診療時間

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日、祝祭日は休診です。
毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2012年7月31日火曜日

おやじ柔道 弐段⑮

先日の土日は坂井少年柔道教室の夏合宿でした。
土曜日は午後12時から子供たちは道着姿で集合し、空き缶拾いなどの奉仕活動を行い、午後2時から午後5時まで蒸し暑い道場での練習でした。

おやじは午後1時まで医院の診療があるので、2時から合流しましたが夏の昼間の練習は格別でした。
昔、大学時代、東医体前の夏合宿を思い出す暑さでした。
子供らはさぞかし辛そうかというとそうでもなさそうでした。
昨年熱中症が続出したとかで、今年は水分補給を神経質に強制していたせいでしょうか。

おやじも見ているだけなのに汗が止まらず、水分補給しまくったおかげでむしろ爽快でした。
地獄の3時間練習の後は、笹岡の温水プールに移動しました。
皆プールで元気に遊んでいましたが、ここでもおやじは風呂に浸かって一服です。
なんだか子供たちの集団にただまとわりついている気持ち悪いおやじ状態です。

なんでこんなんなるねんといったところですが、夜は父兄の方と雑談しながらカレーを食って帰りました。
子供はもちろん公民館に置いて。合宿ですからね。

翌日は朝8時から11時半まで地獄練習の仕上げです。
地獄練と言っても子供たちの話ですが。
当日は中学生も参加して、かなりレベルの高い練習でした。

打ち込みから入れずにほとんどおやじは見ているだけでしたが。

子供たちの練習に合わせて参加するのははっきり言っておやじには無理です。
中学生ならそれも可能ですが、おやじにはついていくことすら無理っぽいです。
大人であれだけの運動量をこなせたらオリンピックにも行けてしまいます。

と思ってみていたら、中三で今度北信越の大会を控えて集中的にしごかれていたダイチくんに大変なアクシデントが勃発しました。
柔道教室OBで、先日の坂井町柔道大会にも参加したNKDくん(三国高校出身)と乱取り中になんと左足中指を骨折したというのです。
見ると足の中指の第一関節が横にひしゃげて白い骨が飛び出しているではありませんか。
なんとも痛そうですが、不思議なことに出血はほとんどありません。
アドレナリンのせいでしょうか。
痛みもそれほどないとの事。

とにかく重症であることは疑いようもなく、指導者のY木先生の車で病院に搬送することに。
しかし、それまでに搬送先を探すのに少し手間取ってしまいました。
医大は電話すると、これから整形の先生は緊急オペになりそうなので待つことになるというのです。
そうです、その日は日曜日だったのです。
当直医しか病院にはいないのです。
たとえ大学病院であっても。
いままで搬送される側ばかりで、搬送する側になったことが無かったので分かりませんでしたが、こういう場合は救急車を呼んだほうが手っ取り早いのです。
搬送先を救急隊のほうで探してくれますから。
ある程度自分の希望も聞いてくれはしますが。

そんなわけでダイチ君は病院に急いで連れていかれました。
後でY木先生から電話があり、骨折ではなく、脱臼だったそうで、北信越大会には出られるとの事でした。
それも信じられない話ですが、だって骨が飛び出していたんですよ。
靭帯はちぎれているでしょうから。
でも全国大会がかかった中学生最後の大会なので、テーピングでガチガチに固定して出場するぐらいのことはするかもしれません。

いずれにせよ非常にいい練習が出来ていただけに残念です。
このアクシデントでおやじは一気に汗が引いてしまいました。
一つ間違えば自分がこうなっていたかもしれないのです。
少しびびりが入ったおやじでした。

おやじの柔道予定はしばらくこの少年柔道教室だけになります。
県立武道館が夏休みに入るからです。
土曜夜の成年の部は今までどおり出るとして、木曜夜にも成年の部があります。
春江柔道教室のです。
こちらは大学生が中心で少しおやじには荷が重そうです。

