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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2013年1月24日木曜日

とうとう届いた おやじ柔道(32)

 
 本日県立武道館で柔道の日。
行くとすぐ、一緒に弐段を受けたHさんから話しかけられました。
「さっきもらいましたよ、免状、8月に届いていたけどW谷先生忘れていたらしいですよ」
そんな事だろうと思ってましたが、届け出自体を忘れられてなくてよかったと思いました。
先の長くないおやじ柔道家にとって次の参段受験までの修業期間が最低三年の決まりなので、ここで半年とか一年ロスすると絶望的になってしまうのです。
帰りに事務所に寄りW谷先生に大きく分厚い長い、見たこともない封筒に入った弐段の免状をいただきました。
封筒の中には講道館の会員証カードも入っていました。
おまけに講道館の紋章入り額縁のチラシも。
でも高いのでこれはパスです。
 
 

 
 以前もらった初段の免状と大きさは変わってませんでした。
ただし、最後の講道館名誉館長の署名はなかったです。
 

 

 
カードも変わりました、色とデザインが。
前回は銀行キャッシュカードや図書館カードのようでした。


 

 
額縁のチラシです。
さすがに五段、六段ぐらいになればこんな額に入れたくなるのでしょうが、まだ上を目指している弐段のおやじにはもったいない気がします。
 
結構いい気分で練習から帰ることが出来ました。
こんな事も無ければやってられないといったところです。
練習のほうは、7時半過ぎに到着して着替えていると、なんか高校生に遠巻きにからかわれました。
やはり彼らにとっておやじの位置づけは「勘違いおやじ」または「変人」の類なのでしょう。
武道をやっているからと言ってみんなが精神修行をしているわけではありません。
特に腹も立たず、道場に出ていくと一般の部はやはり少ない限りです。
一人、若い白帯君が女性指導者相手に打ち込みを行っていました。
 
さっそく彼と打ち込み開始です。
一通り息も上がったところで、「背負い投げはどうすればうまくできるんですか」
なんて白帯のK君が聞いてきました。
おやじは長身なので、背負い投げのような担ぎ技はあまりやりません。
昔一時だけ練習したことがあるのですが、実戦で使えるまでにはならなかった記憶があります。でもせっかく聞いてくれているので、おやじなりに一生懸命指導していると、はたで見ていたHさんが、最初は釣り手だけで打ち込みをやったほうがよいと言ってくれました。
それで背中に乗っける感覚を養うのだと。
確かにそれだといい感じで打ち込みが出来るようです。
しかし、やはり片手は腕、肩に負担がかかります。
それと自分より低い相手はやはり打ち込みも一苦労です、おやじには。
子供たちに今度、片手打ち込みを教えたいと思います。
 
乱取りは白帯君は難なくさばけるし投げれるものの、いつもの残り15分でやってくるH本さんには、やはり組み手争いで終始してスタミナをお互い使い果たしてしまい、煮え切らない柔道に終始してしまいました。
以前一度だけ投げれた反対側の肩口から奥襟を取るcross gripは警戒されてもう使えなくなってしまいました。
相手も負けたくないから研究してきますね。
今度こそ小柄なH本さんを派手に投げ飛ばしてみたいもんです。
 
 

2013年1月22日火曜日

柔道衣のこと・つづき おやじ柔道(31)

前回柔道衣について熱く語ってしまいました。
当面は柔道衣に関しては新規購入はないと思いますが、破損した場合はすぐ購入するつもりです。
その時に買うものは実はもう決めてあります。
九桜の「大将」か、ミズノの「柔」です。
ミズノは一着持っているので、「大将」が今ほしい柔道衣No.1ですね。
実は長女のマオが昨年秋ごろから新しい柔道衣を着ています。
それまで使っていたのは、中条というメーカーの「百虎」というモデルで、一重織のペラペラ柔道衣です。
オーダーメイドでありながら安いというのが売りです。
うちのクラブではみんな最初はこれを使っているようです。
子供ですからそのうちサイズがどうしても合わなくなってくると、好みのものを自分で買うという感じです。
そんな訳で二着目は自分でネットで探して買ったのですが、九桜の「先鋒Jr」というものです。
子供の柔道着選びで留意したのは次の二点。

