさつする時の号令の掛け順がいまいちよくわからないというボケおやじ状態だからです。
道場を見ると、相変わらずさびしい状態。
師範の陣取る一角にはだれもおらず。
よく見ると居残り小学生、女子たちに混じって白帯高校生の荒ちゃんが同じ白帯君と打ち込みに精を出しているではありませんか。
一般の部に混じって下手くそおやじの自己満足の餌食になるのは御免とでも言いたげな・・・・。

しかたありません。
そのうちどこからともなく湧いてくる、腕自慢高校生の餌食になるしかありません。
1人で柔軟をしてやつらが来るのを待ちました。
案の定、手頃な獲物(もちろん私、へたれ勘違いおやじのことです)を見つけて奥のほうから少しずつ寄ってきます。
なんだかライオンが狩をするようですね。
自分は、天敵が襲いかかって来るのを分かっていながら観念して、ひたすら待つ草食獣です。
なんだか笑えますね。

さて、そんな時1人の見るからに猛者の雰囲気を漂わせた中肉中背の高校生が寒そうに現れました。
師範に挨拶しています。
早速、Y村先生におやじが紹介されているようです。
「耳鼻科の先生、お医者さんだよ…」なんて聞こえてきます。
師範に促されて渋々おやじに近づいてきました。
H高校のF田君とゼッケンに書いてあります。
なんかどっかで聞いた名前です。
たぶん、県でもトップクラスの高校生なんでしょう。

「あの、打ち込みをやるよう言われました。」かわいい顔してまだ高2とのこと。
お願いしますと一礼を交わし、打ち込み開始しました。
さすがに一流の打ち込みはスピード、切れ、安定感が違います。
おやじのように無理な力が掛ってないのがよくわかります。
しかし、一年前ならとても恥ずかしくて打ち込みなどできなかったでしょう、こんな強い選手と。
それが出来るようになっただけ進歩と前向きにとらえましょう。

さて、あっという間に約十本の打ち込みが終わりました。
寒さのせいかおやじもあまり息が上がってません。
そのまま乱取りに突入。
さあ、戦闘開始です。
組み手は思いのほかオーソドックスで、きちんとセオリー通り引き手から取ってきます。
おやじの組み手が厳しいと見るや、足を飛ばして注意をそらしすかさず引き手を取ってきます。
体重差が恐らく10キロ以上あるからでしょうか、おやじも一本目なので体力十分だからでしょうか、組負けることはあっても投げられるとこまではいきませんでした。
もちろん試合なら優勢負けですけれど。

その後いつもの軽量級Y口君。重量級のN瀬君と続けてやりましたが、高校生はスピードと切れはもちろんですが、技に入る時の思い切りがものすごくいいのです。
というか、一つの技に入る時は鉄砲をぶっ放すかのように一気に繰り出します。
そうです、おやじにはこの思い切りのよさが欠けているのです。
相手を見ながらじわじわ入っているようでは掛るわけないのです。

目からウロコのおやじです。
気がつくとN瀬君とは2回も乱取りしちゃいました。
スタミナも珍しく続いた感じです。
何より体を何処も痛めませんでした。
こんなことは珍しいと言っていいでしょう。

これなら明日、明後日と3日連ちゃんで柔道が出来そうです。
明日は小学生相手ですけどね。
でも春江のイキのいい子供が相手なら案外おやじのいい練習相手になってくれるかもしれません。

ちなみに今日は、あまりの寒さに柔道着の下にスウェット上下を着てしまいました。
県立武道館では初めてです。
でもしょうがないでしょう、この寒波の中、柔道しに行くだけでも奇特なんですから。

変なおやじを通り越して、痛いおやじと思われている気がします。
今日の収穫は 「技に入る時はためらわず、一気に」 です。

2012年11月22日木曜日

おっちょこちょいで馬鹿野郎2 おやじ柔道(25)

練習終了後事件は起きました。
いや、すでに起きていたことに気づいていなかったのです。

いつものように道場の隅に置いた自分のバッグを持って玄関に向かいました。
ぞうりを下駄箱から取出しここらでバッグのポケットにいつも入れてある車のキーを探りました。
ない・・・・。
上着のポケットも調べましたが無い。
次にバッグを全部中身を引っ張り出して調べましたがありません。
まさか鍵を無くした?
自宅のカギから病院のカギいっぱいじゃらじゃら付いたおやじのマスターキー達が無いのです。

更衣室に行き調べましたが無い、車まで行き調べたが無い、仕方なく武道館の管理人室に行き、鍵の落し物が届けられてないか問い合わせました。
当然届けられているはずもありません。

師範の一人でもあり、県立武道館勤務のW谷先生にも事情を話し一緒に探していただきましたが見つかりません。
いったん落とした大道場の照明も再度つけてもらい探しました、懐中電灯を借りて駐車場も探して回りましたが無いのです。

ここでよく考えてみました。
いつも武道館に車で到着した後、エンジンを切ってキーを抜きます。
そして、トランクに入っている道着のバッグを取り出すため車内のレバーを操作してトランクを開けます。
そして車外に出た後すぐにオートロックでカギをかけてしまいます。
トランクは空いた状態なのでバッグを取り出した後バタンと閉めて、いつものようにそそくさと道場に向かいました。
遅刻したこともあり、ひょっとしたらトランクの中に鍵を置き忘れた可能性があったのです。
というかバッグのポケットに入れたつもりが暗いので外に滑り落ちたかも。

とりあえず、これ以上の捜索は無駄ということになりました。
車は武道館の駐車場に残して、W谷先生の車で自宅に送ってもらいました。
誠に申し訳なくて情けないおやじです。
でも鍵の紛失などいつかは起きることです。
それがたまたま今日だったというだけの事と思い気を取り直しました。

車内でW谷先生に「今まで10年以上使ったことのないスペアキーなど探しても見つからんよ~」
と言われました。
また、「奥さんが管理して持っていたら、そりゃボーナス出さなあかんね~」とも言われました。
確かにしょっちゅう引越しだの部屋の模様替えをしている家にスペアキーがある可能性は極めて少ないと思われました。

自宅に送っていただき、深々と礼をしてW谷先生を見送り家に入りました。
家内は子供と入浴中でした。
出てくるのをじりじりしながら待ちました。

結局、スペアキーは見つかりました。
どうやら最悪の事態は回避できたようです。
しかし、県立武道館へはタクシーで戻ることになりました。

仕方なく春江タクシーに電話です。
タクシーは10分ほどできました。
県立武道館と行先を伝えると、その後の会話は何もありませんでした。
こんな時間に誰もいない武道館へ何しに行くのといったところでしょう。

武道館の真っ暗な駐車場に行き合鍵でトランクを開けてみるとやっぱりありやがりました。
この野郎といった感じです。
でもほっとしたせいか、妙に得した気がしました。
もしトランクに鍵が無ければ、また自宅でスペアキーが見つからなければ、それはそれはめんどくさいことになっていたでしょう。

妻にボーナス仕方ありませんね。
その後家に帰るともう11時近くでした。
それから、柔道衣を洗濯機で洗濯し、その間に冷えた鍋の残りをつつき、医院の帳簿付けをし、冷めた風呂に入って疲れを癒し、洗濯の終わった柔道衣を外に干して一日を無事に終えたおやじでした。

めでたしめでたし。
 

おっちょこちょいで馬鹿野郎 おやじ柔道(24)

寒さも増し、めっきり日の暮れるのが早くなってきました。
昨日は県立武道館で柔道の日。
職員の給料振り込みなどの残業で、夜8時前にやっと到着したおやじでした。
練習は7時半からすでに始まっているはずなのですが、のぞいてみると一般の部は誰もいない雰囲気。
よく見ると白帯高校生と、中学生が少年の部居残り組に交じって練習していました。
見分けがつきません。
なんともさみしい光景でした。

一人で道場の隅で柔軟体操をやって体をほぐしていると、師範のY先生が「おお~い、〇〇、齊藤先生の相手してやってくれ~。△△、齊藤先生の相手しろ~。」と大声で怒鳴っています。
いつもきつめの相手に声をかけて頂けるので、うれしいのやら、迷惑やらといった感じなのですがとりあえずありがたいことです。
そんなこんなで遅刻してきたおやじの乱取り稽古が始まりました。
最初は白帯高校生の荒ちゃんです。
少年の部に交じっていつもは形の練習をやっているKさんをバンバン見事な背負いで投げていたので少しは強くなっているのかと思いきや、組手が弱すぎてまるで話になりません。
好きなところを持たせても簡単に組勝ってしまうので、ちっとも息が上がりません。
珍しく三本連続でやれてしまいました。
もちろん投げまくりです。
と言ってもかなり手加減しましたが。
Kさんをバンバン投げていたのは、どうやらわざと投げられていたようです。
形専門だけあって投げられるのが異常にうまいKさんです。

いい感じで汗をかいたので少し休憩を入れようかと思いきや、高校生のY口君がすっと近寄ってきました。
ここでは乱取りを申し込まれたら断る訳にいきません。
彼は県大会でも軽量級トップクラスなのではっきり言ってやりたくない相手です。
さすがにスピードが半端ないので組手争いでは勝てず、先にいいところを持たれてすぐに技を掛けてきます。
またしても足もとに這いつくばるしかないおやじでした。
地獄の3分が過ぎ、ようやく休もうかと思ったら中学生N瀬君が行く手に立ちはだかりました。
彼は中学生で県トップクラスで、81kg級のパワーファイターです。
地区レベルの大会では余裕の優勝常連君です。
にもかかわらず、毎回おやじが疲れ果てたころを見計らって挑んでくるのです。
少しずるいやつです。
でも、そこは中学生、組手が雑で高校生のようなスピードもないので何とかおやじは投げられずに立っていられます。
もう少しスタミナがある時だったらもっとましに相手を務められるのに残念です。

N瀬君との3分も終わりやっと休憩できるかと思っていたら、またしても師範のY先生が相手を指名してくれました。
生きのいい中学生O川くんで、荒ちゃんと違って小学生から少年柔道クラブでガンガンやっている中学で黒帯コースの子です。
おやじはもうヒーヒーゼーゼ―です。
O川君も必死に足を飛ばしてきます。
気が付くとオヤジの左足のむこうずねの皮がペロンとめくれて血が出ていました。
意地で一回投げたと思います。
そして左足親指がまたしても突き指です。
畳に引っかかって内側に折れ曲がってしまうんですよね。
「ビキッ」という音がして激痛でへたり込んでしまいました。
もう何回やったかわかりません。

ようやく休むことを許されました。
大道場の隅で息を整え傷の手当てをしていると、いつの間にか先日昇段審査を受けたはずのK林くんが立って見ています。
声をかけると、昇段審査はダメだったそうで、やっぱりなといった感じでしたが、気になったのは右膝の頑丈な装具です。
そうです。
彼はやってしまったのでした。
右膝前十字靭帯。
12月にオペをするようなことを言っていましたが、オペなどすれば復帰に半年はかかります。

それでも道着を着て道場に顔を見せに来るのが痛ましく、おやじは掛ける言葉が見つかりませんでした。

おやじも右膝前十字靭帯を痛めてかれこれ一年近くになりますが、最近は正座の時の痛みも和らいできたようでこのまま治って行ったらいいなあという感じです。
一か月ほど前に急に一瞬膝の力が抜ける現象はあったのですが、その後はありませんし。

最後に、いつも終了15分前にやってくる異色柔道家、H本さんとの乱取りを命ぜられました。
もう勘弁してくれと思いつつも、相手をしたらいつものようにシビアな組み手争いから相手の後ろ帯を持つことに成功。
そのままひきつけて大外刈りに刈り倒しました。
考えてみればこの小柄ながらも筋肉隆々のH本さんを畳に這わせたのは初めてです。
ここまで来て気が付きました。
「ひょっとして俺って強くなってる?」

終わってみれば大満足の30分間でした。
いつものように整理体操からサーキット、整列して礼を終え、道着姿のまま帰ろうとしたところで事件は起きたのです。

つづく。

 

2012年11月14日水曜日

遂に初勝利 おやじ柔道 (23)

平成24年11月11日(日)に坂井町武道館において第11回坂井町柔道団体大会が行われました。
坂井町柔道教室が主催する大会で、近隣の柔道教室が参加する団体戦のみの大会です。
小中学生の試合経験を積ませるための大会といった感じで、午前中でおしまいです。

長女のマオがとうとう初勝利を飾りました。
思えばデビュー戦は昨年のこの大会でした。
それから一年、全く勝つことができませんでした。
練習試合でさえも。
でも、おやじには分かっていました。
そろそろ勝てる日が近いということを。

マオは結構練習はまじめに出ています。
この一年で休んだ日数は10日はいってないと思います。
最近背負い投げに覚醒しました。
約ひと月ほど前から、背負い投げの打ち込みがやけにキレを増しているのが目立ってきました。
それがつい最近、乱取りでも背負いが決まるようになってきたのです。
相手がいくら弱かったとしても、動いている人間相手に技を決めることはある程度の熟練度がなければ不可能です。

試合のほうは大外返しで技ありの内容勝ちというものだったんですけどね。
背負い投げは一回投げるそぶりが出ただけでした。
背負いに半分入って戻りましたが、前回までの試合とちがってスピードが段違いでした。


次の試合あたり、背負い投げがさく裂するかもしれません。

マオについては、全くセンスというものが感じられず、「こりゃだめかな~」て感じでしたが、続けているとこんな突発的な化学変化もおこるんですね。
本人は別に一生懸命やっているわけでもなく、何となくやっているようにしか見えないんですけどね。
リオの優勝が刺激になったかもしれません。

