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2012年5月31日木曜日

おやじ柔道 弐段に挑戦 ⑦

先日5月27日 日曜日、県立武道館で昇段審査会が行われました。
結果報告です。
先に言ってしまいますと無事、弐段になれました。
その日の回想を書きます。
朝、日曜だというのに7時に起床。
資源回収ゴミを出し、昨夜用意しておいたサンドイッチをほおばり腹ごしらえを済ませた。
7時半も過ぎるころ長女が起きてきて、「パパお出かけするの~」
「今日は弐段になってくるから」と言いつつもやはり落ち着かない。
少し早いなと思いつつ8時前に家を出た。
県立武道館につくとまだ8時半にもなっていない。
それでもぞろぞろと初段受けの中学生たちが武道館に入って行ったので、自分も一緒に入った。

審査会場の柔道大道場はまだ照明が付いておらず薄暗い。
それでも観客席で筆記試験の勉強をする中学生の姿がちらほら見られた。
自分が気になるのはやはり弐段を受けに来ている人。すなわち黒帯受験生だ。
近くにそれらしき二人組がいた。
二人ともとうに三十歳は超えているであろう風体だ。
聞こえてきた会話内容からすると鯖江で柔道教室に関わっている人たちの様だ。
初段取ったのは十四歳などと聞こえてくる。
試合がやはり気になるようで、「何試合やるのかな~」「四試合ぐらいじゃないすか?」「スタミナ持つんかな~」「持ちませんね」などと話している。
妙に親近感を覚えてしまった。
しかし、自分はこの二人と比べてもかなりの年長のはずなのだ。おそらく10歳くらい。
とにかくここまで来てしまったらじたばたしても始まらん。
願わくば明日仕事に行ける程度の怪我で収まってくれることを祈るのみ。

そんなことを考えているうち、9時半になり会議室に受験生がぞろぞろ集まりだした。
筆記試験が始まるのである。
時間は30分、作文あり。
シャーペンと消しゴムを持参して行き正解だった。消しゴムのカスを拾っていくようにと説明があった。
穴埋め問題は過去問通り、作文は「柔道と私」について書けというもの。
事前に得ていた情報通りで楽勝である。
作文は事前に準備していたネタ通り、ガッツポーズと礼の精神について書いた。
ここまでは順調、というかあまりにも想定通り。
問題はこの後なのだ。
つまり、午前の形審査、午後の実技(試合)である。

まず形の審査であるが、弐段は投げの形全てとなっている。
しかし実際は時間の関係で、初段審査時に行う手技、腰技、足技の9つは省略し、弐段審査時に新たに加わる真捨て身技、横捨て身技の6つだけで良いのだ。
これを最初に聞いてほっと一安心。
もちろん、形の練習は一ヶ月以上にわたりHさんとみっちりやったが、捨て身技しかやってないのだ。
師範にそれだけで良いと言われたからなのだが、実際審査するのは違う人だから何とも言えない部分もあったのだ。
ちなみに弐段以上の受験生は隣の小道場に集められ行われた。
先ほどの鯖江から来た30代二人組以外に高校生の二人組がいた。
それとK道場の参段受けの人が一人。
実はこの人は同じ道場のもう一人の方と来る予定だったのだが、もう一人が都合で欠席したのだ。
よって、弐段受験者は6人、参段受験者は一人という状況。
安心したのも束の間、講習形式で形の審査が始まった。
参段受験者は一人なので審査担当の師範と受け取り交代しながら隣の試合場でやることになったらしい、というか自分の事でもうそれどころではない。
いつものように自分が取で巴投げから開始。
受け取り交代し一回通して終了。
その後、審査員の先生方の指導があり、さらにもう一、二回通して次に行くという感じ。
審査が始まる前に一回受け取りとおして練習しているので通算5回ぐらい受け取りとおして6つの形をやったと思う。
形というのは実は受けがかなり大変なのだ。
特に捨て身技の受け身はどれもきついものばかり。
自分も案の定、最初の巴投げで右かかとを痛打して足を着くのも痛い状態に陥ってしまった。
普段と違い取のほうも力が入っていて微妙に投げが強烈なのだ。
特に最初のうちは。
痛みをこらえつつ何とかやり終えた。
若い高校生はさすがにけろっとしていたが、違う高校同士で組んでいたのでお互い初対面での形演武だったのだろう。
もっぱら注意や指導が集中したのは彼らであった。
こちらはおそらく最小限の演武で済ませたはずだが、右かかとが痛いのもあり既に疲労困憊である。午後の試合の事を考えると今更ながら軽はずみな挑戦を後悔した。

11時半ごろには形の審査は終わり午後は1時から、ということで解散となった。正面玄関のホールに行くと県立武道館のW師範がいらっしゃったので審査料の6千円を払った。
ついでに、鯖江のおふた方もその場にいたので午後の実技について説明があった。
約束乱取りでおこなう、相手は一応初対面同士。つまり仲間同士は避けて行うということ。
約束乱取りなど実はやったことがない。というか投げ込みすら柔道を再開してまともにやったこと無いのにきれいに投げられるはずなど無い。
一抹の不安はあったが、自分の相手も同じだったようで事前に練習しましょうかと言ってきた。
素直にやっておけば良かったのだが、その場は見栄を張って「いらんでしょう」とあっさり断ってしまった。
正直、右足が痛くて勘弁してほしかったのである。
全くおやじの体はどうしようもないのである。

そんな感じで午前は終わった。
相方のHさんから午前中は全員合格だったという師範情報を聞かされたが、心配なのは午後なのである。
試合から約束乱取りとハードルは下がったが、見ず知らずの相手とやったこともない約束乱取り、よく考えたら結構やばい気がしてきたのである。

次回は午後の審査についてです。

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