  1. 決して高価でないこと。
  2. 襟、生地が丈夫な二重織であること。

だけです。
いろいろ探して「先鋒Jr]となりました。
実際、物が届いてみると、驚くほどしっかりした柔道衣でした。
襟も大人顔負けのごつさです。
分厚いがそれでいて柔らかく、いわゆる柔道衣らしい柔道衣といった感じです。
ズボンなどそれまで使っていた一重織の百虎とは比べ物にならないほどごつくてごわごわしています。
値段もお手頃でゼッケン、刺繍込みで1万円ちょっとでした。

次女のリオも試合用にゼッケン付きの柔道衣を購入することになりました。
それまでは安いだけのネーム刺繍も無い柔道衣を着ていました。
ちなみに値段は3500円。
松勘というメーカーで知る人ぞ知る柔道衣を作るメーカーです。
ちなみにへたれ親父が通う県立武道館の師範の方々もこの松勘の高級モデルを着ていらっしゃいます。
それの一番小さいサイズをネットで買ったのですが、一重織にしては生地もしっかり、襟も硬くて立派なものでした。
ただ、着丈が長くいかにも古臭いシルエットなのです。
女の子なのでワンピースみたいでかわいいのですけれどね。
それで、試合用に購入したのはミズノの「三四郎」というモデルで、一重織のタイプです。
生地は一重ですが厚めの生地を使用しており、耐久性もあるという感じです。
本当は二重織タイプの「三四郎Ⅱ」にしたかったのですが、リオはまだ体が小さくて、二重織ではサイズが無かったのです。
値段はやはりミズノは高めでありまして、刺繍、ゼッケン込みだと姉のマオのものより高くなってしまいました。
見た目は松勘と比べ丈が短く、TVで見る柔道選手のようにかっこよさげです。
ズボンは幼児用のサイズということで、ゴムひも付きであまりかっこよくありません。

ちなみに長女の柔道衣「百虎」は約一年間、週3回の使用で襟がボロボロ、ズボンも小さな穴あき状態となってしまいました。
昔自分が少年柔道をやっていた頃は、週一回の練習だったので一度も柔道衣がぼろくならなかった気がします。
ちゃんと練習すれば柔道衣の寿命はそれほど長くはないんですね。

次はいよいよ帯の話です。

柔道衣、帯の事 おやじ柔道(30)

今回は、今のおやじの命ともいえる柔道衣と黒帯について書きます。
一昨年秋に柔道を15年ぶりに再開し、以前の帯と柔道衣を引っ張り出して来て、着て愕然。
ちんちくりんのつんつるてんでした。
道衣はミズノ優勝で、モデルはタグが既に判別不能で分からず。
サイズはズボンのタグがかろうじて判別可能で、4号でした。
軟らかくてペラペラの状態。
袖も短くて肘を曲げると袖口が肘のところまで来るぐらい縮んでしまっていました。
乱取りでも相手が掴みずらそうでこれはいかんと思い、安い二重織柔道衣、山嵐という銘柄の最安値の物をネットでとりあえず購入しました。
値段は8900円。ネーム刺繍を入れても1万円しない安物です。
サイズは4号があれほど小さくなってしまったことを考え、2サイズアップの5号にしました。
しかしこれは大失敗。
逆に大きすぎて、特に着丈が長すぎて黎明期の柔道家の様にスカートの様な感じになってしまいみっともないことこの上なく思われ、全く同じ銘柄、同じモデルの4.5号をネットで注文し直した次第です。

それでしばらくやっていましたが、県立武道館などで紅白帯を締めた師範の前にその安物を着て挨拶に行くたびなんだか恥ずかしくなってきたのでした。
向こうはこちらが斉藤耳鼻科の跡継ぎであることをもちろん知っていますし、いい年した社会人がそんな安物を着てのこのこ現れるのを見てどう思うだろうか?
その道の達人は道具にも精通しています。
柔道着の着こなしを見ればその人が強いのか、弱いのか判るとも言われています。

ふくらはぎ肉離れというちょっとした怪我をしたこともあり、ゲン直しの意味でも、昨年正月にちゃんとした柔道衣を買い直しました。
2着買いました。
1着目は東洋マーシャルアーツ デストリビューション(略して東洋)のG300というモデルです。
生地が硬く、襟が厚く、硬く出来ており柔道界では掴みづらいことで有名な道衣です。
同時にコストパフォーマンスに優れており、割高な東洋の柔道衣の中でもお求めやすい価格というのに惹かれました。
といっても刺繍抜きで1万7千円ぐらいするのですが。
ミズノや九桜といった有名どころは買う気にはなれませんでした。
何故ならミズノで懲りたからです。

