練習終了後事件は起きました。
いや、すでに起きていたことに気づいていなかったのです。
いつものように道場の隅に置いた自分のバッグを持って玄関に向かいました。
ぞうりを下駄箱から取出しここらでバッグのポケットにいつも入れてある車のキーを探りました。
ない・・・・。
上着のポケットも調べましたが無い。
次にバッグを全部中身を引っ張り出して調べましたがありません。
まさか鍵を無くした?
自宅のカギから病院のカギいっぱいじゃらじゃら付いたおやじのマスターキー達が無いのです。
更衣室に行き調べましたが無い、車まで行き調べたが無い、仕方なく武道館の管理人室に行き、鍵の落し物が届けられてないか問い合わせました。
当然届けられているはずもありません。
師範の一人でもあり、県立武道館勤務のW谷先生にも事情を話し一緒に探していただきましたが見つかりません。
いったん落とした大道場の照明も再度つけてもらい探しました、懐中電灯を借りて駐車場も探して回りましたが無いのです。
ここでよく考えてみました。
いつも武道館に車で到着した後、エンジンを切ってキーを抜きます。
そして、トランクに入っている道着のバッグを取り出すため車内のレバーを操作してトランクを開けます。
そして車外に出た後すぐにオートロックでカギをかけてしまいます。
トランクは空いた状態なのでバッグを取り出した後バタンと閉めて、いつものようにそそくさと道場に向かいました。
遅刻したこともあり、ひょっとしたらトランクの中に鍵を置き忘れた可能性があったのです。
というかバッグのポケットに入れたつもりが暗いので外に滑り落ちたかも。
とりあえず、これ以上の捜索は無駄ということになりました。
車は武道館の駐車場に残して、W谷先生の車で自宅に送ってもらいました。
誠に申し訳なくて情けないおやじです。
でも鍵の紛失などいつかは起きることです。
それがたまたま今日だったというだけの事と思い気を取り直しました。
車内でW谷先生に「今まで10年以上使ったことのないスペアキーなど探しても見つからんよ~」
と言われました。
また、「奥さんが管理して持っていたら、そりゃボーナス出さなあかんね~」とも言われました。
確かにしょっちゅう引越しだの部屋の模様替えをしている家にスペアキーがある可能性は極めて少ないと思われました。
自宅に送っていただき、深々と礼をしてW谷先生を見送り家に入りました。
家内は子供と入浴中でした。
出てくるのをじりじりしながら待ちました。
結局、スペアキーは見つかりました。
どうやら最悪の事態は回避できたようです。
しかし、県立武道館へはタクシーで戻ることになりました。
仕方なく春江タクシーに電話です。
タクシーは10分ほどできました。
県立武道館と行先を伝えると、その後の会話は何もありませんでした。
こんな時間に誰もいない武道館へ何しに行くのといったところでしょう。
武道館の真っ暗な駐車場に行き合鍵でトランクを開けてみるとやっぱりありやがりました。
この野郎といった感じです。
でもほっとしたせいか、妙に得した気がしました。
もしトランクに鍵が無ければ、また自宅でスペアキーが見つからなければ、それはそれはめんどくさいことになっていたでしょう。
妻にボーナス仕方ありませんね。
その後家に帰るともう11時近くでした。
それから、柔道衣を洗濯機で洗濯し、その間に冷えた鍋の残りをつつき、医院の帳簿付けをし、冷めた風呂に入って疲れを癒し、洗濯の終わった柔道衣を外に干して一日を無事に終えたおやじでした。
めでたしめでたし。
いや、すでに起きていたことに気づいていなかったのです。
いつものように道場の隅に置いた自分のバッグを持って玄関に向かいました。
ぞうりを下駄箱から取出しここらでバッグのポケットにいつも入れてある車のキーを探りました。
ない・・・・。
上着のポケットも調べましたが無い。
次にバッグを全部中身を引っ張り出して調べましたがありません。
まさか鍵を無くした?
自宅のカギから病院のカギいっぱいじゃらじゃら付いたおやじのマスターキー達が無いのです。
更衣室に行き調べましたが無い、車まで行き調べたが無い、仕方なく武道館の管理人室に行き、鍵の落し物が届けられてないか問い合わせました。
当然届けられているはずもありません。
師範の一人でもあり、県立武道館勤務のW谷先生にも事情を話し一緒に探していただきましたが見つかりません。
いったん落とした大道場の照明も再度つけてもらい探しました、懐中電灯を借りて駐車場も探して回りましたが無いのです。
ここでよく考えてみました。
いつも武道館に車で到着した後、エンジンを切ってキーを抜きます。
そして、トランクに入っている道着のバッグを取り出すため車内のレバーを操作してトランクを開けます。
そして車外に出た後すぐにオートロックでカギをかけてしまいます。
トランクは空いた状態なのでバッグを取り出した後バタンと閉めて、いつものようにそそくさと道場に向かいました。
遅刻したこともあり、ひょっとしたらトランクの中に鍵を置き忘れた可能性があったのです。
というかバッグのポケットに入れたつもりが暗いので外に滑り落ちたかも。
とりあえず、これ以上の捜索は無駄ということになりました。
車は武道館の駐車場に残して、W谷先生の車で自宅に送ってもらいました。
誠に申し訳なくて情けないおやじです。
でも鍵の紛失などいつかは起きることです。
それがたまたま今日だったというだけの事と思い気を取り直しました。
車内でW谷先生に「今まで10年以上使ったことのないスペアキーなど探しても見つからんよ~」
と言われました。
また、「奥さんが管理して持っていたら、そりゃボーナス出さなあかんね~」とも言われました。
確かにしょっちゅう引越しだの部屋の模様替えをしている家にスペアキーがある可能性は極めて少ないと思われました。
自宅に送っていただき、深々と礼をしてW谷先生を見送り家に入りました。
家内は子供と入浴中でした。
出てくるのをじりじりしながら待ちました。
結局、スペアキーは見つかりました。
どうやら最悪の事態は回避できたようです。
しかし、県立武道館へはタクシーで戻ることになりました。
仕方なく春江タクシーに電話です。
タクシーは10分ほどできました。
県立武道館と行先を伝えると、その後の会話は何もありませんでした。
こんな時間に誰もいない武道館へ何しに行くのといったところでしょう。
武道館の真っ暗な駐車場に行き合鍵でトランクを開けてみるとやっぱりありやがりました。
この野郎といった感じです。
でもほっとしたせいか、妙に得した気がしました。
もしトランクに鍵が無ければ、また自宅でスペアキーが見つからなければ、それはそれはめんどくさいことになっていたでしょう。
妻にボーナス仕方ありませんね。
その後家に帰るともう11時近くでした。
それから、柔道衣を洗濯機で洗濯し、その間に冷えた鍋の残りをつつき、医院の帳簿付けをし、冷めた風呂に入って疲れを癒し、洗濯の終わった柔道衣を外に干して一日を無事に終えたおやじでした。
めでたしめでたし。