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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2014年7月31日木曜日

強化練習に参加しました おやじ柔道(87)

暑い日が続きますね。
柔道着を着て立っているだけで汗で道着がびっしょりの季節になりました。
暑い方が好きとか言ってられない近頃のおやじです。
寒ければそれをさぼる言い訳にして、暑ければそれを言い訳にする、そんな感じでしょうか。
普通は道場にエアコンなどないのだから当たり前なのです。


前回の日曜は少年柔道の強化練習会が県武で行われました。
うちの娘たちが通う坂井町柔道教室も毎年参加しています。
今年は熱中症に注意しながらの参加となりました。


いつものように低学年は小道場、中高学年は大道場という具合に分かれて行われました。
ただ、いつもと違って今回は低学年の方は、赤ペン先生が講師となって柔道の基本を一から子供達に噛んで含むように教えるかたちでした。
おやじはいつもの如くリオの見守りで小道場にいましたが、赤ペン先生のあまりの教え方のうまさに感心する事ばかりでした。
こんな先生に教わることが出来る子供たちは幸せです。


去年までは低学年の方でも乱取りや練習試合がメインだったのですが、このような講習会形式も先生が良ければ大歓迎です。
というか講師の先生の負担が半端ないでしょうけど。


教えるほうにとって一番楽なのは、決まったメニューに沿って子供達が自主的に淡々と進めて行ってくれる練習です。
教えるほうはやっている傍から口出しして「指導」するだけでよいのです。
誰にでもできます。
まあ、おやじが出来るのはせいぜいこのくらいですね。


強化練習の話に戻りますが、午前は大道場でも講習会形式で進んだようでした。
午後からはいよいよ実戦形式の練習です。
昼休みの審判会議が長引き、喫煙所で急いで一服してから道場に駆けつけると午後の練習はもう始まっていました。


リオの姿を大道場で探しました。
居りません。
実は指導者の先生に午後からは大道場の練習に出るよう言われていたのです。
午前は礼法や、受け身などの基本についての講習が中心だったので、実戦形式の練習を目的として参加した選手にとっては少々物足りないものだったのかもしれません。
リオが大道場に居ないので小道場に行きました。
するとみんなと一緒に先生の前に並んで何かをやっていました。
指導者の先生につまみ出される形で大道場に連れていかれましたが、赤ペン先生の教えがかなり面白かったようで不満顔でした。


で、午後は早速各学年に分かれて練習試合です。
この強化練習会では審判の訓練も兼ねているらしく、各試合場でまんべんなく全員が審判を交代で担当するよう事前通達がありました。
焦ったのはこのおやじです。
審判などやった事がありません。
いつも見てはいますが、見るのとやるのとでは当然全く違います。
いきなりやれば恥をかくこと請け合いです。
しかし、リオの傍には付いて居たいので仕方なく腹を決めてその場に居る事にしました。


幸い審判が回ってくることはありませんでしたが、そのうちやる事になると思います。
肝心の練習試合の方は、3年生の部に入れられたリオは4戦全敗でした。
最初、松任の女の子に当たった時は、内股に行く形で股の間に足を差し込まれて相手も投げに行かず、リオもそのまま固まっているという展開が何度か見られました。
これは審判会議でも問題になっていた状態で両者に指導が行くケースだそうです。
内股に行く途中で止まっている子は偽装攻撃で指導、足を差し込まれて何もできない方には消極的姿勢による指導。
3年生の部にはリオと同じ2年生のトップ選手も混じっていましたが、その子たちにもあっけなくリオは負けてしまいました。
まだまだ力の差は大きいようです。
しかし、自分から積極的に背負いに行く姿勢が見られたので良しとしました。


5年生の部のマオの方へ眼をやると、マオもそこそこ頑張っていました。
女の子同士の対戦ばかりでしたが、立派な体格の石川県勢相手に自分から技を掛けに行っていました。
ガッチリした強そうな子相手に勝ちを収めるところも目撃してしまいました。
いつものへっぴり腰もそれほど目立たなかったように思います。
練習試合の後の掛稽古でも、6本も当たりに行ってました。
「へたれがどうしちゃったの?」て感じです。
逆にリオは3本しか当たりに行けずペナルティの脇締めをやってました。


マオについては見放したも同然でしたが、練習を続けていることで変わってきているのかもしれません。
やはり続ける事が肝心なのです。
柔道は裏切りません。
「柔道無窮」です。


それはそうと昼休みの審判会議で片膝背負いの事が話題になっていました。
両膝着きは全国的に少年柔道では禁止事項となっていますが、片膝については容認している県がほとんどで、現に強化練習に参加している石川県勢でも使う子が多数みられました。
低い背負いで前に巻き込み気味に落とし、そのまま押し込んでローリングしてポイントを奪う戦法で小型選手にとっては強力な武器と言えます。
これと小内巻き込みの二択でトーナメントを勝ち上がっていく小型選手も珍しくありません。
というか、小さな選手で上位に行く子はみんなこのタイプと言ってもいいぐらいです。