そのリオなんですが、今回もまあまあでした。
実はお受験のため、直前の一週間を練習休んで受験勉強にあてるという状況だったので、あまり期待はしていなかったのですが、一勝二分けで何とか面目を保ったようです。
その二分けの中には、K道場の小1女子、柔道フェスティバルで確か二位になった子が含まれています。前回負けたK道場のK君にも引き分けました。
勝ちは一本勝ちです。
こう書くと明らかに前回の内容を上回っていますね。

リオは受けが強くめったに投げられません。
バランスがよいのと体が柔らかいからだと思います。
今回の試合でも耐えて耐えて、相手が攻め疲れた後半、逆転を狙うといった内容でした。
一本勝ちした相手は、ヘッドギアをつけたいかにも初心者といった感じの小1の子でしたが相手が格下ということもあり常に先手を取って攻めていました。


こちらも楽しみです。

で、おやじはと言えば当日試合の後かたずけの後、道場で父兄のみんなで弁当をいただいておりました。
2G先生が熱心に試合に出ることを勧めてくれました。
「参段取るつもりなら今のうちに点数取っておいたほうがいいですよ~」
確かにそうなんですけどね。
これからはどんどん年をとっていき、衰える一方ですからね。

来年あたりひそかにおやじのデビュー戦が敢行されるかも知れません。
貴重な記録をだれかビデオ撮って~て感じです。

2012年10月29日月曜日

片膝背負い (おやじ柔道22)

昨日は県立武道館での合同練習会でした。
もちろん少年柔道のです。
私おやじ柔道家も柔道着を着て指導者面して参加しました。
もちろん勧められてのことですけど。

前回の強化練習のように高学年と低学年の二つに分かれて乱取り中心のメニューかと思いきや、今年春の全日本選手権に久しぶりに福井県から出場した敦賀高教諭の西村選手の講師で、講習会のような内容でした。
おやじには大変勉強になりありがたい内容でした。
しかし、うちのへたれ長女マオには少し高度だったようで、一生懸命教えはしましたがあまりついていけてませんでした。

午前、午後に10本程度の寝技、立ち技乱取りもありましたが見ていて気になったことがありました。
冒頭の片膝背負いを連発している女の子がいたのです。
この子は先月の柔道フェスティバルでも確かこの技で優勝をさらっている子です。
前回優勝者の子がこの片膝背負いの連発に有効を取られまくって敗退していました。
その時も審判の協議がなされていましたが、結局反則扱いにはなりませんでした。
それは片膝だから。
両膝をついての背負い投げは少年柔道では禁止されていて、一発反則負けになることもありますが、片膝だとお咎め無しということのようです。
でも、これってどう考えてもおかしいと思います。
そもそも、両膝背負いがなぜ禁止されたのか調べてみました。
相手の股の間に低く潜り込んで両膝をついた状態で前方に巻き込んで投げるやり方は、勢いよく突っ込んでくる子が多い少年柔道では非常に決まりやすく、小さい子が大きい子を投げるのに最も有効な技と言えます。
しかし、低い状態での背負い投げは相手が頭からまっさかさまに畳に落ちる危険性が高く、別名背負い落としと言われ死亡事故につながった事例が多かったのです。
掛けるほうも膝を勢いよく畳につくので膝関節の変形や、損傷につながるとして禁止事項となりました。
両膝をついての背負いが禁止となったことを受けて、片膝背負いをやる子が出てきたのです。
でも、なぜ両膝背負いが禁止となったのかを考えれば片膝の是非も一目瞭然だと思うのです。
低い背負い投げには変わりないのですから、投げられるほうの危険性も変わりないはずですから。
調べると、片膝から立ち上がり、立ち背負いになることが前提であるとの理由で片膝背負いは現在も容認されているようです。
一部の地域では、試験的に片膝も反則扱いとして大会が行われているようですが。

昨日の片膝背負いの子は、どう見ても片膝から立ち背負いに変化するそぶりはなく、片膝から時には両膝着きに変化してバンバンまっさかさまに相手を投げていました。
幸い頭から落ちる子はいませんでしたが、頭が最初に畳につきそうになり、「危ない!」と思うことが頻回にありました。
この子はこの片膝背負いが面白いように決まるものだから、他の技を掛けようともせず、ひたすら片膝の低い背負いを連発しているのです。
おそらく指導者も反則ではないという強い信念を持ってこの片膝背負いを肯定しているのでしょうが、どうなんでしょう。
この子の柔道は、近い将来禁止されるであろう片膝背負いに特化してしまい、大きな壁にぶち当たるのは目に見えています。
何よりも重大な事故がそれまでにおこることも十分考えられるのです。

そんな訳で今日は疑問に思ったことを書いてみたおやじでした。
自分の柔道は割と好調です。
怪我する頻度も最近はかなり減ってきました。
金、土曜と連チャンで柔道をやってもそれほど体はきつくなくなりました。
黒帯を投げることもちょくちょくになりました。
スタミナの無さは変わりませんけど。
続けることで柔道は誰でも強くなる。
金野先生の教えどうりでしょうか。
先週の金曜日には県武の偉い先生から審判の資格を取ってみたらどうかと言われましたが、その前にルールをよく勉強してからですね。
現行柔道の禁止技もよく理解してないおやじですから。

最近ちょっとだけ調子に乗っているおやじでした。



 

2012年10月11日木曜日

おやじ柔道 弐段(21)

今回は先日行われた少年柔道大会について書きます。
10月8日は末っ子のリオがデビュー戦でした。
5歳なので幼年の部で出場です。
要するに幼稚園生の部です。
長女のマオは小三で団体個人両方にフル出場でした。
といっても団体戦は各学年で一人ずつ出ることになっていて、うちの柔道教室は三年生がマオ一人だけだったというだけの事です。
ちなみに三年生以下は次女の幼年の部も合わせて幼稚園から三年生まで各学年一人ずつしかいません。
そんな状況であるということを先に話しておきます。

さて、試合のほうですがまず団体戦から始まりました。
うちの娘たちが所属する坂井町、春江町、丸岡町、川口道場の4チームでリーグ戦です。
結果は我が坂井町は2位。
マオは3試合に出場し、一回引き分けて残りは敗退とまたしても初勝利はお預けとなりました。
最近は打ち込みなどでも進歩が認められるのですが、試合と練習では本質的な部分で決定的な違いがあると思います。
それをこれから話すリオの試合で痛感しました。

団体戦が終了するともう11時。
午前最後はいよいよ幼年の部です。
実は幼年の部は3人しか出場選手がいなかったので、総当たり戦となりました。
初戦はガチガチに緊張した中、相手は川口道場の川口君。
道場のお子さん、川口兄弟の一人みたいです。
その相手が大外刈りをかけてきました。
伸びてきた刈り足をまたぐ様にかわしました。
相手はそれでもめげずに再度大外刈りをかけてきました。
それも右足でひょいとまたいでかわしました。
そのあとはこれの連続です。
気が付くとリオは相手を軸にして反時計回りにぐるぐる回っていました。
当初の作戦では組み際に背負い投げに行く作戦でしたが、とてもそんな余裕はありません。
そうこうしているうちに終了間際、ついに相手の大外が決まり横倒しから背中を着いてしまいました。
そのまま袈裟固めで勝負あった、と思った次の瞬間なんと相手が首に回した腕を抜いて脱出に成功。
一本負けは免れました。

二戦目は初戦と同じ川口道場の子、お兄ちゃんは中学、小学生で名をはせている柔道兄弟の末っ子です。
連戦となりスタミナに自信の無いおやじなら死んでるところです。
初めの掛け声とともにお互いダッシュで組み合う幼稚園児二人。
なんともかわいい光景です。
しかし周囲はそんな余裕は全くなく、大声援の嵐です。
お互いの陣営が試合場外線のすぐそばで声を枯らして叫んでいます。
相手の子は初戦の相手よりもどうやら一枚上手のようで、同じ大外刈りをかけてきますが初戦の様にうまくかわすことが出来ずあっさり刈り倒されました。
が、次の瞬間目を疑いました。
倒される瞬間体をひねって背中が畳につくのを避けたのです、要するに腹這いに倒れたのです。
腹這いで背中が着かなければポイントはありません。
相手はリオが体をひねったせいで前方に大きく転がりました。
同様の光景がその後二回続いて会場は笑いと声援で大盛り上がりです。
審判はどうしてよいかわからない様子です。
そのうち相手の大外のタイミングを見切ったのか、倒されなくなりました。
初戦の様に反時計回りにぐるぐる回りだしました。
リオは左組み、相手は右組のけんか四つなので自分の引き手側に回っていくわけです。
そして、相手の大外の刈り足をまたいでかわす光景が再現されてきました。
今回の相手はしっかりと技に入ってくるので完全にかわすことが出来ず、何とか踏ん張って耐えながらもぐるぐる回るのをやめません。
そのうち気が付くと自分が相手のすぐわきにいて大外刈りに行くのに絶好のポジションになっていました。
場内から大声援に交じって指導のY先生の「おおそと~」の声が届いたのでしょうか。
リオが大外刈りで反撃すると相手は後ろによたよたと座り込むように倒れました。
すぐ寝技に行こうとするも逃げられ再開。
またぐるぐると相手の周りを回るリオ。
しかし今回は明らかに反撃の機をうかがっていました。
再度大外刈り、今回はきれいに背中が着きました。
一本取るほどの勢いはなかったですけど。
そのまま今度はリオが袈裟固めで抑えました。
しかし、相手の腕をしっかり押さえていなかったのですぐに逃げられてしまい試合再開。
相手はポイントリードを許したことが分かったのか、怒涛の大外刈りを連発してきました。
ぐるぐる回りながら耐えるリオ。
覚えたばかりの背負い投げに入る素振りもしてましたが、なんとか耐えたところで試合終了となりました。

会場は試合が終わってもざわめいていました。
まだ熱戦の余韻が残っていました。
主審と二人の副審が集まって何やら協議しています。
やけに長い間協議しています。
そういえばお互い派手に倒し倒されの試合でしたが、審判の有効だか、技ありの裁定ははっきりしませんでした。
審判も訳が分からなくなっていたのかもしれません。
長い協議の末いよいよ勝敗が告げられました。
最初相手の子に向かって左手を横斜め下に出し、右手で無しのポーズ。
有効が取り消されたということです。
相手陣営は自分たちの子に向かって手が上がったので、勝ったものと思い歓声を上げています。無しのジェスチャーの後、手を真ん中にして引き分けのジェスチャー。
ここで本部から「違う」の合図。
最後にようやくリオに向かって手が挙げられリオの勝利が確定しました。

歓声が上がり、ほっとしたのもつかの間、さっそく残りの二人の試合が始まりました。
ここでなんとリオが勝った相手が、リオの負けた相手に勝ってしまったのです。
ということは、勝ち負けだけで考えると三人とも一勝一敗で差がありません。
内容で見るとリオとリオに負けた子が同点で並ぶという結果になりました。
ここで決定戦の話も出ましたが、坂井市柔道協会会長の「もう直接試合して勝負がついている」の一声でリオの優勝が決まりました。
万歳。

長々と書きましたが後でビデオを繰り返し見てみると、リオのすべての動きが優勝につながっていると思えてきました。
初戦は判定負けでしたが最後の抑え込みを逃げられなければそのまま一本負けとなり優勝はできませんでした。
引手側に回って相手の技を凌ぎ、自分の技に入る機会をうかがったのも立派。
最後に大外で倒した後、すかさず袈裟固めに入ったのも立派です。

あまり書くと親馬鹿が過ぎるのでやめますが、勝負に対する執念はおやじも見習うべきものがありました。
マオに足りないのもこれだと思います。
そしてそれは人から教わって得られるものでなく、生まれながらに持っていなくてはならない物だと感じたのです。

試合が終わって数日経ちましたが、リオはいつものリオで、マオは悔しさを表面には出さないものの、考えるところがあるようです。

おやじは自分の一生を通じて縁が無かった優勝の賞状を金の額縁に入れてボ~と眺める日々です。
正直「信じられない」「うそみたい」
これが弾みとなって大化けしてくれるんでしょうか。
試合後しばらくはリオが遠い存在に感じられて仕方がなかったへたれおやじでした。

おめでとう。
そしてありがとう。

2012年9月23日日曜日

おやじ柔道 弐段⑳

昨日は柔道フェスティバルで長女の試合がありました。
各学年男女別の個人戦トーナメントで、小三女子は長女を入れて5人。
しかもうち一人は欠場で、一回勝てば三位という好条件でした。
しかし世の中そんなに甘くないのでした。
そうです、粘りはしたものの初戦敗退となりました。
一度転がされて抑え込まれたのをなんとか逃げたのは進歩だと思います。
が、もう一度投げられ合わせ一本での敗退でした。
相手は明らかに長女より経験が長いようでいた仕方ありません。

中学生、高校生、一般、ママさんといろんな柔道家が一堂に会したこの大会は見ていてとても面白いものでした。
各試合場でそれぞれの年齢層の試合が一度に見れるのです。
試合前の打ち込みなどの準備運動を見ているだけでも新たな発見があります。
打ち込みは自分などは、毎回全力で体をぶつけるような打ち込みをずっとやってきました。
しかしこの日見た試合前の打ち込みは、高校生などうまい選手ほどスピードとリズムに乗って軽々とこなしていました。
見ていて実にスムーズです。
自分のはというと、いかにもどんくさい、一回一回苦悶の表情で渾身の力を込めてやるものだから、体に力が入りすぎてガチガチになりうまく体が回りません。
10本も行うとすっかり息が上がってしまい、その後の寝技や、立ち技乱取りに使う体力はゼロの状態、とここまで書いていて自ら恥ずかしくなってしまう内容なのでした。

