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毎週 水曜午後は前院長の齊藤栄宏が診察しておりましたが、高齢のため引退いたしました。現在は診察は全て現院長の齊藤寛が行っております。予約制ではありませんがご希望の方は是非いらしてください。

2014年2月27日木曜日

県立武道館に出稽古 おやじ柔道(75)

 最近暖かくなってきて練習でも汗が出るようになってきました。
昨夜はなんと、とうとううちの娘たち二人を県立武道館の一般の練習に連れて行ってしまいました。
以前から連れてきなさいよと、外交辞令とも受け取れることを仰せつかっていたのですが、今度の日曜に急遽決まった大野さんとの合同練習に都合で行けないこともあり、連れて行くことにしました。
最近まただらけてきているマオに活を入れる意味もあったのですが、リオも県武1年生のエースN坂君と乱取りさせるつもりで連れて行きました。

県武に行ってみると、少年の部が終わっていつもは居残り組が2面ほど使って低学年、高学年に分かれて居残り練習をしているのですが、昨夜は居残り組の姿が見当たりませんでした。
よく探すとあちこちにちらほらいるのですが、とても列を作って練習するほどではありません。
聞けばインフルエンザで結構休みが多いとのことでした。
当然N坂君も姿が見えませんでした。

せっかく連れてきたのに残念と思いつつも師範のY村先生に「連れて来てしまいました」と挨拶させると、Y村先生は道場のあちこちにちらほらいる小学生を一人づつ名前を呼んで呼び寄せ、いつもは一般が使っている正面左のスペースで子供たちを2列に並ばせて寝技、立ち技の自由練習をさせてくれました。

全く恐縮の限りです。
リオなどは最初行きたくないと尻込みしていたのに、行ったら丁寧に師範に教えてもらって、少しお褒めの言葉を頂いたみたいですっかり気をよくしていました。

ちなみに一般はK納君のみの寂しい状態で、打ち込みと寝技はおやじが相手をしましたが、子供らを師範にまかせっきりにするのはあまりに失礼、というわけであまり相手をしてあげられませんでした。
悪いことをしてしまいました。

ともあれ、出稽古は柔道においてリフレッシュ、刺激を与える意味でかなり有効な手段であることを実感しました。
短い時間でしたが子供らは一所懸命、集中せざる負えなかったようです。
大人でも見ず知らずの道場にいきなり連れて行かれたら、生きた心地はしませんからね。

県立武道館は県の事業として活動しておりいわゆるパブリックジム的な要素もあり、中高生などはよく一般の部にフレッシュな相手を求めてやってきます。
以前は小学生なども良く出稽古に来ていたそうです。

というわけで、昨夜はとても有意義な時間を頂き誠にありがとうございました。

それでは。

2014年2月17日月曜日

県大会の結果 おやじ柔道(74)

 昨日、第7回福井県オープン柔道錬成大会が県立武道館で開催されました。
この大会は毎年お隣の石川県からも多数の参加があり、今回も相当の盛り上がりを試合前から感じました。

朝8時、県武に集合し二階の観覧席に荷物を置いて、子供たちは大道場にアップのため降りてゆきました。
おやじは他の父兄の方と、この日は試合を思う存分堪能する気でゆったりしていました。
前夜の坂井柔道一般の部で、久々に柔道をやった心地よい疲労を感じながら完全にリラックスしていました。
すると階下の大道場の方から、各チーム一人ずつ試合進行の補助をする協力者を出してくれとの連絡がありました。
「そういえばだいぶ前にこの事を頼まれていたなあ」と思い出しあせりました。
マオはともかく、リオの試合だけは何としてもこの目で見たかったからです。
ほかの協力者の父兄も同様でしたが、この点は主催者側もさすがに考慮してくれていて、あらかじめ十分な数の補助者を用意し、自分の子供の試合が近くなったら抜けられるように配慮してくれていました。
おやじなどは小学1年生、すなわちリオの試合会場担当でした。