自分が大学生の時には少しもそんなことは感じなかったんですけどねえ。
昔との違いに今更ながら気づいたおやじでした。



2012年7月26日木曜日

おやじ柔道 弐段⑭

昨夜も県立武道館へ行ってきました。
少し遅れて19:40分ぐらいに道場に行くと、なんと一人だけ。
初めて見る柔道家がY谷先生と打ち込みをやっていました。
年季の入った東洋のGマークの柔道着を着た明らかに柔道体型の若者です。
いわゆるドラム缶体型です。
話をしてみるとまだ高校三年生で、柔道部は二年の終わりに辞めたのだそうです。
自衛隊に入るために県武に柔道をやりに来ているとのことでした。
地元強豪校の北陸高校の柔道部元レギュラーで、二年生の時、91kg級で全国大会まで行ったそうです。
N出くんといいますが、見ると県警の刺しゅうの入った黒帯をしています。
ネームを見ると安村師範の名前ではありませんか。
そのことを尋ねると、自分の帯は部室に置いてきてしまい、気まずくて取りにいけないとの事。
なんともかわいいことを言うのでした。

とにかくそのN出君とまず打ち込みを7本ほど交互に行い乱取り一本してみましたが、やはり全く歯が立ちません。
払い腰に強引に入られて投げられてしまいます。
釣り手はすっぽ抜けるような形になっていましたが、わざとそんな形で投げているように見えました。
こちらも両手にガチガチに力を入れて防いでいるのでそんな形になるのでしょうか。
また、見方を変えればそのようにすれば相手が突っ張っていても技に入れるのでしょうか。
その辺のことを尋ねると実に丁寧にわかりやすく教えてくれました。

まず、
相四つでは襟は絶対に先にとってはいけない。
相手に引き手を先に取られてしまうから。
奥襟であっても、先に取りに行ったら両手で切られて引手を簡単に取られてしまう。

引手を先に取ったら、小指を袖の余っている下の出ているところに引っ掛けて手首を返して締めるようにする。
これで相手の釣り手が死ぬ。

自分の釣り手は投げる方向に手首を返して崩す。
手首の返しだけで崩せる。

両手に力を入れたままでは相手も入れない代わりに自分も入れない。
両腕の力は抜いて手首の返しで崩しながら技に入るタイミングをうかがう。
その際、腕の力を抜いた状態だと相手も入ってこれるので常に動いて技を掛け続けなければいけない。
したがって疲れる。

以上のようなことを打ち込みの合間に教えて頂きました。

やはりスタミナは大切なんですね。
県武では相変わらずダメダメなおやじですが、右肩の痛みも慢性化したところで、柔道を続ける意気込みに変わりありません。

ちなみに昨日は新しい道着を持参して行ってきました。
MIZUNOの全日本モデル「ゼロイチ」というやつをネットで2万円ぐらいで購入したものです。
MIZUNOは作りがやや大きめだと思います。
しかし、収縮率が他社に比べて大きめなので、長く使うことを考えるとMIZUNOはやはりいいです。
生地も厚めで固く、それでいて東洋のようにバリバリではなく、襟も厚く硬めです。
襟は東洋G300のように厚くはありませんが、襟幅が普通にあってよいです。
G300は襟が厚いのですが、幅が狭く握りやすくなっています。

先週末は子供が県武で合同練習会。
今週末は子供の柔道合宿と、付き合う親は大変ですが頑張ります。

柔道が好きなら苦になりませんね。
これでもっと自分も強くなれれば言うことないのですがこればかりは神様が許してくれません。
続けていればそのうちましになることを信じてやりますかね。

2012年7月15日日曜日

おやじ柔道 弐段⑬

昨日の坂井柔道教室の練習はまさに灼熱地獄でした。
蒸し風呂のような熱気の中で、6時半には中学生の白帯軍団が顔を出し、寝技、立ち技の自由練習でした。
その日は中学生の試合があったようで、今日は8時からの成年の部は無いものかと思いきや、黒帯君たちは8時過ぎからの参加と、48歳のおやじにとっては過酷以外の何者でもない展開でした。