その夜、いつもの坂井柔道教室少年の部は試合当日ということもありお休みでしたが、成年一般の部は行うということで行ってまいりました。
中学生や、ママさんと少年の部の有志たちといったメンバーでいつもの回転運動からです。
やってみると、開脚前転や、開脚後転は何とか勢いをつけて出来ましたが、側転をやっていて気持ち悪くなってしまいました。

打ち込みは昼間の高校生たちの軽やかな打ち込みを少し真似して力を抜くことに注意を払いました。
しかしリズムに欠けた気の抜けた打ち込みになってしまいました。
しっかり両手首を内側に反して手首で崩して、両肘をつっぱり圧力をかけて、後方に右足を振り上げ、勢いをつけて・・・・   やってるつもりですがうまくつながりません。
頭で思い描くイメージと、実際自分がやっている打ち込みのギャップが大きくて悩んでしまいます。

そのうち自分にもあのような軽やかで鮮やかな打ち込みが出来る日が来るのでしょうか。
今のぎこちない打ち込みのままでは、試合など恥ずかしくて出れたものではありません。

そろそろ柔道を再開して一年、体は何とかついていけるようになっているみたいです。
それ以外は・・・・あまり変わってないかも。
 
 
今日の休日は、昨夜の脇締め運動ですりむけた両肘を気にしつつ、常に柔道の事ばかり考えているおやじでした。
 

2012年9月15日土曜日

おやじ柔道 弐段⑲

最近とんと御無沙汰でした。
しかし柔道は相変わらず続けております。

体の具合は何故か比較的好調です。
慢性化していた右肩の痛みもここ最近急激に落ち付いてきまして、なんかこのまま無くなりそうな気がします。
左肩をランニングで痛めた時と同じ収束の仕方です。
結論は50肩。
腱板損傷などを心配していましたが何となくこのまま続けられそうです。

柔道のほうは相変わらず冴えない感じですが、最近担ぎ技に目覚めました。
背負いや、そで釣り込み腰などです。
目覚めたといってもまだまだ実践で通用するレベルには程遠いのですが。

子供らのほうは順調に柔道を身につけていってます。
長女は最近打ち込みや自由練習などで、明らかに以前とは違う力強さとスピードを感じます。
次女は、受け身が身についてきたようで、自由練習でも以前のように無抵抗状態では無くなりました。
デビュー戦も10月8日に決まりました。

今日は土曜の坂井柔道教室でした。
やはり土曜日はここで柔道をやらないと一週間が終わらない感じです。
汗でびちょびちょになった柔道着を子供の分も合わせて洗濯して外に乾すのが最高に幸せな時です。

ちなみに今月は22日に県立武道館で柔道フェスティバルがあります。
長女は試合に出ますが、一般成人の方も試合が出来るのです。
ママさんの部、無段の部、初弐段の部、参段の部などです。
自分は来年初弐段の部に出ようとひそかに考えています。

まだまだ頑張りますよ。

2012年8月11日土曜日

おやじ柔道 弐段⑱

木曜の練習は休んでしまいました。
火曜日にいい汗かけたせいか、疲れが抜け切れてなかったのです。
おやじと言うほかありません。
そんな訳で今日は気合も新たに行ってまいりました。
もちろん少年の部の最初から。
ほんとは今日も寝違いで首が痛くて気乗りがしなかったのですが、週末の柔道は休むと一週間が終わった気がしないのです。
そういえば、土曜日の練習だけは、怪我の時以外は休んだ記憶がありません。

道場に入るとなんと数の少ないこと。
中学生は一人だけ来てました。
ギンガ君のお兄ちゃんのシンキ君です。
お母さんも来ています。
でも、キャプテンのコーセー君と妹のアカリちゃんはお休みです。
世間はお盆休みといったところでしょうか。

数えてみるとなんと8人。
遅れてユウサク君とヒバリちゃんがやって来て10人でした。

社会人のN川君も遅れてやって来て、大人は普通に集まったのですがこの人数ではやれることも限られてくる感じで、本日は約束寝技乱取りと、練習試合形式の乱取りで終了でした。
打ち込みもやらずじまいです。
その後、花火をやって解散。

聞けば今日は三国の花火大会で、中学生たちはそっちに行っているとのことでした。
それでは無理もありませんね。

練習はずいぶん早く7時半には終了してしまったのですが、成年の部にやってくるハセガワさんを待つことになりました。
待っている間、暇なので2G先生と世間話。
僕の仕事関係の話になりました。
鼻炎持ちでかなりひどいというのです。
特に黄砂が飛ぶと症状が強烈だとのことです。
で、黄砂について聞かれたのですが、実は耳鼻咽喉科の世界では黄砂はあまり話題になることはありません。
したがって黄砂について研究も為されなければ、論文も見たことがありません。
なぜならあれはアレルギーではなく、公害被害だからです。
さまざまな薬品が黄砂と混ざって害をなすといわれており、証明するための検査も存在しませんし、診断できないのです。
黄砂が健康被害を及ぼす事の証明も為されておらず、言わば俗説に過ぎないのです。
そんな訳で、「黄砂ってよく分からないんですよね」としか言えませんでした。

そんな会話をしているうちに8時半近くになり、結局ハセガワさんは現れずに本当の解散と相成りました。
こんな日もあるんですねえ。
おやじはほとんど何もせずに終わった感じです。

来週は火、木の練習はお盆でお休みだそうです。
土曜日から再開とのことで、おやじの一人参加は今日で最後になります。
約二週間の一人暮らしでしたが、もうすぐそれも終わりです。
嫁と子供らが帰ってきます、というか迎えに行きます。

一人は退屈で面白くありません。
以前ならこんな時は必ずパチンコに行っていたのですが、さすがに今回はそんな気が起きません。
勤務医から経営者となり、お金のありがたみが身に沁みるようになったせいでしょうか。
外来に閑古鳥が鳴いている今の季節、そんな無駄遣いする気になれないというのが本音です。
とりあえず明日の日曜は掃除洗濯などして暇をつぶしたいと思います。
ロンドン五輪の最終日、男子マラソンもありますね。
今夜はボクシングミドル級決勝もあります。

何とか暇をつぶせそうかな?

2012年8月7日火曜日

おやじ柔道 弐段⑰

今日は火曜日。
少年柔道教室の日です。
子供らは里帰り中なのでおやじだけでまたしても行ってきました。
行くとなんといとしの中学生白帯君が二人、回転運動しているではありませんか。
シュウ君とハヤテ君です。
ハヤテ君はお母さんも白帯レディース柔道家です。
こういう子たちはおやじの格好の餌食、いや練習相手です。
県立武道館の一般の柔道家相手では全く技が出せないダメおやじでも、こいつら相手ならやりたい放題です。
しかも体格は大人なので思い切り技を掛けても、どって事ありません。
巻き込みもOKです。
まさにへたくそおやじのためにそこにいるかのような存在なのです。

子供たちのほうは欠席が目立ち人数的には少なめでした。
が、反比例して大人たちは大人数でした。
メグミ先生と旦那さんのOK本先生に、会長のタイガー(虎)先生、中学生二人に指導者のY木先生(兄弟)。
先日北信越大会に出た福工大福井高校女子のM石さんも気が付いたら自由練習に参加していました。

おやじはちょっと勘違いして打ち込みから参加しました。
おかげでいつにも増して疲労困憊になってしまいました。
シュウ君との自由練習中、右ひざに違和感が走りました。
いや~な違和感です。
ズシリと来るような。
おもわずうずくまったところ、タイガー会長がすかさず「大丈夫ですか」と声を掛けてくださりシュウ君の相手を代わってもらいました。
ハセガワさんに言われた前十字靱帯でしょうか。
心配して少し休みましたが、そのうちなんでもなくなり練習に復帰しました。
無理は禁物です、おやじなんですから。

とりあえず今日はいい汗かけて満足です。
道着を洗って干すのがまた幸せです。

とりあえず無理せず細々とでも続けて行くのがおやじ柔道上達法だと思います。
全日本選手権を二度も制した金野潤先生も、中学で柔道を始めて中学時代は一度たりとも試合に勝つことが出来なかったが、継続することで誰でも強くなれるのが柔道だとDVDで言ってました。
おやじもそれで行こうと思います。

明後日の練習は気が向いたら行きたいと思います。

2012年8月4日土曜日

おやじ柔道 弐段⑯

奥さん、子供は栃木の実家に里帰り中。
当然週末は暇なので土曜日の坂井柔道教室へ行ってきました。
行くと指導者のY木先生のお母さんから「お子さん来ないのに来て頂きありがとうございます」なんて言われましたが、ジョークと思い軽く愛想笑いで返しておきました。

さて練習開始です。
引き運動、エビ、前方回転受け身はやりましたが、ほかの運動はさすがについていけそうになく、特に回転運動など失敗したらこっぱずかしくてできません。
まだまだ柔道バカになりきれていません。
それよりも、あまりの暑さに具合の悪くなる子(なっちゃん)や「先生、頭が痛い(リョウタ君)」とか、「耳が痛いので見てください(リュウヤ君)」とか「歯が抜けました(ショウちゃん)」とか何故かいろいろおやじに訴えてきて、結構その対応で忙しかったんです。
一応医者だからでしょうか。


そんなこんなで時間は過ぎてゆき、7時過ぎにはOBの社会人(三高と福工大の道着を着た)例の二人がやってきて、後は成年の部の開始を待つだけとなりました。
中学生が来るのを今か今かと待つおやじと今は柔道をやってないOBの若者二人。
しかし、いつまでたっても来る気配がありません。
とうとう来ませんでした。
「今日は解散だ~」とみんな窓締め、片づけていると道着を着たハセガワさんがいつものように遅れてやってきました。
にこにこしながらやる気まんまんです。
見ると柔道着の右そでが思い切り縦方向に裂けているではありませんか。手首から肩口まで思い切り露出してしまっています。
それも、三つぐらいに裂けていて、まるで縄のれん状態です。
それでもやる気満々なんですね~。

結局、一通り打ち込みをやってから寝技の研究を一時間ぐらいやりました。
OBの若者たちも付き合ってくれました。
成年の部責任者の2G先生も。

とにかく気持ちのいい汗はかけました。
みつわで今日購入した2.6L入るスポーツジョグにスポーツドリンク2L丸ごと入れていったのですが空になりました。

仕事も暇だし、家でも暇では人間ダメになりそうなので平日の柔道教室も参加しようかと思います。
木曜日の春江柔道教室成年の部にも一回参加してみようかと無謀な企てをしているおやじでした。
相手は中学生ではなく大学生なので、かなりきついことは間違いありません。

とにかく今日は汗でぐっちょり重くなった柔道着を洗って、干して寝ます。
明日は朝7時から隣の公園で町内会の草刈りです。

それでは。

2012年7月31日火曜日

おやじ柔道 弐段⑮

先日の土日は坂井少年柔道教室の夏合宿でした。
土曜日は午後12時から子供たちは道着姿で集合し、空き缶拾いなどの奉仕活動を行い、午後2時から午後5時まで蒸し暑い道場での練習でした。

おやじは午後1時まで医院の診療があるので、2時から合流しましたが夏の昼間の練習は格別でした。
昔、大学時代、東医体前の夏合宿を思い出す暑さでした。
子供らはさぞかし辛そうかというとそうでもなさそうでした。
昨年熱中症が続出したとかで、今年は水分補給を神経質に強制していたせいでしょうか。

おやじも見ているだけなのに汗が止まらず、水分補給しまくったおかげでむしろ爽快でした。
地獄の3時間練習の後は、笹岡の温水プールに移動しました。
皆プールで元気に遊んでいましたが、ここでもおやじは風呂に浸かって一服です。
なんだか子供たちの集団にただまとわりついている気持ち悪いおやじ状態です。

なんでこんなんなるねんといったところですが、夜は父兄の方と雑談しながらカレーを食って帰りました。
子供はもちろん公民館に置いて。合宿ですからね。

翌日は朝8時から11時半まで地獄練習の仕上げです。
地獄練と言っても子供たちの話ですが。
当日は中学生も参加して、かなりレベルの高い練習でした。

打ち込みから入れずにほとんどおやじは見ているだけでしたが。

子供たちの練習に合わせて参加するのははっきり言っておやじには無理です。
中学生ならそれも可能ですが、おやじにはついていくことすら無理っぽいです。
大人であれだけの運動量をこなせたらオリンピックにも行けてしまいます。

と思ってみていたら、中三で今度北信越の大会を控えて集中的にしごかれていたダイチくんに大変なアクシデントが勃発しました。
柔道教室OBで、先日の坂井町柔道大会にも参加したNKDくん(三国高校出身)と乱取り中になんと左足中指を骨折したというのです。
見ると足の中指の第一関節が横にひしゃげて白い骨が飛び出しているではありませんか。
なんとも痛そうですが、不思議なことに出血はほとんどありません。
アドレナリンのせいでしょうか。
痛みもそれほどないとの事。

とにかく重症であることは疑いようもなく、指導者のY木先生の車で病院に搬送することに。
しかし、それまでに搬送先を探すのに少し手間取ってしまいました。
医大は電話すると、これから整形の先生は緊急オペになりそうなので待つことになるというのです。
そうです、その日は日曜日だったのです。
当直医しか病院にはいないのです。
たとえ大学病院であっても。
いままで搬送される側ばかりで、搬送する側になったことが無かったので分かりませんでしたが、こういう場合は救急車を呼んだほうが手っ取り早いのです。
搬送先を救急隊のほうで探してくれますから。
ある程度自分の希望も聞いてくれはしますが。

そんなわけでダイチ君は病院に急いで連れていかれました。
後でY木先生から電話があり、骨折ではなく、脱臼だったそうで、北信越大会には出られるとの事でした。
それも信じられない話ですが、だって骨が飛び出していたんですよ。
靭帯はちぎれているでしょうから。
でも全国大会がかかった中学生最後の大会なので、テーピングでガチガチに固定して出場するぐらいのことはするかもしれません。