御陰でリオの試合が見れなくなる最悪の事態は避けられましたが、ビデオまでは手が回りませんでした。

大会の結果はマオが一回戦負け。
強豪金井Jrの選手に、お互い喧嘩四つで内股の掛け合いで粘った末、内股を決められての一本負けでした。
これはまあ致し方のないところでしょうか。
柔道の形になっているだけ進歩と考えましょう。
マオのハードルはおやじ的には相当低いのです。
これも実力に応じてで、仕方のない現実です。

問題のリオは二回戦負け。
一回戦は前回柔道フェスティバルで初戦に当たった子で、今回も同様の試合展開でした。
足技の飛ばしあいの攻防があった後、すぐに引き倒して押さえ込んでの一本勝ち。
体力差でねじ伏せた感じです。

で、二回戦ですが相手は鶴木坂田道場という石川県の道場に所属する一年生男子でした。
2010年の世界選手権東京大会で、弱冠20歳で金メダリストに輝いた森下純平選手。
その森下選手の出身道場が石川県の鶴来坂田道場です。
坂田道場は、森下選手以外にも、01年ミュンヘン世界選手権銀メダルの金丸雄介氏や高校チャンピオンの鍛冶宏美さん、小寺将史選手、宮川拓美選手など、多数の好選手を輩出しており、北陸に留まらず全国に名を馳せている道場だそうです。
一年生だけでも7人、この大会に送り込んできました。
とんでもない層の厚さです。

で、相手は小兵で典型的な背負い柔道をしてくるタイプでした。
このタイプの柔道は低学年柔道の鉄板で、小さくてすばしっこくて超低空背負いや小内刈りで大きな相手をころころ倒して優勝する光景があちこちで見受けられます。
しかしどういうわけか、高学年になるとこのタイプはめっきり影をひそめてしまうのです。
その相手にリオは背負い投げで攻め込まれましたが、武器の二枚腰で粘って相手にポイントを許しませんでした。
しかし、背負い込んでつぶされた後、引手をさらに引き込んで抑え込もうとしてきました。
それも凌ぎ切りましたが、いかんせん見栄えが悪く、お互いポイント無しの旗判定で相手の旗が三本上がって敗れてしまいました。

何より一番の敗因は相手に先手を取られ、掛け逃げ気味の背負いを許してしまった事でしょう。
小学生の柔道は何より先手必勝なのです。
ルール改正後はその傾向はさらに加速するでしょう。
リオの柔道はどちらかというと待ちの柔道です。
しっかり組んで大内で崩して背負いを狙う馬鹿正直な柔道です。
先に技を出さなければ勝てないという事を思い知った一戦でした。

相手の鶴木坂田道場の子は順調に勝ち進み、リオの今大会の目標だった敦賀の連太郎君にも勝ち、3位に入りました。
準決勝で優勝した仲保道場のH君に払い腰で秒殺されてましたが、今考えるとH君はまさに先手を取って勝ったのでした。
こういう背負いを武器に攻めてくる小さい子には、先手必勝であることを仲保道場の指導者は十分知っていたのでしょう。
あと、組んだらすぐに横に動いて相手の背負いを封じていました。
組んでまっすぐ押したら相手の思うつぼ、背負いの餌食です。
これも実力の差という事です。
おやじにとっても勉強になりました。

早い段階でこういう相手と当った不運を悔やむ気持ちもありましたが、今大会で得たものも大きかったと思います。
リオはまだまだ強くなれます。
強くして見せます。

と、子供の柔道の事になると最近熱くなりがちですが、当のおやじ柔道の方は寒さもあり冷めたラーメン状態です。
肩の痛みは徐々に和らいでは来ていますが、釣り手の効かない柔道ではたかが知れています。
もっとも、そのおかげで力の抜けた柔道をせざる負えず、それで見えて来た事もあるのですが。
柔道は本当に奥が深くて面白いです。
もう10年若ければ言う事無かったんですがね。