乱取り中も立ったまま失神しそうな眼をして白帯君が立ち向かってきます。
こちらも手加減する余裕もなく大内刈りからの攻めの柔道を繰り返しました。
少年の部が終わった直後、白帯中学生軍団は道場の隅に積まれた投げ込みマットの上に大の字で伸びています。
自分はひたすら水分補給です。
しかし自分と子供二人が持参した1リットルの麦茶と2リットルのアクエリアスは既に空の状態。
ふと自分の道着をみると帯の周囲が黒く汚れていました。

汗で濡れた黒帯から色が道着に移ったのかと思いましたが、実は昼間に帯を水洗いして乾ききっていなかったのです。
帯も汗を吸って塩を吹く状態だったのもありますが、洗ってはいけないはずの黒帯を洗った理由は別にあります。
自分の道着は4.5号ですが、帯は5号です。
つまり、長めの帯をしている訳です。
柔道では長めの帯は実はあまりかっこよくありません。
道着についても同様で、大きすぎても小さすぎても格好悪いもんです。
何気に柔道は身だしなみにはうるさいスポーツです。
オーダーメイドの柔道着が一流の証と言っても過言ではありません。
自分のサイズにぴったりの物を今の柔道選手はみな当たり前の様に身につけています。
というわけで購入時にはほぼぴったりだった帯が、今は柔道の練習のおかげでウェストがサイズダウンしたために、長くなってしまったというわけです。

さすがにハサミで切るわけにもいかず、かといってナマズの髭の様に幅広肉厚の帯が斜め下にピンと張りだしているのもかっこ悪いので、何とかこれを短くしたいと思ったわけです。
いろいろネットで調べた結果、水でぐっちょり濡らした状態で天日でカラカラに干からびさせるというのが一番縮小効果があるようです。
約10cmぐらいの縮小するようです。
10cm短くなれば道着の号数と同じ4.5号の長さです。
しかし、実はベストは4.0号です。
帯は少し短めの物を選ぶのが正しいようです。
つまり自分は20cmも長めの帯を買ってしまったことになります。

今更後悔しても仕方ないのですが。
現在帯は4本新たに購入し、うち2本を交互に使用しています。
購入順にレビューすると以下の様になります。

1.ミズノ全日本モデル、ミズノオンラインショップで購入。独特の硬さがあるが、薄くて高級感、重厚感に欠ける。金の裏抜け刺繍だが、文字の大きさも控えめで何となく好きになれなかった。

2. 九桜幅広肉厚47mm朱子帯、 苗字のみの金の裏抜け無しの刺繍で、文字サイズも一番大きく、長さが少し長めであることを除けば気に入っている。現在二本のローテーション使用のうちの一本。
3. イサミの洋八丈織47mm肉厚の空手帯。 これははっきり言って柔道帯では無い為邪道です。しかし、金裏抜け無し刺繍で色も刺繍もなかなかの逸品です。空手の有段者がよくやっている金モール、つまり金筋の刺繍をしゃれで一本つけてしまいました。でもこの帯がおそらく一番自分の希望にかなったものです。県立武道館での練習のときだけ使用していますが、いかんせん空手帯だというのが見る人が見れば一発なので少し気がひけます。使用頻度が減ってきています。
これが二本のローテーション帯のうちのもう一本です。
4. 東洋のG帯ゴールド。 これは帯幅が45mmで幅広帯が好みの自分には合いません。洋八丈帯ですが、朱子帯のような手触りで硬さは一番硬いと思われます。
しかしなんといっても刺繍(金、裏抜け無し)がへたくそでした。苗字が型崩れしておりはっきり言ってクレームもんです。選んだショップが悪かったようです。こちらは完全にお蔵入りで一度も使用していません。

こんな感じでこだわりがあって、柔道をやる上での楽しみにもなっているのです。
柔道衣も黒帯も最高に高い物でも5万円はしません。
大人であればこだわってみてもそれほど懐には響きませんので、ま、いいんじゃないですか。