いずれにせよ非常にいい練習が出来ていただけに残念です。
このアクシデントでおやじは一気に汗が引いてしまいました。
一つ間違えば自分がこうなっていたかもしれないのです。
少しびびりが入ったおやじでした。

おやじの柔道予定はしばらくこの少年柔道教室だけになります。
県立武道館が夏休みに入るからです。
土曜夜の成年の部は今までどおり出るとして、木曜夜にも成年の部があります。
春江柔道教室のです。
こちらは大学生が中心で少しおやじには荷が重そうです。

自分が大学生の時には少しもそんなことは感じなかったんですけどねえ。
昔との違いに今更ながら気づいたおやじでした。



2012年7月26日木曜日

おやじ柔道 弐段⑭

昨夜も県立武道館へ行ってきました。
少し遅れて19:40分ぐらいに道場に行くと、なんと一人だけ。
初めて見る柔道家がY谷先生と打ち込みをやっていました。
年季の入った東洋のGマークの柔道着を着た明らかに柔道体型の若者です。
いわゆるドラム缶体型です。
話をしてみるとまだ高校三年生で、柔道部は二年の終わりに辞めたのだそうです。
自衛隊に入るために県武に柔道をやりに来ているとのことでした。
地元強豪校の北陸高校の柔道部元レギュラーで、二年生の時、91kg級で全国大会まで行ったそうです。
N出くんといいますが、見ると県警の刺しゅうの入った黒帯をしています。
ネームを見ると安村師範の名前ではありませんか。
そのことを尋ねると、自分の帯は部室に置いてきてしまい、気まずくて取りにいけないとの事。
なんともかわいいことを言うのでした。

とにかくそのN出君とまず打ち込みを7本ほど交互に行い乱取り一本してみましたが、やはり全く歯が立ちません。
払い腰に強引に入られて投げられてしまいます。
釣り手はすっぽ抜けるような形になっていましたが、わざとそんな形で投げているように見えました。
こちらも両手にガチガチに力を入れて防いでいるのでそんな形になるのでしょうか。
また、見方を変えればそのようにすれば相手が突っ張っていても技に入れるのでしょうか。
その辺のことを尋ねると実に丁寧にわかりやすく教えてくれました。

まず、
相四つでは襟は絶対に先にとってはいけない。
相手に引き手を先に取られてしまうから。
奥襟であっても、先に取りに行ったら両手で切られて引手を簡単に取られてしまう。

引手を先に取ったら、小指を袖の余っている下の出ているところに引っ掛けて手首を返して締めるようにする。
これで相手の釣り手が死ぬ。

自分の釣り手は投げる方向に手首を返して崩す。
手首の返しだけで崩せる。

両手に力を入れたままでは相手も入れない代わりに自分も入れない。
両腕の力は抜いて手首の返しで崩しながら技に入るタイミングをうかがう。
その際、腕の力を抜いた状態だと相手も入ってこれるので常に動いて技を掛け続けなければいけない。
したがって疲れる。

以上のようなことを打ち込みの合間に教えて頂きました。

やはりスタミナは大切なんですね。
県武では相変わらずダメダメなおやじですが、右肩の痛みも慢性化したところで、柔道を続ける意気込みに変わりありません。

ちなみに昨日は新しい道着を持参して行ってきました。
MIZUNOの全日本モデル「ゼロイチ」というやつをネットで2万円ぐらいで購入したものです。
MIZUNOは作りがやや大きめだと思います。
しかし、収縮率が他社に比べて大きめなので、長く使うことを考えるとMIZUNOはやはりいいです。
生地も厚めで固く、それでいて東洋のようにバリバリではなく、襟も厚く硬めです。
襟は東洋G300のように厚くはありませんが、襟幅が普通にあってよいです。
G300は襟が厚いのですが、幅が狭く握りやすくなっています。

先週末は子供が県武で合同練習会。
今週末は子供の柔道合宿と、付き合う親は大変ですが頑張ります。

柔道が好きなら苦になりませんね。
これでもっと自分も強くなれれば言うことないのですがこればかりは神様が許してくれません。
続けていればそのうちましになることを信じてやりますかね。

2012年7月15日日曜日

おやじ柔道 弐段⑬

昨日の坂井柔道教室の練習はまさに灼熱地獄でした。
蒸し風呂のような熱気の中で、6時半には中学生の白帯軍団が顔を出し、寝技、立ち技の自由練習でした。
その日は中学生の試合があったようで、今日は8時からの成年の部は無いものかと思いきや、黒帯君たちは8時過ぎからの参加と、48歳のおやじにとっては過酷以外の何者でもない展開でした。

乱取り中も立ったまま失神しそうな眼をして白帯君が立ち向かってきます。
こちらも手加減する余裕もなく大内刈りからの攻めの柔道を繰り返しました。
少年の部が終わった直後、白帯中学生軍団は道場の隅に積まれた投げ込みマットの上に大の字で伸びています。
自分はひたすら水分補給です。
しかし自分と子供二人が持参した1リットルの麦茶と2リットルのアクエリアスは既に空の状態。
ふと自分の道着をみると帯の周囲が黒く汚れていました。

汗で濡れた黒帯から色が道着に移ったのかと思いましたが、実は昼間に帯を水洗いして乾ききっていなかったのです。
帯も汗を吸って塩を吹く状態だったのもありますが、洗ってはいけないはずの黒帯を洗った理由は別にあります。
自分の道着は4.5号ですが、帯は5号です。
つまり、長めの帯をしている訳です。
柔道では長めの帯は実はあまりかっこよくありません。
道着についても同様で、大きすぎても小さすぎても格好悪いもんです。
何気に柔道は身だしなみにはうるさいスポーツです。
オーダーメイドの柔道着が一流の証と言っても過言ではありません。
自分のサイズにぴったりの物を今の柔道選手はみな当たり前の様に身につけています。
というわけで購入時にはほぼぴったりだった帯が、今は柔道の練習のおかげでウェストがサイズダウンしたために、長くなってしまったというわけです。

さすがにハサミで切るわけにもいかず、かといってナマズの髭の様に幅広肉厚の帯が斜め下にピンと張りだしているのもかっこ悪いので、何とかこれを短くしたいと思ったわけです。
いろいろネットで調べた結果、水でぐっちょり濡らした状態で天日でカラカラに干からびさせるというのが一番縮小効果があるようです。
約10cmぐらいの縮小するようです。
10cm短くなれば道着の号数と同じ4.5号の長さです。
しかし、実はベストは4.0号です。
帯は少し短めの物を選ぶのが正しいようです。
つまり自分は20cmも長めの帯を買ってしまったことになります。

今更後悔しても仕方ないのですが。
現在帯は4本新たに購入し、うち2本を交互に使用しています。
購入順にレビューすると以下の様になります。

1.ミズノ全日本モデル、ミズノオンラインショップで購入。独特の硬さがあるが、薄くて高級感、重厚感に欠ける。金の裏抜け刺繍だが、文字の大きさも控えめで何となく好きになれなかった。

2. 九桜幅広肉厚47mm朱子帯、 苗字のみの金の裏抜け無しの刺繍で、文字サイズも一番大きく、長さが少し長めであることを除けば気に入っている。現在二本のローテーション使用のうちの一本。
3. イサミの洋八丈織47mm肉厚の空手帯。 これははっきり言って柔道帯では無い為邪道です。しかし、金裏抜け無し刺繍で色も刺繍もなかなかの逸品です。空手の有段者がよくやっている金モール、つまり金筋の刺繍をしゃれで一本つけてしまいました。でもこの帯がおそらく一番自分の希望にかなったものです。県立武道館での練習のときだけ使用していますが、いかんせん空手帯だというのが見る人が見れば一発なので少し気がひけます。使用頻度が減ってきています。
これが二本のローテーション帯のうちのもう一本です。
4. 東洋のG帯ゴールド。 これは帯幅が45mmで幅広帯が好みの自分には合いません。洋八丈帯ですが、朱子帯のような手触りで硬さは一番硬いと思われます。
しかしなんといっても刺繍(金、裏抜け無し)がへたくそでした。苗字が型崩れしておりはっきり言ってクレームもんです。選んだショップが悪かったようです。こちらは完全にお蔵入りで一度も使用していません。

こんな感じでこだわりがあって、柔道をやる上での楽しみにもなっているのです。
柔道衣も黒帯も最高に高い物でも5万円はしません。
大人であればこだわってみてもそれほど懐には響きませんので、ま、いいんじゃないですか。

2012年7月9日月曜日

おやじ柔道 弐段⑫

一昨日、今週2回目の練習やってきました。
夜の坂井柔道教室成年の部です。
いつものように土曜日は夜6時から子供に付き合って道着姿でアップも兼ねて少年の部からの参加でした。
以前は、準備運動のエビ、逆エビ、脇締めなども一緒にやっていましたが最近はメニューがきつくなり、道場を往復でやっているのでさすがにおっさんは付き合いきれなくなっています。
しかし子供のスタミナというものはいったい何なのでしょうか。
大人が同じことをやったら絶対にひっくり返ってしまいます。
というわけで、寝技、立ち技乱取りに軽く胸を貸した程度で、成年の部に突入しました。

少年の部途中から、7時頃からでしょうか、先日坂井柔道大会に参加した社会人の人達も約三人練習に参加です。
なんでも坂井町の団体選抜メンバーとして県大会に進んだそうです。
本日はそのための練習というわけです。
もちろん相手は坂井中学の生徒たちですが。

自分はなんと肩の痛みが全くではないものの、嘘のように突然軽くなっているのを練習の途中から自覚しまして、結構嬉しくて舞い上がってしまいました。
野球肩と同じと思いかなり落ち込んでいたのです。

久しぶりに伸び伸びと柔道が出来た気がしました。
また痛くなるかもしれないのでこのくらいにしておきます。

柔道そのものについては、大内刈りに磨きをかけたいと思います。
地味な技の部類に入りますが、大技ばかり追い求めてもいきなりそんなもん決まるわけ無いですから。
地味な足技で崩して崩して追いこんで、初めて大技のチャンスが生まれるのだと改めて思います。
その日の練習でも何気に大内が決まりました。
派手さは無いですけど。
次回からは思い切って体を相手に浴びせていきたいと思います。
それが正しい大内刈りですから。
立ったまま相手を倒せる技では無いのです、もとより。

帰って食事前に体重計に乗ると81kg台でした。
体脂肪率は21%でした。
柔道を再開する昨年秋までの記憶では、88kg、30%オーバーだったと思いますのでかなりの効果です。
ダイエットなど考えず、練習後は食いたいだけ食ってますのでかなりのもんです。
実は体重をあまり落とすと柔道が弱くなってしまうので、体重を落とさず体脂肪を落とせるのが一番いいんですが、トップクラスのボディビルダーでも筋肉量を一年で三キロ増やすのは至難の業だそうですんで、体重が落ちるのは仕方ないんでしょうね。

今回、肩の痛みが何もしないのに急に軽くなったということで、五十肩の可能性が高くなりました。
そういえば、以前あれほど気になっていたスタミナ切れですが、最近は3分一本の乱取りを三回連続でこなせるようになりました。
禁煙もしてませんし、走ってもいないんですが。
体重が減ったのと、柔道そのものが変わってきているのでしょうか。
壁にぶつかったかと思うと、一転して状況が変わる。
何もしていないのに。
ただ、柔道を継続しているだけです。
「継続は力なり」でしょうか、面白いもんですわ。

2012年7月5日木曜日

おやじ柔道 弐段⑪

先々週の水曜日に左足親指をひどく突き指してしまいました。
坂井中のダイチ君の内股を変にこらえた時に負傷したものです。
素直に投げられれば良かったのですが。
右肩の痛みも増してきました。
忙しかったこともあり、昨日は二週間ぶりの県立武道館となりました。
やはり親指と右肩は本調子ではありません。
そんな感じでいまいち乗り気のしない気の抜けた練習となってしまいました。
乱取りをしていても技が出せず、何とも抜け道の見えないスランプといった感じです。

道場の隅に腰をおろして若い子たちの練習を見ていると、実にスムーズに打ち込みをこなしています。
ガチガチに力の入った自分のそれとは全く別物です。
師範のY谷先生からももっと肩の力を抜くようにと指導されますが、うまくいきません。

肩はいわゆる野球肩と同じもので、思ったより厄介な代物のようです。

いろんな意味で肩の力を抜いて、気楽に取り組もうかなと思うこの頃です。

昨夜は怪我無く帰宅できたことにホッとしている自分でありました。

それにしても弐段の免状はいつ来るのでしょうか。
郵送か?手渡しか?
まあ、気持ちよく汗をかければとりあえずいいです。

2012年6月10日日曜日

おやじ柔道 弐段⑩

先日弐段に昇段してからもせっせと練習にいそしむ日々です。
昨日は坂井町武道場、一昨日は県立武道館と二日連続で柔道をやりましたが、昨日は20代の柔道家が数人練習に参加しておりました。
24日の坂井柔道大会に参加する面々らしいのですが、三国高校の道着を着た方が二人、もう一人は福井工大のゼッケンを付けておりました。
みなさん坂井柔道教室のOBらしいのですが、今は柔道をやってはいないようです。
しかし、少年の部が終わって成年の部で中学生の相手をする頃になると、昔の勘が戻ってきたのか切れのある技をかけて、いつも自分が苦戦している黒帯中学生のケンジ君をバンバン投げていました。
自分もケンジ君とやりましたが捨て身の巻き込みで一回投げるのが精一杯でしたが、これでも上出来です。
しかし、こんな人たちが出場する大会に自分も出るなんて現状では考えられません。
もう一年修業を積んで今より技を出せるようになってからだと思います。
最近中学生相手に打ち込みに参加させてもらえるようになってきましたが、打ち込みが上達したと昨日も言われました。
努力を他人に評価されると素直にうれしく思います。
弐段のレベルでは無い話なのですが。