この片膝着き背負いを他県にならって、福井でも容認してはどうかという意見がある指導者から出たらしいです。
片膝背負いが相手に及ぼす危険性と、将来的にその選手が伸び悩む可能性から片膝をこれまで通り禁止とする反対派と、全国大会などで片膝背負いに対して何も出来ない事や全国的な流れなのだから福井県だけ禁止しても仕方ないとする賛成派に二分されました。
司会の先生も苦労されてましたが、結局明確な結論は出なかったように見受けられました。


確かにこれは難しい問題だと思います。
以前このブログでも片膝背負いについて反対する内容を書きましたが、全国を見据えた場合不利は否めません。
また、小型選手を抱えるチームや父兄の方からすれば片膝背負いの容認は間違いなく朗報となるでしょう。
おやじのリオも小型選手もいいところですから、この片膝背負いをやらせれば勝率が格段にアップすること間違いなしです。
目先の勝利を取るか、将来の可能性を取るかといった事でしょうか。
リオの目先の勝利も喉から手が出るほど欲しいおやじには結論は出せません。


あと、気になったのは片膝背負いを掛けられた方が相手のズボンを持って前に転がるのを堪えた場合、これは足取り反則を取られるのでしょうか。
それとも片膝を付いている段階で寝姿勢という事でセーフなのでしょうか。
しかし、寝姿勢であれば投げとみなされないという事はないのでしょうか。
巴投げなど捨身技と同列に考えて良いという事でしょうか。
その時質問すればよかったと後悔しております。




練習後は森田の花火大会に行きました。
同じチームの子も何人か来ていて楽しい時が過ごせました。
丸一日練習した後なのに子供の体力にはいつも驚きます。


体力と言えば、この暑さのせいかおやじ柔道はヘロヘロ柔道もいいとこで、まるで酔拳のようです。
立ち技乱取りなど白目をむく寸前でかろうじて立っている感じです。
暑さのせいだけなんでしょうか。
そろそろ禁煙しないと柔道どころでなくなる予感です。
県武の武道学園一般も昨夜の練習でいったんお盆休みに入ります。
なんと22日まで。


長すぎでしょ。
ま、いっか。

















2014年7月19日土曜日

やっぱ夏でしょ おやじ柔道(86)

 もうすぐ梅雨も終わりそうですね。
クーラー無しで寝るのがきつくなってきました。
若い頃は夏は苦手でしたが、年を取ってからというもの、冬よりは断然夏男になってしまいました。
体が楽と云うか痛くないんです。
そうです、まだ無痛状態が続いていまして県武通いが苦にならなくなってきました。


昨夜も行ってきました。
今週は水金とフル参加です。
ちょっと前までは水曜は行けても金曜は行かないのが常でした。
というのは、おやじの診療所は水曜午後はおやじのおやじ、つまり先代が診療することになっていまして、この若おやじは一応フリーなんです。
つまり半日しか仕事が無く、体力に余裕があるので水曜日は必ず県武に行くようにしています。
しかし金曜は普通に6時過ぎまで仕事があるので、精神的な疲れから地獄の県武に行く気が起きなかったのです。
が、最近土曜の坂井町一般も小学生が中心となりつつあるので最低週二回の練習は確保したいおやじにとって金曜夜の県武は外せなくなってきました。
夏場は耳鼻科の外来がガラガラで暇な事もありますしね。
金曜行くなら今でしょってとこです。


昨夜は実は仕事が終わって行くかどうか迷った挙句、一旦は自宅に帰ることを決意しましたが、車を運転しているうちにこのまま行ってもいいかなと思いそのまま行ってしまいました。
「迷った時は行く」その自分の掟に従ったまでです。


いつに無く早く着いてしまいました。
大道場では少年の部がまだやっていました。
少年柔道に関わる身として県武の練習をじっくり観察してみると、意外に緊張感の無いことが分かりました。
低学年など遊びながらやっている子が少なくありません。
指導のM石先生がしきりに檄を飛ばして締めようとしていましたが、なにぶん低学年だけでも20名ぐらいの大人数ですので、なかなか集中力が保てない子が多い気がしました。
いくら練習相手が豊富でもおちゃらけてしまっては時間の無駄です。
人数が多いというのもデメリットになりうるという事に初めて気づきました。
むづかしいものです。