2着目はなんとaddidasの武道spiritⅠJ800N という最高級モデルと謳われているやつです。
addidasは欧州の選手が好んで使用しており、最近欧州選手が道衣を故意に改造して日本選手が掴みづらくしているという話を聞いていました。
どのように改造しているかというと、襟が日本製の物より二、三倍ぐらい分厚くて固いというのです。
生地も分厚くしており、要するに掴みにくい柔道衣なのです。
何故そんなことをするかといえば、日本柔道のスタイルは組んで一本を取る柔道です。
それに対して外国勢は、がっちり組んで「柔道」をすれば勝ち目はない。
それなら組まずにいきなり遠くから相手の足元に低くタックルする「もろ手刈り」、いきなり相手の下に潜り込んで肩に担いで投げ捨てる飛行機投げ「肩車」を多用する「JUDO」で勝ちを狙おうというわけです。
北京五輪でも60kg級で野村選手に競り勝って出場した平岡選手が、相手外人選手の徹底して足を狙った攻撃に何も出来ず初戦敗退するという出来事がありました。
それを受けていきなりの足とりは禁止というルールに改正されたのは記憶に新しいところです。

ま、そんな訳でaddidasの最高級の道衣なら生地も厚くて、襟も厚くて固いG300に勝るとも劣らない逸品が来るであろうと期待して購入したのです。
しかし・・・・思ったより襟が柔らかく、へなちょこな感じがして残念。
生地は分厚くいかにも耐久性に優れていそうで、それでいてG300のように固くも無く良いのですが、いかんせん襟は期待はずれでした。

そんな訳でしばらくはその2着を中心に着回しておりましたが、体も慣れて週3回の練習が可能になった頃から2着では洗濯が追い付かない時が出てきました。
そこで夏頃にもう一着、高い柔道衣を購入することに決めました。
その頃にはミズノ、九桜への偏見は無くなっていたので迷った挙句、ミズノ優勝の一番高い物、すなわち全日本モデル通称ゼロイチ(型番号が00101)に決めました。
これもネットで一番安く買えるものを探して19900円、刺繍代込みで二万ちょっとで購入しました。
これは以前自分が来ていたものと同じ優勝シリーズとは思えないほどの物で、生地は厚くはないのですが固くパリパリした感じで、襟はG300ほど厚みはないものの固くて幅がG300 よりある感じです。
色は全体的にクリーム色がかっていていわゆる「生なり」という感じです。
ただし、サイズは他の2着同様4.5号を選択したのですが、少し身幅が大きくてブカブカした感じでした。
洗濯後縮小傾向が無くなるとされる8回洗濯後も大きめの感はぬぐえなかったのですが、最近になりようやくフィットしてきた感じです。
ミズノは長く縮み続ける印象です。
最初にやや大きめを買ったほうがよいメーカーです。

現在はこのaddidas、東洋G300 、ミズノゼロイチの3着をローテーションで着ています。
addidasはズボンも綿100%で紐が締めづらいというのがあります。
ミズノ、東洋は上着は綿100%でも、ズボンは何故か綿70%、ポリエステル30%の混紡となっていて最初は理由がわかりませんでしたが、ズボンの紐は締めやすいのです。
生地が柔らかいせいでしょう。
addidasの生地はズボンのほうはこの上なく分厚くかなりごわごわした感じです。
しかも胴回りがかなり大きめなので、相当締めない事にはずり落ちてきてしまうのです。
東洋G300はそれほど縮みも無く、一番体形に合っているかもしれません。
ただしズボンはかなり長めです。
幸いちょうど良いのですが。
ただ一つ難点があります。
生地があまりに固いため、練習前の「引き」、「脇締め」とも言いますがいわゆるほふく前進で肘がすりむけてしまうのです。
生地の固さで自身が傷ついてしまうのは問題です。
あと、この道着には気になる点がもう一個あります。
脇に下には楕円形の補強の生地が内縫いされているのですが、これには無いのです。
だから物干しにつるすと立体感が無くなり、薄っぺらい一枚板のような感じになります。
必要ないものかもしれませんが、この脇あてが無い道着は通常安価なものと決まっています。
このクラスの道着にはやはりあってほしい気がします。
ミズノは今一番、無難かもしれません。
ただし着丈がやや長めです。
ズボンは短めです。
着た感じが一番しっくりくるのは東洋でしょう。