金曜日の県武で、芦原町少年柔道を指導しておられるYさんとの乱取りで両脛に結構な青あざを作ってしまい、普通なら練習を控えるところですが、今の自分は打ち身ぐらいで練習は休みませんよ。
上達している今こそ大切な時なのです。
ここでどれだけ継続できるかが今後の実力に大きくかかわっていると思っています。
以前の自分なら一休みしているところでしょうが、同じ失敗を繰り返さないのがベテランです。

しかし、今週は火、水、金、土曜と四日も柔道をやってしまいました。
さすがに日曜はぼろぼろです。
「柔道やった次の日はおじいちゃん」の状態です。
布団から起き上がるのも一苦労でした。

仕事も徐々にきつくなってまいりましたが、この夏は鍛えまくるつもりです。
目標は「試合で勝つこと」です。

付け足しですが、昨日上の娘が怪我をしました。
右足親指をくじいたらしいのです。
こんな怪我はまだ序の口です。
でもしばらく練習は休むことになるかもしれません。
道場の片隅で基礎トレーニングですね。
末娘のほうはまだ無傷なのでいっぱい練習してもらいます。

最近気がついたのですが、娘たちの自分を見る目が少し変わったような気がします。
これも柔道効果でしょうか。
妻は相変わらず興味無さそうですけど。
でも、弐段受験の時は少し協力的だったので感謝はしています。

さあ、今後どうなって行くのか、全く想像できません。
まずは禁煙でしょうかね。

2012年6月7日木曜日

おやじ柔道弐段 ⑨

本日も行ってまいりました県立武道館。
最近は仕事が終わるとすぐに医院を出発して県立武道館へ直行するので、夜7時には着いてしまいます。
その時間はまだ少年柔道教室がやっていて道場の隅で準備運動をして一般の部が始まるのを待ちます。
本日もあいさつまわりを済ませて、一般の部がいざ始まってみるとなんと自分一人だけでした。
いつも来ているはずの白帯高校生のA君もまだ来ていません。
師範達と自分だけで礼を済ませ、準備運動開始となりました。
いまだに礼の号令の掛け方が良く分かりません。
正面に礼、先生方に礼、お互いに礼。
なのですが順番をいつも間違えてしまうのです。
如何に緊張感が無いかばれてしまいます。

今日は二回褒められました。
まず一つ目は準備運動の仕上げに、受け身をやるのですが、前回り受け身がきれいに円を書いていると褒められました。
世界柔道形選手権連覇の横山先生にです。
ちなみに女性柔道家では希少な紅白帯を締めておられます。
世界の横山と言われております。
以前、前回り受け身が真っ直ぐ回っていない、横にそれていると注意されたことがあります。
弐段受験でさんざん受け身を取らされた成果でしょうか。
丁重にお礼を言いつつ、内心嬉しさを噛みしめました。

次に遅れてきた白帯高校生A君と打ち込み20回を5本やりました。
まず自分にとってバカの一つ覚えの払い腰の打ち込み。
ここで本日二回目のお褒めの言葉を安村師範から頂きました。
でも最後の投げの決めでしくじり、バランスが悪いことを指摘されました。
でも、「かなりよくなったぞ」のお言葉はやはり嬉しいものです。
こんなおやじでも練習すれば上達するんだと思えるからです。
踏み込み足と軸足のつなぎを少し変えてみたのですが、要するに今までは踏み込んだ右足の次に左軸足のつなぎ足がかなり離れていたのです。
踏み込んだ足のすぐ後ろに軸足を繋ぐようにしたのですがこれがなかなかいい感じなのです。
柔道の教則本を読み漁ってイメージトレーニングの効果が多少なりともあるのを実感しました。

次に寝技打ち込みと動きながらの打ち込みです。
いつも小学生がやっているのを見ていますが実際やるとかなり難しく感じました。
相手の白帯高校生A君のおかげでこんな自分も一緒に学べる内容で大変有意義でした。
これが普通に黒帯の方々との練習ならとてもこんな基礎練習はしてもらえないのです。

W先生と僕達のほとんどマンツーマンで指導を頂けました。
明後日も頑張って行ってきます。
右肩の痛みも最近良くなってきましたしね。
腱板損傷らしいのですが、肩周りの筋肉強化しかないみたいです。
これまでは痛みが強くて筋トレも出来なかったんですけど、一昨日久しぶりにやりました。
痛みはほとんどありません。

こうして書いているとなんだか全てが嘘の様に順調です。
ひょっとしたら今が人生で最も幸せな時期なのかもと思ったりします。
弐段も取れましたしね。
好事魔多し、気を引き締めていきます。

2012年6月1日金曜日

おやじ柔道 弐段 ⑧

午後はいよいよ実技である。
1時までやることもないので武道館をうろうろしていると坂井町柔道教室の指導者Tさんに正面玄関で声をかけられた。
成年の部にいつも来ている坂井中学の生徒も初段を受けに来ているので応援に来たそうな。
「打ち込みの相手でもしましょうか?」と言ってくれるのはありがたいのだが、足も痛むしどうもその気にならない。
軽く世間話などしているうちに1時近くになってしまった。

大道場では中学生たちがもうすでに集まって、打ち込みに汗を流している。
弐段、参段受験者が一つの試合場に集められた。
「弐段受験者は数が少ないので約束乱取りとする。高校生の二人は普通に乱取りするように。少ないので先にやってしまいます。終わったら初段の試合を続けて行うので補佐をやってください。」とW師範から説明があり約束乱取り開始。

県立武道館Hさんと鯖江の二人のうちの一人が、一応試合形式で乱取りを開始した。
まずHさんが約束通りに払い腰できれいに投げた。
主審は参段受験生のK道場の方が務めていて「一本それまで」と片手をあげた。
Hさんの相手が慌てて「約束乱取りですよ」と説明。
いつもなら笑える光景であるが、次に出番が控えている身であり笑えない。
お互い二回ずつ足技腰技で投げて終了となった。
次はいよいよ自分の番である。
まず自分から「内股行きます」と小声で告げてから内股。
一発で決めたかったが普段から出来ないものが大衆の面前で決まるわけもなくけんけん内股が混ざった状態で投げた。
かろうじてバランスは保った。
次は、相手の番である。
「払い腰やります」と言い払い腰で投げられた。
相手もかろうじてバランスを保っていたが、最初の組に比べてうちらの組はなんかぎこちないというか、慣れていないように見えたのではないだろうか。
何かわざとらしさが過ぎるというか・・・・。
次にまた自分の番で、大外刈りをかけた。
これは明らかに失敗。
相手の倒れるのが早すぎてお世辞にもきれいに決まったとは言えない。
やばいと思った瞬間、「それまで」と声がかかり終了。
次に高校生二人組の3分間乱取りとなったが、お互い明らかに手を抜いていて緊張感のない、お互い決め手のない状態で引き分けで終了。
弐段の審査はあっという間に終了した。
参段は受験者が一人のため実技なし。

その後、初段の審査がランニング形式で始まり、僕たちは各試合場へ時計係などの手伝いに散らばった。
審査は1時間ほどで終了した。
各試合場では白帯君たちが必死で熱戦を繰り広げていた。
一人鎖骨を折った者がいた。
参段受けで来ていたK道場の人が帯で鎖骨バンドを作って対処していた。
そういえばK道場は整骨院の先生がやっていたのである。

弐段受験の自分たちは何となくぼ~と大道場の端に座っていたが、Y師範が「この後審議があるから君らはもう帰っていい」と言ってくれ、解散となった。
悲喜こもごもの初段受験生たちに比べて、弐段受験者はなんとなくほっとしたような、すかされたような表情を浮かべつつ武道館を後にした。

その三日後に県立武道館へいつものように練習に行った。
もう形の練習からは解放されたと思うと気分が軽い。
いつものように先生方へのあいさつをして回り、W先生にも挨拶をすると、全柔連と講道館への登録料を後で払うようにと告げられた。
この時点でやっと合格を確信したわけである。

当初の予定よりずいぶん早く目標を達成してしまったが、これから精進して弐段にふさわしい実力をつけねばならない。
当分は胸を張って弐段とは言えない日々が続きそうである。
しかし、やはり嬉しいものは嬉しい。
これも柔道の魅力なんでしょうね。

ちなみに昇段審査当日、帰宅してしばらくすると体の節々が痛くて動くのもつらい状態になった。
あの程度でこんな状態になるとは普通の試合などやったら死んでいたんじゃないかと思いつつ熱を測ったら38度台の熱発。
一気に気が緩んだせいか、風邪をひいてしまったようです。
一応それなりのプレッシャーを感じて臨んだ昇段審査でした。

今後は年に一回、昇段のポイントを貯めるため県立武道館で行われる段別試合、坂井町でも町民柔道大会などがあるそうで、それに出場することを目標にします。
それにしても年を取ると試合もまともにさせてもらえないとは、それでも弐段をもらって喜んでいる自分が情けない限りです。
書いているうちに落ち込んでくるのでこのぐらいで止めておきます。

2012年5月31日木曜日

おやじ柔道 弐段に挑戦 ⑦

先日5月27日 日曜日、県立武道館で昇段審査会が行われました。
結果報告です。
先に言ってしまいますと無事、弐段になれました。
その日の回想を書きます。
朝、日曜だというのに7時に起床。
資源回収ゴミを出し、昨夜用意しておいたサンドイッチをほおばり腹ごしらえを済ませた。
7時半も過ぎるころ長女が起きてきて、「パパお出かけするの~」
「今日は弐段になってくるから」と言いつつもやはり落ち着かない。
少し早いなと思いつつ8時前に家を出た。
県立武道館につくとまだ8時半にもなっていない。
それでもぞろぞろと初段受けの中学生たちが武道館に入って行ったので、自分も一緒に入った。

審査会場の柔道大道場はまだ照明が付いておらず薄暗い。
それでも観客席で筆記試験の勉強をする中学生の姿がちらほら見られた。
自分が気になるのはやはり弐段を受けに来ている人。すなわち黒帯受験生だ。
近くにそれらしき二人組がいた。
二人ともとうに三十歳は超えているであろう風体だ。
聞こえてきた会話内容からすると鯖江で柔道教室に関わっている人たちの様だ。
初段取ったのは十四歳などと聞こえてくる。
試合がやはり気になるようで、「何試合やるのかな~」「四試合ぐらいじゃないすか?」「スタミナ持つんかな~」「持ちませんね」などと話している。
妙に親近感を覚えてしまった。
しかし、自分はこの二人と比べてもかなりの年長のはずなのだ。おそらく10歳くらい。
とにかくここまで来てしまったらじたばたしても始まらん。
願わくば明日仕事に行ける程度の怪我で収まってくれることを祈るのみ。

そんなことを考えているうち、9時半になり会議室に受験生がぞろぞろ集まりだした。
筆記試験が始まるのである。
時間は30分、作文あり。
シャーペンと消しゴムを持参して行き正解だった。消しゴムのカスを拾っていくようにと説明があった。
穴埋め問題は過去問通り、作文は「柔道と私」について書けというもの。
事前に得ていた情報通りで楽勝である。
作文は事前に準備していたネタ通り、ガッツポーズと礼の精神について書いた。
ここまでは順調、というかあまりにも想定通り。
問題はこの後なのだ。
つまり、午前の形審査、午後の実技(試合)である。

まず形の審査であるが、弐段は投げの形全てとなっている。
しかし実際は時間の関係で、初段審査時に行う手技、腰技、足技の9つは省略し、弐段審査時に新たに加わる真捨て身技、横捨て身技の6つだけで良いのだ。
これを最初に聞いてほっと一安心。
もちろん、形の練習は一ヶ月以上にわたりHさんとみっちりやったが、捨て身技しかやってないのだ。
師範にそれだけで良いと言われたからなのだが、実際審査するのは違う人だから何とも言えない部分もあったのだ。
ちなみに弐段以上の受験生は隣の小道場に集められ行われた。
先ほどの鯖江から来た30代二人組以外に高校生の二人組がいた。
それとK道場の参段受けの人が一人。
実はこの人は同じ道場のもう一人の方と来る予定だったのだが、もう一人が都合で欠席したのだ。
よって、弐段受験者は6人、参段受験者は一人という状況。
安心したのも束の間、講習形式で形の審査が始まった。
参段受験者は一人なので審査担当の師範と受け取り交代しながら隣の試合場でやることになったらしい、というか自分の事でもうそれどころではない。
いつものように自分が取で巴投げから開始。
受け取り交代し一回通して終了。
その後、審査員の先生方の指導があり、さらにもう一、二回通して次に行くという感じ。
審査が始まる前に一回受け取りとおして練習しているので通算5回ぐらい受け取りとおして6つの形をやったと思う。
形というのは実は受けがかなり大変なのだ。
特に捨て身技の受け身はどれもきついものばかり。
自分も案の定、最初の巴投げで右かかとを痛打して足を着くのも痛い状態に陥ってしまった。
普段と違い取のほうも力が入っていて微妙に投げが強烈なのだ。
特に最初のうちは。
痛みをこらえつつ何とかやり終えた。
若い高校生はさすがにけろっとしていたが、違う高校同士で組んでいたのでお互い初対面での形演武だったのだろう。
もっぱら注意や指導が集中したのは彼らであった。
こちらはおそらく最小限の演武で済ませたはずだが、右かかとが痛いのもあり既に疲労困憊である。午後の試合の事を考えると今更ながら軽はずみな挑戦を後悔した。