一般では久々にK納君と練習できました。
柔道着は変わらずですが、ピカピカの黒帯が光っていました。


整列 → 礼 → 輪になって準備運動 → 受け身(後ろ、横、前回り) → 打ち込み10本×10 → 寝技一周3本 → 立ち技乱取り6~7本 → 整理運動(腹筋、背筋、腕立て、コサック、両足倒しの腹筋各々30回) → ストレッチ(腰、膝、肩) → 整列、礼
1時間で以上のメニューです。
いつもこのメニューで変わりありません。
が、変わったのはおやじの方です。
以前は打ち込みぐらいまでは難なくこなせたはずなのですが、最近は受け身の時点で既にきつく感じます。
回転受け身などするとくらくらして気持ち悪くなります。
打ち込みでは完全にスタミナが持ちません。
ガス欠の状態で寝技突入です。


ぜーぜー言いながらへたるような状態で乱取りしても得る物があまりないな~などと以前は思っていたのですが、実はそうではないという事に最近気づきました。
体から無駄な力が自然に抜けてむしろ上達が早い気がするのです。
ガス欠になってからが本当の稽古です。
問題は畳に立ち続ける根性があるかどうかという事になりますね。


おやじは最後の立ち技乱取りではさすがに休みを入れながら、4本しか出来ませんでした。
でも満足です。
K納君から大内刈りで1本とN尻先生から大外で1本取れましたから。
大内刈りが決まった時など「よっしゃ~」と思わず声を上げてしまいました。
大内は地味だけど難しい技ですからね。


そんな感じで柔道着を汗ぐっちょりにして帰宅しました。
帰ってからも体内が風呂釜の空焚きのような感じで、かっかと火照った状態が続いていました。
これはいつもの事ですがこの感じが堪らないのです。
翌日の昼頃になるとようやくいつもの状態に戻る感じです。


家族からは冷めた目で見られているようですが、そんなことお構いなしに燃えまくるつもりです。
以上でした。

2014年7月9日水曜日

熱い夏がまたやってきた おやじ柔道(85)

 いやあ、暑くなってきましたね。
寒いよりは全然良いと常日頃言っているおやじですが、台風の影響かこうも暑いといささか萎えてくるおやじです。
気になるスタミナはいつになっても一向に付いてくる気配が無く、体重増加と相殺されているのかと考えています。
先週は水金の夜は県立武道館、土曜は坂井町の一般で汗を流しました。
が、打ち込みで息が上がってしまい、寝技で完璧にスタミナが枯渇し、立ち技はそれこそただ立っているだけで精一杯という有様です。
いろいろ試したい技、磨きたい技があってもこれではいけません。




年寄りのくだらない愚痴はひとまず置いときましょう。
先だっての日曜は福井県柔道整復師会会長杯少年柔道大会兼福井県少年柔道大会が県立武道館で行われました。
4年生以上の個人戦、団体戦で福井県一を決める大会です。
もちろん勝てば全国大会への切符を手にできます。




試合結果はうちはまあまあ良く頑張った方だと思います。
個人戦は全員初戦突破しましたし、団体戦は3チーム中2位で決勝トーナメントへは進めませんでしたが、自分の持てる力は出せたのではと思います。




我家からは長女のマオが個人団体とも出していただきましたが、個人戦一回戦で今まで勝った事の無い春江の子に旗判定で勝った以外は、団体戦が一敗一分けでまあいつもの感じでした。
勝った試合も負けた試合も内容が悪く、とても褒められたものではありませんでした。
おやじが指導者ならマオなど絶対に試合には出したくないところですが、どの大会でも一勝は挙げるので、本人はそれで責任を果たした気になっているのでしょう。
救いようがありません。
逆にマオに負けた子が可哀そうで仕方がないのですがそこは勝負の世界、負けた方にも反省材料があるのでしょう。




そんなストレスの溜まる底辺の試合があるかと思えば、見ていて感動を覚える試合もありました。
団体決勝の川口道場と柔整会の試合です。
抜きつ抜かれつの白熱した試合から最後は、紙一重の差で感動の川口初優勝。
会場の熱気は最高潮に達しその余韻が残るなかでの閉会式となりました。




おやじもすっかり引き込まれて観戦中何度も声を上げてしまいましたが、試合を見ているとその選手たちの練習の量と質の高さが覗え、今考えるとため息しか出ません。
試合に勝って泣けるぐらいの練習をして欲しい、と思うのは親のエゴでしょうか。
とにかくマオには小学柔道で燃え尽きて欲しかったのですが、燃え尽きるのも簡単ではないようです。
当たり前ですけどね。


ここはひとつおやじが子供たちのお手本になるしかありません。
と言いたいところですが、スタミナがちょくちょく燃え尽きて道場の端にへたり込んでゼハゼハ言っているへたれおやじにしか映ってないでしょうね。
「無理すんなよ年寄りなんだから…」と言いたげな中学生や高校生の顔が浮かんでくるようです。
「柔道無窮」という言葉がありますが、おやじにとっては柔道は窮する事ばかりです。



とりあえず今日も県立武道館で死んできます。