次回は帯についてです。









2013年1月14日月曜日

子供とやる乱取り おやじ柔道(29)

昨夜、正確にいえば一昨日の土曜夜は坂井柔道教室でした。
おやじんちは今週、道場の鍵当番なのでいつもより早く行きました。
寒々とした中、ほどなく人が集まりだしいつものように少年の部が始まりましたが、練習が始まって程無くして一人の女の子がお父さんと連れ立って道場に現れました。
なんと入団希望者、新しい仲間です。
お父さんは見るからに柔道経験者で、肩幅の広いごつい体格をしています。
指導者のY先生とも古い知り合いの様です。
女の子本人も立派な体格をしています。
聞けば小学三年生、うちのへたれマオと同学年です。
もっと聞くとどうやらマオと同じ幼稚園の同級生らしいのです。
うちの柔道教室は低学年が各学年一人しかいないという危機的状況なので、みんな大歓迎です。
ただしマオは今まで人数不足で試合に出れていた感もあるので、初めて直面するレギュラー争いに戸惑うかもしれません。
でも、これは当たり前の事なのです。
道場の代表として試合に出れるというのは、それだけでも名誉だという事を思い知るでしょう。

さて、練習ですが少年の部では土曜日なのでおやじもウオーミングアップを兼ねて参加です。
福井中のOBも参加して賑やかな練習となりました。
最後の立ち技自由練習(乱取り)ではうちのへたれマオを強引に捕まえて相手をしましたが、子供相手の乱取りは実は結構疲れます。
何故なら投げられてやらないといけないから。
これが結構難しいのです。
要するに自分からタイミングよく飛ばないといけないので、下手すると怪我をしてしまいます。
体に負傷があったりするともう無理です。
かといって投げてばかりでは子供も嫌気がさしてしまいます。
さりとて、あまりにわざとらしく自分から飛ぶのも子供の練習になりません。
そこそこいいタイミングと力が伴ったときに自ら飛ぶんですが、この見極めが難しいのです。

そんな感じで結構気を使うのですが、自分の子供とやる時はさすがにそんな気を使うプレッシャーから少し解放されて、ついついきつく投げてしまう事があります。
自分としては投げられることも練習のうちと思っているので、これでいいんですが素人の嫁には分からないようです。
他の子に怪我でもさせたらどうするんだと後できつく言われました。

いつも通り少年の部もあっという間に過ぎ、入団希望の子も最後にみんなの前で自己紹介をし、正式に入団が認められました。
うちのマオとリオもみんなの前で自己紹介をしたことが思い出され懐かしくなりました。
結構緊張しますね、見ている親のほうが。

成年の部ではいつもの坂井中の子たちも加わって練習となりましたが、おやじは打ち込みで結構スタミナを使い果たしてしまいいつものシュウ君と一回やっただけでかなり息があがってしまいました。
どうも左組はやりにくくていけません。
左内股と、小内刈りの交互の攻撃で一回やられてしまいました。
まあ、彼はこれしかないんですが、分かっていてもやられる自分に問題アリです。

あと、お口直しといった感じで最近あまり乱取りをやって無いシュウ君の同期のハヤテ君ともやってみました。
彼はシュウ君と同じ左組みなのですが、シュウ君ほど腕力がありません。
体格的には同じくらいなのですが、まあ個人差の範囲です。
腕力だけが頼りのへたれおやじの柔道も、こうなるとがぜん威力を発揮します。
強引な大外、切れの無い払い腰で投げるのは少し飽きたので、以前の様に自分の得意技の内股で投げようと試みるのですが、体の切れが悪すぎて投げるに至りません。
頭に来てそのまま体を浴びせたところ、畳に頭から突っ込む形になりました。
昔これで死にかけた事を思い出し、一気に青冷めてしまいました。

どうやら内股は今の自分には無理の様です。
おやじ柔道は暗礁に乗り上げたようです。
でも止めませんけどね。
 

2013年1月12日土曜日

年初めの柔道 おやじ柔道(28)