11時半ごろには形の審査は終わり午後は1時から、ということで解散となった。正面玄関のホールに行くと県立武道館のW師範がいらっしゃったので審査料の6千円を払った。
ついでに、鯖江のおふた方もその場にいたので午後の実技について説明があった。
約束乱取りでおこなう、相手は一応初対面同士。つまり仲間同士は避けて行うということ。
約束乱取りなど実はやったことがない。というか投げ込みすら柔道を再開してまともにやったこと無いのにきれいに投げられるはずなど無い。
一抹の不安はあったが、自分の相手も同じだったようで事前に練習しましょうかと言ってきた。
素直にやっておけば良かったのだが、その場は見栄を張って「いらんでしょう」とあっさり断ってしまった。
正直、右足が痛くて勘弁してほしかったのである。
全くおやじの体はどうしようもないのである。

そんな感じで午前は終わった。
相方のHさんから午前中は全員合格だったという師範情報を聞かされたが、心配なのは午後なのである。
試合から約束乱取りとハードルは下がったが、見ず知らずの相手とやったこともない約束乱取り、よく考えたら結構やばい気がしてきたのである。

次回は午後の審査についてです。

2012年5月15日火曜日

おや柔 弐段 ⑥

久しぶりの更新です。
といっても柔道は水、金の県立武道館、土曜の坂井柔道教室成年の部と休まず練習しています。
県武での練習は最近はもっぱら形のみですが、ようやく受け取り通して3回ほど1時間のうちに演武出来る様になりました。
パートナーのHさんも同様に頑張っています。

先週の金曜は時間も少し余ったので、いつものように立ち技乱取りを少しやりました。
しばらくご無沙汰だったのでスタミナなど心配でしたが、いきなり立ち技だとそれほどスタミナを気にせず出来ました。
いつものように技は出せませんでしたけど。
やはり連絡技ですね。
あらかじめ連絡技のパターンをいくつか用意しておかねばならないことに最近気付きました。
組手に関してはかなり上達してきたようで、あとは技に持っていくだけです。
崩し → 作り → 掛け です。
書いていて、ようやく柔道の入り口にたどり着いたことに気が付きました。
まだまだ先は遠いです。

今月27日の昇段審査ですが、事前に提出する書類があるということをいきなり知らされました。
なんと、過去の戦績。
それも3点分のみでよいとの事でしたが、要するに勝った試合3試合分の記録を書いて出せというのです。
記録など残っているはずもなく、そもそもろくに勝った記憶もありません。
どんな試合でもよいというので、考えていると壬生町柔道大会で3位の賞状を持っていることを思い出しました。
持っていてよかった。
ヤニでまっ茶色に変色していますが。
そういえばこれをいただいた時、昇段審査の時にこれがあると非常に役に立つ~みたいなことを言われたような気がします。
しかし相手の名前や誰と試合したかなどは全く覚えておりません。
日付は賞状に書いてあるのでかろうじて確かですが。
仕方ないので同じ部活の人の名前を適当に書いて出すことにしました。(それでよいとの事なので)
あとは当日、県立武道館での筆記試験、作文、形の審査、実技の審査(試合または約束乱取り)で当日に合否が言い渡されるとの事でした。
あまりのめんどくささに自分一人ならとっくに投げ出しているところです。

土曜の夜は貴重な中学生と練習できる日。
福井新聞社の取材があり、子供たちは熱が出ている子も写真に写るために道場に来ていました。
うちの末娘も実は8度台の熱発があったのですが、熱がある割には元気なのと本人がどうしても行きたいというので、結局練習フル参加となりました。
練習といってもまだ受け身や体さばきの段階なんですけどね。
長女の時は3か月も経たないうちに初試合だったことを考えると、末娘の場合はずいぶん基本に時間をかけているように思えます。
練習に参加しだしてそろそろ3か月経つのですから。
柔道を始める年齢によって指導の仕方も変わるということなのでしょう。
じっくりやるに越したことはありませんね。

自分は子供たちへ指導できるほどのスキルがないので少年の部ではもっぱら道場の隅で柔軟体操をしていますが、最近子供たち個々の欠点や修正点など自分なりに目につくようになりました。
でもまだ大声で道場の端から指導する勇気はありません。
せいぜい自分の子供に対してだけですね。

夜8時になり少年の部も終わり、末娘は嫁が連れて帰りました。
長女は自主的に居残りして自主練です。
自分はというと長女などほったらかしで、ぞろぞろ姿を現す中学生を眺めながらスタンバイです。
そういえば、この春中学を卒業した丸岡のTくんも高校の刺しゅう入りの道着を着て現れました。
北陸高校です。
道着は九桜です。
純白です。
帯は東洋のG黒帯のゴールドのやつです。
かっこいいです。
寝技乱取りではしきりに覚えたての三角をやっていました。
三角なら自分も得意です。
自分のほうから乱取りの相手を申し出ていざスタート。
畳をたたくと同時にフライング気味に背中から襲いかかってきます。
県武の高校生もこんな感じです。
おっさんのちんたらペースなど完全に無視でやられてしまいます。
次からはこうはいかんぞと無念の終了。
三角を決められて無念のタップでした。

立ち技では高校でやはり覚えたであろう引手を立てて誘う組手です。
でも何かしっくりきてない様で、むしろこちらのほうが自分はやりやすく感じました。
ある程度しっかり組んでしまえばさすがに投げられることはありません。
足技で転ばされることはありますが。

何故だか最近あまり息が上がらなくなってきました。
走っているわけでもないし、禁煙しているわけでもないのにです。
右肩の痛みはやはり変わりませんが慣れてきたせいか最初の頃ほどではない気がします。
この年で柔道家の体が出来るとは思っていませんが、体に変化が出てきているのは確かです。
体脂肪率も明らかに下がってきています。
もうすぐ20%を切りそうです。

といった感じでいい気分で練習を終えて帰ってきましたが、食事して風呂に入る頃になったらなんだか右ふくらはぎ外側がすさまじく痛くなってきました。
肉離れの時のように歩けないほどではないけれど相通じる痛みです。
どうやら、誰かの大内刈りを受けた時にプチ肉離れを起こしたようです。
右足なので犯人は左組みの奴・・・・、白帯中学生でした。

翌日ぐらいは足を引きずっていましたが、月曜からは歩行に支障もなく軽傷で一安心です。

次回は昇段審査の模様を描くつもりです。


2012年4月28日土曜日

おや柔 弐段 ⑤

あれ以来、休まず県立武道館通いをしています。
毎回形の練習です。
というのも同じ弐段を受けるHさんが形の相方ですから、自分がダメだと彼も一緒に落ちてしまうのです。
一般の部で打ち込み、寝技、立ち技乱取りという通常練習をしている人たちを尻目に、二人で一心不乱に形を教わる日々です。
Y師範が懇切丁寧に真捨て身技、横捨て身技の6つの形を教えてくれます。
練習日以外にも毎日職場や、自宅で寝る前に必ずDVDを見て研究するようにしています。
今日はとうとう最後の浮き技を教えていただきました。
これで、一応すべて教わった形です。
本当は弐段の形審査は手技、腰技、足技それぞれ3つの投げの形を含む合計15種類覚えなくてはいけませんが、何故か弐段の審査で新たに加わる後の6つだけをやることになりました。
前の9つは初段の審査で覚えなくてはいけないのですが、23年前の事なので覚えているはずもありません。
手技、足技、腰技など本番でやれと言われたらその場で降参です。
Hさんともそのように話しています。
これ以上形を覚えることは不可能ですし。

自分が初段を取った時は5試合中3勝以上の実技が中心で、筆記も形もほんとにかたちだけだったような気がします。
試合で合格となった者だけを集めて最後に形の講習を行いそれで初段合格となったと記憶しています。
弐段においてもそうでした。

まあそんな愚痴をこぼしても始まらないのですが、形を覚えることがこれほど大変だとは思いもよりませんでした。
そんなわけで最近柔道の実践練習は土曜夜の少年柔道教室一般の部だけとなってしまいました。
こんなんで果たして受かるのでしょうか。
相方のHさんは実力十分なので問題ないでしょうが、自分は全くもって不安でたまりません。
はたして自分が勝てる黒帯がいるのでしょうか。
高校生相手ではまず勝ち目がありません。

とりあえず昇段審査まであと一ヶ月、精一杯やるだけです。
社会人なのでいい加減な姿は見せられません。
自分が何処の誰かということも知れ渡っているようですのでね。

ちなみに最近、昔の帯を締めてやっています。
昨年秋に柔道を再開した当初は胴回りが太くなっているのに反比例して、短くて巻けない状態だったのです。
最近新しい帯が妙に長く感じられ、もしやと思って以前使っていた帯を巻いてみると、あららいい感じ。
さすがに昔よりは短めではありますが、もともと柔道の帯は短めがかっこいいとされているので。
また、新しい帯は正規の締め方ではすぐゆるんでしまうのです。
いつもは前後の帯に挟み込んで締めています。これは試合では認められません。
審査当日はさすがに正式な締め方でないとまずいと思うので。
でも使い古した帯の締め心地はやはりいいです。
あちこち剥げてきていますが、帯の正しい在り方だと思います。

と言いつつも審査が終わったら新しい方の帯をしているかもしれませんがね。
黒帯は実はいっぱい買ってしまいました。
帯を買うのもこれが最後と思ったからです。
最終的にこれしかないという帯にたどり着いたのですが、帯の詳しい話はまたの機会にしたいと思います。

2012年4月19日木曜日

おやじ柔道 弐段への挑戦 ④

昨夜も県立武道館へ行ってまいりました。
前回の日曜に平成24年度前期武道学園の入学式があり、今回は前期2回目となるわけですが自分は今回が今年度前期初練習となります。
といっても日曜の式典には一般(成年)の生徒はほとんど参加しないようなので今回は敢えて行かなかったんですけど。
先週土曜以来の柔道でまだ右肩の痛みが残るものの、ハードな練習を求めて行きました。
夜7時30分前に武道館につくと、剣道の部の子供たちが大勢やってきていて、これから練習との事です。
まだ前期が始まったばかりで変則的な進行になっているようです。
まあ、そんな事はどうでもよいのですが、時間通りに道場に一礼して入り、指導の先生方にあいさつ回りをして、いざ周りを見渡すとどうやら今日も自分ひとりかと思いきや、白帯の初心者の方が一人いました。
一人の師範に付いて今日は受け身を教わるようです。
それ以外は女子部の形の練習の人達・・・・。いつもと同じようです。
また仕方なく一人で準備運動、など行っていると、いつもお目にかかる県武スポ少父兄のHさんがY師範と何やら話しておられます。
どうやらこのHさんも来月末に弐段を受けるようで、自分とHさん二人に対してY師範が形の指導をしていただけるようです。
ここで驚いたのは、Hさんがまだ初段だったとは。
自分はこの人には到底歯がたたず、体格でも負けているためなるべく乱取りを避けたいと思っている人なのです。(ちなみにこのように考えている人は僕だけではありません)
この人と実技審査で当たったら結果は火を見るより明らかです。
この時点で少しやる気が失せました。

ちなみに二人とも形の知識はほぼゼロ。
自分などは形の審査すら受けたことがなく、Hさんに驚かれてしまいました。
今は初段の審査時に投げの形を9つも覚えないといけない様で、ますますうんざりといったところですが、重鎮Y師範が直々に教えて頂けるというのにそんな素振りはできません。

二人とも形について全く知らない旨を伝えると、Y師範がしぶしぶ弐段の審査に新たに加わる部分だけ、すなわち捨身技だけ教えて頂くことになりました。
それでもざっと6つはあるのではないでしょうか。
そのうち巴投げと、裏投げの2つのみ教えて頂きました。
時間の関係もあったので。

手取り足取り教えて頂きましたが、やはり難しいと思いました。
記憶力が低下しているせいです。

Hさんは講道館で出している形のDVDを借りて勉強するようです。
自分はamazonnで早速購入です。
形の審査などなるべく受けたくはないのですが致し方ありません。

最後に、W谷師範に審査のことをちょっと聞いてみました。
試合形式の実技審査では勝ち負けはあまり関係ないとの事です。
勝ち点3点以上とか、それは初段の話で弐段以上は違うとか。
また、前回の昇段から長い時間が経っているほどハードルが低くなるとか。
よくわからないので何度も質問してしまいました。
要するに自分のような年齢で昇段審査を受ける者では、形が一番重要なのです。
そう理解しました。

なんとなくテンションの下がる思いですが、ここまで来たらどうあっても弐段とるしかありません。
気が付けば昨日の練習では形ばかりで、全く疲れませんでした。
金曜日もこんな感じなのでしょうか。
だとするとかなり寂しいです。
せっかくメタボ解消で体が変化してきているところなのに。
ガチンコ練習は土曜日に期待するしかなさそうです。
それはそれで結構きついのですが。


2012年4月11日水曜日

おやじ柔道 弐段への挑戦③

本日も県立武道館へ行ってまいりました。
現在武道学園は23年度後期と24年度前期の狭間であり、自由練習期間となっております。
当然午後7時半に行っても、自由練習の人たちがちらほらとめいめい形の練習や、少年柔道居残り組みが練習をしている状況でした。
道場の照明も節電のため半分に落とされていてやや薄暗い感じです。
でもたまに成年の部の人が単身ふらっと現れて、乱取りの相手をしてくれる事があるのでそれを期待して時間どおりに行きました。
しっかりと柔軟体操をして体をほぐしておかなければまた怪我で柔道が出来なくなってしまいます
から。
着替えて道場に出て、道場にちらほらいる師範の先生方に挨拶をして回り、柔軟をしつつ現れるのを待ちました。
というか、更衣室から出てくるのを待ちました。坂井中の柔道部の面々を。
道場に来る途中に出くわしていたのです。
やっと現れたと思ったらだらだらムードで打ち込みが始まりました。
途中でM師範に大内刈りの手ほどきを受けていました。
自分もしっかり聞いて吸収させてもらいました。
8時15分も過ぎ、いい加減体も十分ほぐれたので、しょうがなく壁打ち込み、一人打ち込みをしました。
ここで、今日一番の収穫、発見です。
一人打ち込みは結構よいのです。
何が良いかというと、通常の対人打ち込みでは技に入るところまでやって、また戻りの繰り返しで最後に相手を持ち上げるまで入る、すなわち投げるところまではいかないわけです。
しかし、一人打ち込みでは投げるところまでいけます。
言い方を変えれば一人投げ込み、影投げ込みとでも言いましょうか。
ひょっとしたら人間相手の打ち込みよりもある意味よいのかもしれません。
早速明日から昼休みに一人打ち込みをやる決心をしました。もちろん道着に着替えてです。
汗びっしょりになるでしょう。