また、今大会が小学生最後の試合となった6年生ですが、二人のうち一方は試合を見ることが出来ませんでしたが、県のNo.2に粘った末での負けだったと聞きました。
小学生では貰うことが出来なかった賞状も、中学生では必ず貰えると信じています。
練習でかく汗の量だけは誰にも負けなかったダイキ君ですから。
体格的にも恵まれているので、将来有望であることは疑いようがありません。

逆に小兵のキャプテン銀ちゃんはあと一歩でメダルを逃しましたが、これも実に残念でした。
小さいながらも前述の鉄板柔道である低い背負い投げをあえてせず、正統派の立ち柔道に徹したその姿勢は見事でした。
初めて見たときからそのセンスの良さに一目置いてました。
いかんせん軽量級の中でもひときわ小さな体のおかげで上位には食い込めませんでしたが、中学生になれば体重別の大会も増えてくるので今から楽しみです。
小学生の間、坂井武道館で流した汗は今後の人生で大きな財産となることでしょう。

そういえば昨日試合が終わった後、県武の廊下でY村先生に御会いして挨拶した際「C級取ったんだから審判をやればいいんだ」と言われました。
恐ろしいことが現実になる日が来るのでしょうか。

あまり考えたくありませんね。

2014年2月13日木曜日

小学生最後の試合 おやじ柔道(73)

明々後日、県のオープン戦が県武で行われます。
うちの6年生にとっては小学生最後の試合になります。
これまで気軽にうちの子が勝ったの負けたのと気ままに盛り上がっていましたが、6年生にとっては小学生最後の試合というのは特別の思い入れがあることでしょう。
これまで一生懸命、指導者を信じて苦しい練習に耐えてきたのです。
試合というものは勝負ですから勝つ者がいれば、必ず負ける者がいます。
不幸にもこれまで負ける側になることが圧倒的に多かった子、中には殆ど勝ったことが無い子もいるでしょう。
長い目で見れば小学生のうちは勝てなくても、大きくなってから生まれ変わったように強くなる選手も大勢います。
とはいえ、今を必死で頑張っている子たちには意味の無い言葉でしょう。
あの子らが今一番欲しいのは、次の試合で勝つ事なのです。

指導者側からすれば勝ち負けにこだわるよりも、柔道を通じて得られる物の尊とさを理解してほしいと保護者には言いたいようですが、親御さんはそれで納得できても当の子供本人はそれでは納得できないはずです。
これまでの苦労の証をはっきりとした形で得たいと思うのは当然のことでしょう。
「力必達」
加納先生のこの言葉は、正にこういう子らの為にあるのだと思います。
明日を信じて頑張る限り、必ずや勝利の瞬間が訪れることでしょう。
「柔道」は努力を裏切らないはずです。
願わくばそれが、小学生最後の試合となる次の試合に起きてほしいと思うのみです。

この「努れば必ず達す」はこの親父の今や座右の銘でもあります。
子供たちの修練には遠く及びませんが、細々と右肩の痛みを見ながら修練に努めているつもりです。
若い頃のようにがむしゃらに出来ないところが寂しくもありますが「おやじ柔道」はこんなもんでしょう。

先日、全柔連主催の地方審判員講習会というものに参加してきました。
県武の大会議室にいっぱいの157人の参加者が集まりました。
4月からのルール改正に向けて県内の柔道関係者が一堂に会した感じでした。

講習会自体は国際大会のビデオを見せて判定の解説をするといった内容でした。
柔道の国際試合はケーブルTVでちょくちょく見ており、柏崎克彦先生のルール解説を毎回見ていた御陰でかなりスムーズに聞くことが出来ました。


ただし、この講習会はC級ライセンスの審判員資格取得も兼ねており、申し込んでいたおやじは講習会が終わった後こんな認定証を頂きました。


まさか少年柔道の審判をやることは多分無いとは思いますが、一応勉強はしておいたほうがよさそうです。
審判のジェスチャーなど何もわかってませんから。

明々後日の県オープン大会にはマオとリオも出ます。
二人とも小学生最後の試合ではありませんがリオは三回戦突破、マオは二回戦突破を目標として掲げています。

みんな最高の日曜になることを祈っています。