新年明けましておめでとうございます。
年賀状にブログを読んでいるとのコメントを多数いただいて少しビビっているおやじです。
はっきり言って人に見せるつもりはこれっぽっちも無く始めたものですから。
見知らぬ誰かの目に留まって共感が得られればいいぐらいの軽い気持ちでやっていたのです。
医院の手作りホームページにも院長のブログなんて載せているので知り合いの目に留まるのは分りきったことなのですが、ITの威力を甘く見ていたおやじなのでした。
身近なところでは、嫁の検閲に度々遭って、面白いコメントを泣く泣く削除したりしています。
でも仕方ありません。
何処で誰が見ているか分からないのですから。
誰も読んでないくそブログと思ってやっていたら、以外に見られていただけの話です。

さて、医院の状況を久々に報告すると、正月明けて患者さんの増加傾向はひとまず落ち着いたようです。
正月休みで幼稚園などお休みして、家にこもることで蓄膿は落ち着くのでしょうか。
共働き率が日本一高いわが福井県では、1歳になるとすぐ幼稚園に預けられるのは致し方ないとして、顔中鼻汁が乾いてカペカペになった子供を見るのはつらいものです。
子供の蓄膿は薬出してもどうせ治らないからと、抗生物質など一切出さない小児科の先生も多いようですが、おやじの医院ではせっせと培養を取って、最善の化学療法を心がけております。
一見無駄のように見えて、長い目で見ると効果は明らかです。
半年前には見るも無残な汚いお顔だった子供が、いつの間にかすっきりした顔になっているなと思えるこの頃です。

さて、柔道のほうはと言いますと、はっきり言ってなまりました。
正月の間、静養の意味で全く何もせず、ごろごろしていたせいでしょうか。
腰の痛みはかなり癒えたのですが、それに反比例するように昨夜の県立武道館での乱取りは散々でした。
いつもの様に中2の黒帯N瀬君にはいいところなく完全に力負けして強引に大外で倒されまくる始末。
「あれえ、この前まではこんな露骨に力負けしなかったのになあ・・・」と思いつつ情けなさで切なくなるおやじでした。
帰りの車の中で考えました。
N瀬君が力強くなったのか、それともおやじが衰えたのか。
その両方だと言ってしまうと元も子もなくなりますが、この短期間でこんな大きな差がつく理由は・・・・。
自分がなまったのだと強引に思うことにしました。
考えてみれば48歳で柔道を始めてすぐに右肩を痛め、それまで30年何とか継続していたダンベルを使っての筋トレをず~と約1年間も中断していたのです。
思ったより筋肉は落ちていないと思っていたのですが、今夜はっきりと思い知りました。

肩の痛みはもう全くありません。
技術の研究にかまけて力の鍛錬を怠っていたようです。
かの木村政彦先生も「柔道は力だ」と言いきっています。
なんと言っても中学生に力負けするなんて、おやじのアイデンティティが崩壊してしまいます。
明日から筋トレの復活を固く誓ったおやじでした。

ちなみに今年からおやじは少々忙しくなる模様です。
地区医師会のちょっと厄介な仕事が二つものしかかるからです。
ブロック理事と介護認定委員会の仕事です。
月に4、5回は夜もしくは昼がつぶれます。
しかし、柔道だけは絶対にこれまで通りやるつもりです。
これだけは誰が何と言おうと、話がおやじに通じることはありません。

そう言えば車の中で面白いことを思いつきました。
よく接骨院のチームが実業団の大会に参加しているようですが、斉藤耳鼻科チームを作って実業団の大会に参加してやろうかってことです。
チームのメンバーは最初MRさんでも巻き込もうかと思いましたが、もっといいやり方があるはずです。
何より自分のチームを作れば、自分好みの柔道着がオーダーできるのです。
チームのメンバーにはもちろん無料で支給です。(これでメンバーが集まるかもなんてね)
柔道衣は九桜の最高峰「大将」です。
かっこいい刺繍も入れ放題です。
宣伝も兼ねるので経費になります。
これこそ仕事と趣味の究極の両立ではありませんか。
海外の大会にでも出れば、憧れのブルー柔道着も堂々と作れます。
そんなことを考えていたら妙に楽しくなってしまいました。
そのうち私設道場なんてほんとに作ってしまったりして。
妄想が暴走しそうなのでこの辺にして寝ます。

明日も坂井柔道教室で柔道です。
明日こそ中学生をバッタバッタと投げまくっておやじの自信を取り戻してやります。