そんなことを考えながら壁打ち込みをやっていると、いつものケンジ君が乱取りを申し込んできました。というより見るに見かねて相手をしてくれたというところでしょうか。
一発目だったのでまだ息が上がってないせいもあり、珍しく組み勝ちました。
しかし技に持っていくまでがなかなか・・・・・。
要するに今の自分には打ち込みが足りないのです。
技に入る動作がまだ体に染みついていないから、一瞬の技に入るタイミングを捉えられないのです。
一度も投げることが出来ないまま足技で二回ほど転がされて3分終了。
いつもならここで一本休憩を入れるところですが、今日はすぐにダイチ君が相手です。
休ませてくれなんてぜいたくは言えません。そのまま乱取り突入。
ケンジ君より軽量で体の力も弱く、スピードと技の切れで勝負するタイプなので、さすがに重くて力が強いだけのおっさんは投げれません。
投げられることもなかったような気がしますが。組み手の相性は悪くは無いようです。
しかし息があがってもうギブでした。

そんな感じで何とか行った甲斐がありました。というか彼らが気を使ってくれたのかもしれません。
何とも気まずいかぎりですが、そんなこと言ってられないぐらい柔道がやりたいです。
なんでこんなになってしまったのかさっぱりわかりませんけど。
たぶん柔道をやって無かったら、酒におぼれるとかなんか悪い方向に行ってしまっていたでしょうね。
いいんじゃないですか。金もかからず、怪我さえしなければ。
武道学園24年度前期は来週から始まります。
そして5月27日は昇段審査です。

長女の試合(児玉杯)が先日ありました。日曜日武生で。
三試合やって全敗でしたが、一度有効を先にとって惜しい試合がありました。
大内刈り気味に押し倒したものですが、そのまま相手に引き込まれて抑え込まれてしまいました。
まだ試合慣れしていないのか、試合でどうしたらいいのかがまだよく分かってないようです。
でも教えたことを実行に移せる器用なところがあるので、初勝利もそう遠くない気がします。
自分が少年柔道を三国でやっていたころなど、いくら父親に手取り足取り教わってもその通りにやることが出来ず、気の短い父をよく怒らせていたのを思い出します。
そんな自分よりは長女はマシのようです。

2012年3月25日日曜日

おやじ柔道 弐段への挑戦 ②

先ほど長女が通う少年柔道教室の成年の部に行ってきました。土曜夜8時から1時間ほどやっているのですが、大人が練習できるのは土曜日だけです。
県立武道館の一般教室にも通っていますが、実は先週で23年度後期が終了して今週はこれが初柔道でした。
いつもは子供らと一緒に6時から少年柔道に付き合って、そのまま成年の部で練習して帰るのです。
今日は8時ちょうどぐらいに行きました。
何故かというと、子供たちは、かみさんと一緒に今日から里帰りしているのです。
自分一人だけで行くのはなんかこっぱずかしくて、今日も行くのを止めようか迷ったのですが、柔道をやりたい誘惑には勝てず行ってしまいました。
いつもは坂井中の中学生が8時過ぎぐらいに来たり来なかったりという感じなのですが、行って誰も来てなかったらアホみたいで恥かくだけだなあと思いながらも行ってみたら、なんか中学生が大勢来ていてやたら賑やかです。成年の部のママさん二人も道着姿で来てらっしゃいました。
てっきり止めたと思っていたのですがそうではなかったようです。
ほっとしながら道場に入り指導の先生たちに挨拶して回りました。
その時に傷害保険の加入を勧められたので当然入りました。大人で1850円。安いもんです。
確か県立武道館も同じ値段だったような気がします。
その時、指導のTuj先生に自分だけでなく相手が怪我をした時にも適応されるのでというようなことを言われました。
その時はああそうですねと流してしまいましたが、今思えばあれが虫の知らせという奴だったのでしょうか。
本日の練習でなんと2人も怪我人が出てしまったのです。
一人は丸岡スポ少の元気印イズミちゃんです。彼女はまだ小学生ですが、お兄ちゃん一緒に練習に来ています。もちろんお父さんに連れられてですが。
彼女はさすがに中学生と練習するわけにはいかず、確かうちの小学4年生の男子と乱取りをやっていたと思ったのですが、気が付いたら抱きかかえられて運ばれていました。
どうやら左膝を負傷したようです。軸足なら致命傷です。
泣きながら手当てを受けていました。
父兄のお母さんがちょっと僕のほうを見ていましたが、僕が医者だということを知っているのでしょう。
でも整形外科の事は耳鼻咽喉科の自分にははっきり言って分かりません。
可哀そうですが指導の方たちに任せる他にありません。
さて、もう一人は先日黒帯を取ったばかりの中学生ショウゴ君(みんなにそう呼ばれていた)です。
加害者は僕です。
例によって強引な払い巻き込みで思い切り体を浴びせてしまい、どうやら右肋骨を痛めたようです。投げられた後しばらくうずくまっていたので心配でしたが、案の定やってしまいました。
自分もついこの前あばらをやったばかりなので辛さは分ります。
練習後「ごめんね、もう巻き込みはしないようにするわ。」と謝りましたけど、恨めしそうな顔をしていました。
今夜は痛くて二人とも寝られないんだと思います。

柔道については今まで下手の横好きで内股ばかりにこだわっていましたが、膝を曲げて低く入ることが意識的に出来てきたら、払い腰のほうが自分に向いているのではないかと思い始めました。
技の難易度も内股に比べて低く、遅れて柔道に目覚めた自分、残された時間が短い自分には良いかもしれません。
内股はよく考えれば首の大怪我を自分にもたらした技です。
元より向いていないのかもしれませんね。
何より今度首をやったら柔道どころか命、今後の人生、家族の生活に関わります。

毎回考えさせられる柔道です。
しかし週一回ではさすがに物足りません。県立武道館の柔道は4月半ばにならないと始まりません。そんなに柔道から遠ざかることなど出来ないし、何より5月末には弐段の昇段審査が控えているのです。
自由練習と称してやっている人がいないか来週のぞいてみようかな。
しばらく一人暮らしで暇ですから。

2012年3月19日月曜日

おやじ柔道 弐段への挑戦 ①

今回からタイトルを変えました。
昇段審査を5月に控えて意識を高めようと思ったのです。
先週で県立武道館の平成23年度後期講座は終了しました。
日曜は閉講式でしたが開講式で少々懲りたので出席しませんでした。
そのかわり、土曜夜の坂井町柔道教室の成年の部で中学生と乱取りをしてきました。
金曜日もそうでしたが、技が出せませんでした。
最近になりようやく気付いたことは、自分は組むだけで終わっていて、やはり技が出せていないということです。
先日のブログでは組手もうまくなってきて技も出せるようになったなどと書きましたが、弱い相手や、弱った相手に限ってのことなのです。
現役バリバリの相手には組むだけで、相手の技を凌ぐのに精いっぱいです。
これでは素人と変わりません。
中学生たちでさえ、組んでからそれほど間を置かず技をかけてきます。
自分はいい組手になるようまず全力を使います。それで自分にいい組手になった時には既に消耗しきっていて次に行くことができません。
単に体力が無いせいだと思っていました。
しかし、最近ではかなり体力も追いついてきているはずだし、それでも相手に先手を許すこの状況は何かが間違っているはずなのです。
そこで気が付きました。
自分の柔道は、組手 → 崩し → 技 というように全てが単発なのです。これでは技に到達するまでに気の遠くなるような時間がかかってしまいますし、相手がそれを嫌って途中で組手を切りに来たらそこでリセットされてしまうのです。
中学生にしろ、大人にしろ技を出せる奴はそれらの3つをどうやら同時に行っています。
自分のように一つ一つクリアして最終的に技にたどり着くという呑気なことは誰もしていないのです。
連続技のDVDを見ているうち、当たり前のことに今気づきました。
どうやら自分はど素人だったようです。
弐段などおこがましいとさえ言えるでしょう。
しかし、5月の審査は受ける気に変わりはありません。
審査までに自分から技を掛けていけるようになって見せます。

2012年3月15日木曜日

47歳からの柔道(13回目)

今日は3月14日、ホワイトデーです。今年のチョコレートは自分の医院の職員さんからだけだったので早々とお返しを済ませておりました。昨年開業するまではこの時期のお返しが結構精神的、時間的に負担であり、それから解放されたことでかなりいい感じです。

それでは本題、今日は水曜であり、県立武道館での柔道の日でした。先月怪我から復帰して以来ほとんど休まず出席できており、こちらもいい感じです。柔道を昨年秋に再開するまでは最高で88.5kgあった体重も練習後に体重計に乗るとなんと81kgにまで落ちています。ダイエット抜きでここまで落ちているということはいかに柔道がきつい競技かということでしょうか。
5月の昇段審査に向けて、このところとんと御無沙汰の朝のランニングも再開したいと思っています。
ところで、県立武道館の武道学園、つまりいま僕が行っている柔道教室(一般の部)ですが、前期、後期に分かれていてそれぞれ手続きが必要です。つまり受講料7900円を納めないといけません。それは別にかまわないのですが、実は手続きなしで自由参加している人たちが実は結構いるようなのです。たとえばいつも顔を合わせる高校生達とか、中学生とかです。
まあ彼らがいないと練習相手がいなくなってしまうのでいいんですけど。
つまり、現在正式に入会して練習に参加しているのは、自分を含めてほんの数えるほどしかいないということなのです。
大人になってから個人で柔道をやることがいかに困難かを物語ってますね。他のブログをみると、子供が少年柔道を始めたのをきっかけに自分も柔道を始めた、または再開した人たちが結構多いみたいですが、そういう人たちのグループが道場内に出来ているみたいです。
福井県でもそういうところがあるのでしょうか。
少なくとも今、自分の子供たちが通っている柔道教室には大人で柔道をやっているのは自分だけのようです。少し前まで、土曜夜の成年の部に、同じく成年の部に参加している中学1年柔道部員のお母さんとその友達みたいな感じで、白帯ママさん二人ほどいましたが結局受け身と打ち込みを覚える前に止めてしまったようで最近は姿を見ません。
そういう自分も最近はあまりの寒さにくじけてしまって、少年柔道の練習には参加していないのです。土曜の成年の部にも県立武道館にまじめに行っているくせに、そのせいで体を痛めたり、学会や仕事の会合があったりで出れてません。
そろそろ暖かくなってきたし、体もだいぶ慣れて痛みもそれほど無くなってきたので出てみようかと思います。
ちなみに本日の県立武道館は時間通り夜7時半に行くと、なんと参加者は自分ひとり。他にも大人の道着を着た人たちはいるのですが、主に女性ですがみんな形の練習をしていて、いわゆるガチンコ柔道をしに来ている訳ではありません。ここだけの話、形なんてやってもまったく面白くありません。というよりあれは柔道ではないと思います。未熟な自分には分からないのでしょうが、今は昇段審査でも形の審査がかなり重要な比重を占めているそうです。以前平成元年に僕が初段を宇都宮武道館で獲った時は、実技、いわゆる5試合行って3勝以上あげて合格した者だけ、その後に形の講習をラジオ体操のように並んで受けて、それでお終いだったんですがね。
当然、形の練習などした記憶もありませんし、その必要もなかったわけです。
おそらく、彼ら、彼女たちは別のところにちゃんと柔道をやれる場所があって、県立武道館へは形の教えを乞いに来ているのでしょう。なんでも形で世界的に有名な女性の高段者がいるのですから。
自分の柔道についても書いておきます。文章が下手で言いたいことがいつも後回しになってしまいます。
はっきり言って調子いいです。息が上がると行っても以前のように呼吸困難に陥るほどではなくなりました。組み手もうまくなってきているようで、組み負けることも少なくなりました。
したがって技をかけることが少しづつですが出来るようになってきました。少なくとも大学時代の自分よりは全然強いと思います。
胴回りも細くなってきたので、昔の黒帯がまた巻けるようになる日も近いと思います。くたびれた帯より硬くて新しい帯が好きなのでそれは無いですけど。
今日は参加者が最初自分だけだったので、また師範のW谷先生に打ち込みの相手をしていただき、ありがたい助言をもらいました。(まさにこの値千金があるために行っているようなもんです)


① 肩に力が入りすぎ、手首と指先に力を入れて肩の力は抜くこと。
そうか、それで肩が痛くなっていたのか。これでも随分力が抜けてきたと思っていたのだが。

 ② 技に入る時、もう5㎝低く入るといい。
これでも意識して低く、すなわち軸足の膝を曲げるようにして入っているのだが、もっとですか。

③ 大外に入る時右手の釣り手に遊びを持たせ、入る時に叩きつけるようにする。
そうか、こうすれば相手の上体を後方に崩せるのだな。

④ 大内刈りは、入る前に少し相手を引き出してその後すかさず自分の胸をぶち当てるようにするといい。
おお、三段の大阪税関のAさんや北陸中だか高校のR崎くんの払い腰の打ち込みがこんな胸を自分から叩きつけてくるような打ち込みだったぞ。どうすればそういう風に出来るのか分からなかったが。

