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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2013年11月22日金曜日

シーズンオフ おやじ柔道(63)

 先日の坂井町柔道大会でうちの柔道教室は今年の試合がすべて終わり、シーズンオフに突入しました。
練習は試合前の厳しさは無くなり、のんびりムードが漂ってきました。
9月からずっと試合に向けて、追い込んだ練習が続いていたので無理もありません。
坂井町団体大会はうちからいくつかチームを組んで参戦しましたが、まあ低学年の混成チームで2位に食い込むのがやっとという結果でした。
この大会は全員参加で、試合経験を積ませる意味合いが強い大会だと思うのでこんなものでしょうか。

うちのへたれマオは何とか一勝を挙げましたが、丸岡チームとの試合ではまたしてもM衣ちゃんに派手に立ち背負いで投げられ、顔を畳で打ち付けるおまけ付でした。
前回と同じく今回も秒殺だったのですが、何度か腹を突き出して背負いを堪えてはいましたね。
まあ、こんなもんといったところです。
最近へたれマオは払い腰内股を本格的に指導されるようになりました。
試合ではもうすっかり内股柔道に特化してしまっているので必然的にといった感じです。
小学生柔道の集大成に向けて一気に突っ走ってほしいものです。
あと2年もありますけど。

リオのほうは柔道はまだ出来ませんが、それ以外の日常生活ではすっかり以前と同じになりました。
最近ではリハビリ練習メニューにも飽きてきたようで、道場でもストーブの脇で寝そべっているだけのようにも見えます。
無理もありませんね、まだ小学一年ですから。
今年も残りあとわずかなので、もう少しの辛抱です。
年が明けたら道着を着せて練習に復帰させるつもりです。
2月半ばのオープン戦に向けてもう気を引き締めておいた方が良いかもしれません。

肝心のおやじの方はと言いますと、最近若者との体力差を痛感させられています。
一昨日の県武での練習ではもうスタミナ切れも甚だしく完全に打ちのめされた感じでした。
まず、途中から参加した10本の打ち込みで赤ランプ点灯しました。
特に最後の100kgのHさんとの打ち込みで、おやじ背負いをやったおかげで一気に消耗しました。
最初に諸手背負いで始めましたが、すぐに肘がやばくなり一本背負いに変えました。
しかし、どれも持ち上げるまでやるので消耗具合が半端ではありません。
入るところまでで止めることがまだ出来ません。
体を回すのも一苦労です。
こんなところをへたれマオに見られたら笑われてしまうでしょう、たぶん。

赤が点灯した状態で休みなく寝技に突入しました。
最初はK納君でしたが、相変わらず旺盛な体力とスタミナを感じます。
ちなみに坂井柔道大会と同じ日に昇段審査があったのですが、今回は見送ったそうです。
「形」がいまいち練習不足だからとの事です。
そんなの気にせず受ければよかったのにと思いましたが、ま、人それぞれですから。

そんなK納君は1時間程度の県武の練習では一度も休むことなく練習を完遂できるようです。
さすが19歳で元インターハイ自転車競技出場だけあります。
基礎体力が並みではありません。
寝技ではさすがにへばりつつもK納君から参ったを4回ほど奪いました。
しかし、ここでおやじのスタミナは尽きてしまいました。
次の大人の一般の方とはもう息が切れてしまって、上になられるだけで呼吸困難でした。

ここでいったんリタイアして息を整えましたが、いったんスタミナ切れに陥るとなかなか回復しません。
息が整ってもすぐにガソリンが尽きてしまうのです。
その後の立ち技乱取りではパワフル中学生のN瀬君に引き倒されまくり、負けるはずの無いK納君にも怒涛の足技の連続攻撃を浴び、大内刈りでとうとう倒されてしまいました。
組手も少し上達していておやじを休ませてくれません。

その後小休止を入れて先頃三段になられた丸い体型の方とやりました。
このお方は現在県武の入門コースを担当しているようで、いつも幼子たちに手取り足取り柔道の基礎を教えている光景を最近よく目にします。
以前は組手の圧力から技が出せなかった記憶があります。
今回は珍しく技に入ることが出来ました。
渾身の気合いとともに内股で投げようとしましたが、さすがに投げるまでには至りませんでした。
でも技に入れたのは久しぶりなので満足です。

次に休みを挟んで十分息を整えてラスト一本となったところで再度K納君とやりました。
このままやられっぱなしで終わることは耐えられなかったからです。
気合十分で始めましたが、組手で絶好の位置に持っていくことが出来ました。
もうあとは腰を切って払うだけで派手に飛ぶこと間違いなしの状態でした。
以前ならそんな危険な状態にあってもボ~としていてくれたはずのK納君ですが、今回は危険を察知して先に動かれてしまいました。
そしてスタミナをばら撒くかのようながむしゃらな足技の連続で、今度は小内刈りできれいに背中を着かされてしまいました。
もう参ったといったところです。
最後さすがにこのままでは終われなかったので、強引な払い巻き込みで投げてやりました。

