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2011年9月27日火曜日

外耳道異物について(ホームページに公開済み)

4. 外耳道異物摘出術
外耳道異物症は耳穴に入る大きさのものであればすべて原因になりえます。
小児で最もよくあるのがおもちゃのビーズやBB弾などです。これらは丸いので外耳道に陥頓するとなかなか自宅で取り出すことが難しく、無理に耳かきや爪楊枝のようなもので取ろうとするとさらに奥に入り込んだり、出血して痛がったりとろくなことになりません。耳鼻咽喉科には耳垢を摘出するための耳垢鉗子という道具がありますので無理せず耳鼻科受診をしてください。また奥に入り込みすぎてお子さんの鼓膜に当たって痛がって暴れるような場合は全身麻酔下に摘出する事もあります。
成人の場合では多いのは虫が耳穴に入り込んで取れなくなることです。この場合の対処法を説明いたします。耳に虫が入った場合中で暴れますので非常に慌てると思います。まず落ち着いて、耳を上に向けてください。日の光に誘われて虫が飛び出ていくことがあります。出てこないようなら、すぐに耳の中に油を入れてください。きれいな食用油なら大丈夫です。耳たぶを後上方に引っ張りながら耳穴に沿うように静かに溢れるほど入れます。スプーンで結構です。虫の動きを抑制し、剛毛や足先の爪が滑って傷つけることを防ぎます。油は体表の呼吸孔も塞いでしまうので殺虫効果もあります。鼓膜に穿孔があった場合でも油は体に吸収されずに残るので後で除去できます。アルコールや、麻酔薬、殺虫剤は体に吸収されて悪影響を及ぼすことがあるので使わないでください。
虫が動かなくなってから耳鼻科で虫を取り除いてもらってください。虫が動かなくなってしまえば夜間の場合、一晩ぐらいはそのままにして翌朝、耳鼻咽喉科を受診していただいても結構です。
また耳に油を入れた後、耳を傾けた時に虫が流れ出た場合でも耳鼻咽喉科受診をしてください。虫の体の一部が残っていたり、鼓膜などに傷がついている場合があるからです。
写真の上、中は昆虫、
下は玩具です。

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