⑤ 左技も一つは身につけておいたほうがよい。
ということで教わったのは右組みからの左の一本背負い。もっと腰を回して、頭を下げると絶対掛からない。背筋を伸ばして背中を相手の体に密着させて、おんぶする感じ。
しかし足腰に負担がかかるなこれは。でも実は背負いには昔から憧れがあって学生時代にもちょっと練習したことがあったなあ。

ついでに以前似たような状況の時に、やはりW谷先生に打ち込みの指導をしていただいた時のことも忘れないように書いておきます。

① 払い腰の打ち込みに入るときに軸足の膝をもっと曲げて入り、引手をもっと高く、首は後ろを向く。
膝の曲げについては矯正中で意識してやっています。引手は高いつもりだったんだけど、首は曲がらないんだけど秘密にしておきます。

② 大外はまっすぐ入る。横に出ないとぶつかるが相手の横に大きく踏み込みまっすぐ入る感じ。胸を付けて腰を曲げないように。
これは分かってやっているつもり。今はもっとましなはず。

③ 組手争いで相手が釣り手を振ってこちらに引き手を取らせまいとしたときには脇の下でも肩口でもどこでもまず掴んでしまうこと。相手の引手を切りたいときはこちらの釣り手を内側に絞るようにして切ればいい。
これは古賀稔彦もU-tubeで言ってました。最近はそのようにしてます。引手の切り方についてはDVDで内柴が似たようなテクニックを披露してましたので参考にしています。組手や、寝技のテクニックに関しては、即実用できるので勉強がものをいうみたいです。

こんな感じです。
武道学園平成23年度後期は次回金曜が最終です。絶対出ます。
明日の少年柔道も、早く仕事を終わらせて道着を着て出たいと思ってます。暖かくなってきたことですから。

2012年2月22日水曜日

47歳からの柔道 12回目

本日も行ってまいりました、県立武道館へ。
今日は北陸高校の道着を着て黒帯を締めた30歳の人が来ていました。初顔です。
もう一人39歳で僕のあばらを折った人と知り合いらしく、話しているのを聞いた限りでは現在柔術をやっているみたいです。さすがに寝技はかないませんでした。
本日の練習は開始時、その北高柔道着の人と、白帯18歳(体育学部受験のために来ているとのこと:なんだ受験対策かい)と自分の三人だけで準備運動から始まりました。
受身の後に打ち込み10回を10本。その後寝技5本、立ち技乱取り10本のいつも通りのメニューです。
寝技でスタミナを使い果たした自分は、本日の立ち技乱取りは、情けないことに3本がやっとでした。
途中から練習に加わった北陸中のR崎君には全く組ませてもらえず畳に這わされ続け、以前二回ほど見たことがある年配の黒帯の人は、最後にやりましたが相手がばてばてだったにもかかわらず掛け逃げを許してばかり。
残りの一本は、いつも残り15分になって現れるぼろぼろの道着の年配の柔道家。
体は小さいくせにものすごい逆三角形の体で、パワー柔道というか力の組み手でじわじわくる人です。
この人は技をかけているところを実は見たことがありません。
筋トレ代わりに柔道をやっているのでしょうか。
したがって投げたこともありませんが投げられたこともないという不思議な感じの人です。
今夜も案の定、同じ展開に。
でも、この人は組み手争い専門なので、自分の組み手の上達程度を測るいい目安になります。
ちょっと組み手は有利になってきたかも。
しかし、組み勝っても技が掛けられません。まだまだです。
今日は暖かくて久々にいい汗をかきました。
練習後に師範にあいさつに行くと「怪我はしませんでしたか」ときついお言葉。
この言葉が今の自分の立場をよくあらわしていると思います。
教える側も怪我されることを恐れているのでしょう。
しかし、今月は怪我から復帰後、5回連続での出席です。我ながら立派です。
健康診断の採血結果でも、今までどうやっても中性脂肪が300から600台というひどい値が、180と信じられない低値になってました。内服はしていますけど。
体重も3から4キロ減っています。ダイエットは一切していないので柔道のおかげです。
とりあえず、いまの自分は継続は力なりを信じてやるのみです。
自分はこれまで継続することで人生を切り開いてきましたから。やり始めるととにかくしつこいのが自分の取り柄なんです。
ま、おっさんの柔道はこのくらいにしておいて、長女の試合結果について報告します。2/12の錬成大会ではあっという間に大外を返されてそのまま袈裟固めで一本負け。あっさりしたもんでした。
2/18の丸岡の大会ではリーグ戦で4試合を戦いましたが、やはり全敗で世の中そんなに甘くないことを思い知らされました。一勝でも挙げれば黄色帯をもらえる予定だったのですが、始めてまだ5カ月で勝てるはずは無いのです。
長女は最初は負けると泣いていましたが、最後のほうではそんな仕草も見せなくなっていました。
自分の目から見ても打ち込みでさえ、釣り手が下がっている、引き手が引いていない、と明らかな欠点だらけなんですから。
そろそろ教えてやろうかなと思う今日この頃です。
それと、次女がとうとう近々、柔道着に袖を通すかも知れません。
ずっと柔道を拒み続けてきた頑固な次女だけにドキドキハラハラです。
自分は実は、最近はあまりの寒さに少年柔道に道着を着て参加することは無くなっていたのですが次女が道着を着てやるとなったら自分も参加するしかありません。
そう思っています。だって心配なんですもの。
柔道ほど危険なスポーツは実は無いのですから。

今夜は、体の痛みがありません。ずっと右肩が五十肩混じりの肩関節周囲炎だったのがどうやら落ち着いてきたようです。五十間近になっても体は鍛えられるもんなんですね。
人体は不思議ですね。今更ですけど。

2012年2月16日木曜日

47歳からの柔道(11回目)

・弐段への挑戦
先週から県立武道館の練習に復帰しています。昨日も行ってきました。23年度後期は既に30回が終了。そのうち自分が出席したのは12回。なんと半分も出席出来てない状況に愕然です。
だんだん体も慣れてきましたので残りはなるべく出て、全40回中半分は達成したいところです。

今度の日曜は昇段審査があるせいか受験予定の者は形の練習に専念しており、練習しているものはまばらです。ということで7時半ちょうどぐらいに行くと、いつものリーダー格の少年柔道の先生と、おそらくどこかの学校の体育教員であろう白帯の人が打ち込みに精を出していました。この方はほんとの柔道初心者で4月から始まる武道必修化に備えて勉強に来ているようです。

まあそんなことはどうでもよいのですが、自分は広い道場の端で準備運動と柔軟をしていると同じように遅れてやってきた北陸中学のR崎君との打ち込みを師範の先生に命ぜられました。
このR崎君は何度か一緒に練習したことがありますけど中学ではおそらく県下でトップレベルと思われます。パワー、スピード、切れどれもモノの違いを感じます。その子と15本ばかり打ち込みを行ったでしょうか。やはり打ち込みは大切であると実感しました。自分の打ち込みがどんどん鋭くなっていくのを感じます。打ち込みも強い選手とやらないとだめだと思いました。

その後立ち技乱取りとなったのですが、自分は4本行いました。昨年11月から黒帯をしめているY崎君と2回、先の少年柔道クラブリーダー格の人、おそらくは参段ぐらいの人と1回。もう一回はいつもの坂井中のケンジ君とです。彼とは全力を振り絞ってパワー柔道に徹すれば負けることはないのですが、普通にまともな柔道をすると足技で転がされてしまいます。この日も足技で二回ほど転がされて、少し頭にきて最後に一回何が何でも投げようとしたところで終了のブザー。
この借りは土曜日の坂井武道場で返すことを誓いました。
冷静に振り返ると最近ケンジ君にはいつも組み負けているように思います。右釣り手をいつも奥襟で取られて頭を下げられているのです。自分のほうが体格も力も上なのに頭にきます。奥襟を取られた場合は柔道着をずらして相手の釣り手を下げると本で読んで知っていますが、そんな姑息なことまでさせられるのが頭にきます。

まあそれでも息が上がって立っていられなかったついこの前までのことを考えると自分も進歩していると思います。いや進歩しているに決まっています。
そういえば先週、師範のY谷先生に5月に昇段審査を受けることを勧められました。ほんとは今月受ける予定だったのですが一か月怪我で休んでしまったので仕方ありません。その時なんと形と筆記だけで良いというようなことを言われたのです。「若い人と試合しても仕方ないし・・・・・」なんて言うのです。冗談ではありません。そんなんで弐段になってもちっとも自慢できません。インチキ弐段です。そんなことなら昇段審査など受けずに一生初段のままでいたほうがましです。試合を希望しました。通常5試合ほどやって3人に勝たなくては昇段できません。Y谷先生は「いいですよ」と言って笑っておられましたが。

というわけで本格的に弐段への挑戦が始まりました。65歳までに五段になって医者やめて、柔道教室を開いて余生を送る夢もいまスタートです。

2012年1月30日月曜日

47歳からの柔道(10回目)

  • 柔道やった次の日はおじいちゃん。
1月28日土曜日は久しぶりに長女の柔道教室成年の部で柔道をやりました。道場への参加はその前の週から参加してはいたのですが、インフルエンザが同地区で猛威をふるっていますので前の土曜日は中学生も少なく乱取り稽古は行わなかったので1月28日が怪我明け初の練習となりました。
昨年12月16日に負った右ふくらはぎの肉離れはどうやら治ったようです。痛みはもう全くありません。
というわけで久しぶりに中学生と乱取り。投げたり投げられたりのまずまずの内容でした。
それにしても中学生の進歩の速さは見ていて呆れるほどです。実際組んでみるとよくわかります。自分が弱くなったせいも多分あるのでしょうが。
中学生黒帯中量級のK・Iくんとは組手で勝てなくなっていて、何度も投げられました。最後に払い巻き込みで何とか投げましたがもう二度と掛からないでしょう。
来月の昇段審査で初段受験予定の中学生とは内また巻き込みで一回投げたと思いますが、その後背負い投げで見事に投げられました。
やはり息が上がって立っているのもやっとの状態に。
これまでは右肩が痛くてどうしようもなかったのですが、徐々に慣れてきたせいかそれほど痛みは感じませんでした。しかし、帰宅してしばらくするとじわじわ筋肉痛が襲ってきて、翌日には冒頭の「柔道やった次の日はおじいちゃん」の状態になってしまいました。
しかし、まあ、また柔道できるようになって良かったです。休んでいる間に正月もあり、全然関係ありませんが柔道衣2つと新しい黒帯をネットで購入しました。
柔道衣は前から安物を使用していることが気になっていました。やはりいい年した社会人ですからいくら柔道とはいえ見るからに2足3文のものを使っていては道場の方に対して失礼ですし、自分が恥ずかしくなってきたのです。
というわけで買ったのがaddidasの最上級モデルJ800Nと東洋(国産)のG300という柔道衣。値段はaddidasが2万7千円、東洋G300が1万7千円でそれにネーム刺繍代がそれぞれ1200円ぐらい追加になってます。addidasは結構期待していたのですがちょっと期待はずれでした。東洋のG300は値段の割に一番お買い得というネットの書き込みを信じて買ったのですが、こちらは素晴らしい品でした。襟も厚く硬く、よく見ると襟の上半分だけ中綿の量が多くなっていてものすごく硬くなっています。addidasのはそんな細工はされてなく、襟も柔らかくてあれっという感じ。欧州勢の違法柔道着のような襟の厚さが1cmoverでかたくて襟がつかめないほどのガチガチを期待したのですがずいぶんおとなし目で、柔らかい柔道着にガックシです。生地もG300のほうが固めで厚めで自分的には大満足の一品でした。
値段はaddidasより1万円も安いのに。ネット通販は実際見て触って買えないので仕方ありませんね。
あと、帯ですが自分的にはやはり東洋のODA-MODELというガチガチの堅くて分厚くてごつい黒帯が前から欲しくてしょうがなかったのですが、最近、生産終了しましたとの事なのです。「えー」と思いましたが後の祭り。どうやら今年の春から柔道着の規定が変わるらしくて先に言った襟が固くて掴みにくい柔道衣は禁止になるらしいのです。これもヨーロッパ柔道界のレスリングタイプ柔道が主流になりつつあるためにその対策として柔道衣の規定を厳しくして取り締まろうということだそうです。
そのうち東洋柔道衣のG300も生産中止になるかもしれませんね。
そんなわけでお目当ての黒帯は購入の機会を逸してしまったのでその代わりとして、九櫻(クサクラ)JOGS特製黒朱子帯幅広肉厚タイプという黒帯を買いました。値段は名前刺繍を入れて5000円ほどでそれほど高いものではありません。もともと欲しかった東洋の黒帯は15700円もしますが。
それも1月27日に届いてさっそく締めて土曜の練習となったわけです。帯の感想はまあー固いという感じです。それまでミズノの幅47㎜全日本モデルを締めてましたがそちらは厚みはそれほど無いけどしなやかです。迫力あるのでまあまあ満足ですが。
ちなみにもともと使い古して擦り切れた年季のそれなりに入った黒帯を持っていたのですが、20年ぶりぐらいなので久々に締めたら胴が太くなるのに反比例して帯が短くなっていてさすがに使えなくなっていたので泣く泣く新品を買うことにしたのです。新品の帯っていかにも初心者臭くてかっこ悪いと思っていたのですが。

といった感じで柔道をほどほどに楽しんでいます。
今週から県立武道館の練習も再開するつもりです。どうなることやら。
長女の第二戦、三戦も2月にあります。勝てば黄色帯に昇格といわれています。
こちらも楽しみです。

それでは。