最後の整理運動は久々に息切れでまともに出来ませんでした。
白帯のK納君にこんな目に逢わされているようではとても弐段とは呼べません。
それともK納君が強くなっているのでしょうか。

ちなみに翌朝、右肘外側がものすごく痛んで腕の肘から先が上がりませんでした。
夕方には治っていましたが、これはどうやら背負いの打ち込みで諸手で何回かやった時に痛めたようです。
やれやれです。

 

2013年11月8日金曜日

柔道離れ おやじ柔道(62)

昨夜は県立武道館でPM7:00から金井Jrさんとの合同練習がありました。
おやじは介護認定審査会があったので遅れて見に行きました。
7:30過ぎに県武に着くと、駐車場には車がそこそこ止まっていました。
よく考えると木曜夜に県武に来たのは初めてです。
いつものように大道場を覗くと電気が一部しか灯っておらず、そこではブラジリアン柔術とおぼしき方たちが数名で寝技の乱取りを行っていました。
カラフルな道着で派手やかな見た目ですが、延々と続く寝技はやはり地味と言わざる負えません。
しかし、ある程度柔道をやりきった人が心機一転して取り組むには良いかもしれません。
おやじも娘たちの少年柔道が終わった頃、まだ続けていられたら柔術着に袖を通してみるのもよいかもしれません。

話がそれました。
大道場には少年柔道家の姿が見えないので、小道場を覗くと二面ある試合場の半分、一面を使ってカラフルな色帯を締めた子供達が寝技乱取りを行っていました。
道場の残り半分では極真空手の子供達が師範代の号令のもと、練習をしていました。

最初、小道場なら全面が柔道の合同練習に使用されているかと思いましたが、金井Jrさんもかなり人数が減ったようで、数えると10人程度で坂井町とほんの少ししか変わらない人数です。
これには驚きました。
何があったのかは知る由もありませんが、これも柔道離れの一環ととらえるべきなのでしょうか。
天下の柔道、日本のお家芸の柔道でこんな低迷を目の当たりにするとは夢にも思いませんでした。
競技人口の激減を確認したようで寂しい限りです。

最近よく考えます。
何故柔道離れという現象が起きているのか。
行き過ぎた体罰や、柔道界の古い体質が表沙汰になったから、でしょうか。
柔道界の事はよく分かりませんが、体罰に関してはどの競技についても日本人の古くからの体質として、「根性」「気合」の名のもとに選手を追い込む手段として、よく使われてきたと思います。
それには賛否両論意見の分かれるところだと思います。

おやじ的には練習中罵声を浴びせたり、ときには尻を蹴ったり、また、きつめに投げたりといったことを娘であるへたれマオによく行っているんですが、限られた時間で選手を強くするにはこの「体罰」は実に有効な手段であることを実感しています。
精神的に追い込んだ練習をすることで通常の練習の何倍も効率の良い中身の濃い練習が出来る、結果的にそう言わざる負えません。
行き過ぎると怪我をさせてしまうので他の子にはとてもできませんが。
全柔連強化選手に対するこういった問題も指導者が選手を強くしたい一心から来ているものだという事は理解してあげないといけないと思うのです。

一昔前の競技者はこうした「しごき」の有効性を身をもって知っているのでしょう。
しかし、少年柔道の父兄などはこうしたことを知っている人は少ないのかもしれません。

自分が昔、柔道をやっていて自分の子供にもやらせている方も大勢いますし、そんな子供さんに刺激を受けてやらせている父兄もたくさんいらっしゃるでしょう。
そういった方にとっては柔道は特別なものでしょうが。

おやじにとっても娘らにやらせるとすれば柔道以外あり得なくなっています。
今更バレエやダンスに鞍替えされても見に行く気さえ起きないと思います。
何より一度始めた柔道を中途半端に止めてほしくありません。
中学になる時に剣道に鞍替えさせられたこのおやじが痛感しているのですから、同じ後悔だけは自分の子供にして欲しくありません。
なにも大人になるまでやり続けろとは言いません。
完全燃焼したと思えるまでやりきって終わってほしいのです。

これはこれで親のエゴなんでしょうか。

まあ、黒帯を取るまでは続けてほしいものだと思います。
黒帯を取れば世界が変わります、極端な話。
後の人生でも大きな自信になると信じています。
おやじがこの歳で柔道を意固地なまでにやっているのも、不完全燃焼でくすぶっているせいかもしれません。
やりきっていないんです。

娘たちにはこうなってほしくありませんねえ。