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2013年11月8日金曜日

柔道離れ おやじ柔道(62)

昨夜は県立武道館でPM7:00から金井Jrさんとの合同練習がありました。
おやじは介護認定審査会があったので遅れて見に行きました。
7:30過ぎに県武に着くと、駐車場には車がそこそこ止まっていました。
よく考えると木曜夜に県武に来たのは初めてです。
いつものように大道場を覗くと電気が一部しか灯っておらず、そこではブラジリアン柔術とおぼしき方たちが数名で寝技の乱取りを行っていました。
カラフルな道着で派手やかな見た目ですが、延々と続く寝技はやはり地味と言わざる負えません。
しかし、ある程度柔道をやりきった人が心機一転して取り組むには良いかもしれません。
おやじも娘たちの少年柔道が終わった頃、まだ続けていられたら柔術着に袖を通してみるのもよいかもしれません。

話がそれました。
大道場には少年柔道家の姿が見えないので、小道場を覗くと二面ある試合場の半分、一面を使ってカラフルな色帯を締めた子供達が寝技乱取りを行っていました。
道場の残り半分では極真空手の子供達が師範代の号令のもと、練習をしていました。

最初、小道場なら全面が柔道の合同練習に使用されているかと思いましたが、金井Jrさんもかなり人数が減ったようで、数えると10人程度で坂井町とほんの少ししか変わらない人数です。
これには驚きました。
何があったのかは知る由もありませんが、これも柔道離れの一環ととらえるべきなのでしょうか。
天下の柔道、日本のお家芸の柔道でこんな低迷を目の当たりにするとは夢にも思いませんでした。
競技人口の激減を確認したようで寂しい限りです。

最近よく考えます。
何故柔道離れという現象が起きているのか。
行き過ぎた体罰や、柔道界の古い体質が表沙汰になったから、でしょうか。
柔道界の事はよく分かりませんが、体罰に関してはどの競技についても日本人の古くからの体質として、「根性」「気合」の名のもとに選手を追い込む手段として、よく使われてきたと思います。
それには賛否両論意見の分かれるところだと思います。

おやじ的には練習中罵声を浴びせたり、ときには尻を蹴ったり、また、きつめに投げたりといったことを娘であるへたれマオによく行っているんですが、限られた時間で選手を強くするにはこの「体罰」は実に有効な手段であることを実感しています。
精神的に追い込んだ練習をすることで通常の練習の何倍も効率の良い中身の濃い練習が出来る、結果的にそう言わざる負えません。
行き過ぎると怪我をさせてしまうので他の子にはとてもできませんが。
全柔連強化選手に対するこういった問題も指導者が選手を強くしたい一心から来ているものだという事は理解してあげないといけないと思うのです。

一昔前の競技者はこうした「しごき」の有効性を身をもって知っているのでしょう。
しかし、少年柔道の父兄などはこうしたことを知っている人は少ないのかもしれません。

自分が昔、柔道をやっていて自分の子供にもやらせている方も大勢いますし、そんな子供さんに刺激を受けてやらせている父兄もたくさんいらっしゃるでしょう。
そういった方にとっては柔道は特別なものでしょうが。

おやじにとっても娘らにやらせるとすれば柔道以外あり得なくなっています。
今更バレエやダンスに鞍替えされても見に行く気さえ起きないと思います。
何より一度始めた柔道を中途半端に止めてほしくありません。
中学になる時に剣道に鞍替えさせられたこのおやじが痛感しているのですから、同じ後悔だけは自分の子供にして欲しくありません。
なにも大人になるまでやり続けろとは言いません。
完全燃焼したと思えるまでやりきって終わってほしいのです。

これはこれで親のエゴなんでしょうか。

まあ、黒帯を取るまでは続けてほしいものだと思います。
黒帯を取れば世界が変わります、極端な話。
後の人生でも大きな自信になると信じています。
おやじがこの歳で柔道を意固地なまでにやっているのも、不完全燃焼でくすぶっているせいかもしれません。
やりきっていないんです。

娘たちにはこうなってほしくありませんねえ。



 

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