2012年7月9日月曜日

おやじ柔道 弐段⑫

一昨日、今週2回目の練習やってきました。
夜の坂井柔道教室成年の部です。
いつものように土曜日は夜6時から子供に付き合って道着姿でアップも兼ねて少年の部からの参加でした。
以前は、準備運動のエビ、逆エビ、脇締めなども一緒にやっていましたが最近はメニューがきつくなり、道場を往復でやっているのでさすがにおっさんは付き合いきれなくなっています。
しかし子供のスタミナというものはいったい何なのでしょうか。
大人が同じことをやったら絶対にひっくり返ってしまいます。
というわけで、寝技、立ち技乱取りに軽く胸を貸した程度で、成年の部に突入しました。

少年の部途中から、7時頃からでしょうか、先日坂井柔道大会に参加した社会人の人達も約三人練習に参加です。
なんでも坂井町の団体選抜メンバーとして県大会に進んだそうです。
本日はそのための練習というわけです。
もちろん相手は坂井中学の生徒たちですが。

自分はなんと肩の痛みが全くではないものの、嘘のように突然軽くなっているのを練習の途中から自覚しまして、結構嬉しくて舞い上がってしまいました。
野球肩と同じと思いかなり落ち込んでいたのです。

久しぶりに伸び伸びと柔道が出来た気がしました。
また痛くなるかもしれないのでこのくらいにしておきます。

柔道そのものについては、大内刈りに磨きをかけたいと思います。
地味な技の部類に入りますが、大技ばかり追い求めてもいきなりそんなもん決まるわけ無いですから。
地味な足技で崩して崩して追いこんで、初めて大技のチャンスが生まれるのだと改めて思います。
その日の練習でも何気に大内が決まりました。
派手さは無いですけど。
次回からは思い切って体を相手に浴びせていきたいと思います。
それが正しい大内刈りですから。
立ったまま相手を倒せる技では無いのです、もとより。

帰って食事前に体重計に乗ると81kg台でした。
体脂肪率は21%でした。
柔道を再開する昨年秋までの記憶では、88kg、30%オーバーだったと思いますのでかなりの効果です。
ダイエットなど考えず、練習後は食いたいだけ食ってますのでかなりのもんです。
実は体重をあまり落とすと柔道が弱くなってしまうので、体重を落とさず体脂肪を落とせるのが一番いいんですが、トップクラスのボディビルダーでも筋肉量を一年で三キロ増やすのは至難の業だそうですんで、体重が落ちるのは仕方ないんでしょうね。

今回、肩の痛みが何もしないのに急に軽くなったということで、五十肩の可能性が高くなりました。
そういえば、以前あれほど気になっていたスタミナ切れですが、最近は3分一本の乱取りを三回連続でこなせるようになりました。
禁煙もしてませんし、走ってもいないんですが。
体重が減ったのと、柔道そのものが変わってきているのでしょうか。
壁にぶつかったかと思うと、一転して状況が変わる。
何もしていないのに。
ただ、柔道を継続しているだけです。
「継続は力なり」でしょうか、面白いもんですわ。

2012年7月5日木曜日

おやじ柔道 弐段⑪

先々週の水曜日に左足親指をひどく突き指してしまいました。
坂井中のダイチ君の内股を変にこらえた時に負傷したものです。
素直に投げられれば良かったのですが。
右肩の痛みも増してきました。
忙しかったこともあり、昨日は二週間ぶりの県立武道館となりました。
やはり親指と右肩は本調子ではありません。
そんな感じでいまいち乗り気のしない気の抜けた練習となってしまいました。
乱取りをしていても技が出せず、何とも抜け道の見えないスランプといった感じです。

道場の隅に腰をおろして若い子たちの練習を見ていると、実にスムーズに打ち込みをこなしています。
ガチガチに力の入った自分のそれとは全く別物です。
師範のY谷先生からももっと肩の力を抜くようにと指導されますが、うまくいきません。

肩はいわゆる野球肩と同じもので、思ったより厄介な代物のようです。

いろんな意味で肩の力を抜いて、気楽に取り組もうかなと思うこの頃です。

昨夜は怪我無く帰宅できたことにホッとしている自分でありました。

それにしても弐段の免状はいつ来るのでしょうか。
郵送か?手渡しか?
まあ、気持ちよく汗をかければとりあえずいいです。