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2013年7月14日日曜日

真夏の柔道サイコー おやじ柔道(50)

 今夜はサタデーナイト、とくれば柔道の練習日です。
北陸地方はまだ梅雨が明けてないのでしょうか、今にも降り出しそうな曇天の空です。
にもかかわらず18時からの少年柔道の部は一周約800mを2周、トータル1.6kmのランニングからスタートです。
いつもは道場内を10周のランニングから始まるのですが、夏場に限っては外のグラウンド周囲をランニングしてます。
1年生から6年生まで同じメニューをこなしていきます。
最初から最後まで。
うちのリオは1年生一人で一番チビで女の子ですが、けっこう根性と負けん気で食らいついていきます。
ランニングも全体の真ん中あたりでいつもゴールします。
その後道場に戻っての地獄の補強運動もきっちりみんなと同じにこなします。
最初のうちはなんでこんなに一生懸命やるのか分かりませんでしたが、最近何となくわかってきました。
最初は異常な負けず嫌いなのかと思いましたがそうでもありません。
試合で負けても泣くどころかけろっとして笑っていたりします。
何も考えずに延々と同じ動作を繰り返す、いわゆる機械的な作業が大好きなんだと思います。
小さいころから一人で黙々と積み木やブロック遊びなどをほっといたら何時間もひたすらやっている事がありました。
姉のマオならすぐ飽きて放り出すような遊びをいつまでも延々と真剣に続けている、そんな子供だったんです。
ちょっとした偏執狂ですね。
おやじとちょっと似ているかもしれません。

練習はサウナのような高温多湿の道場で、土曜の立ち技中心の濃いメニューでした。
うちのマオなど早打ち込みの最中に泣きだして過換気になる始末。
追い込まれて泣くなどハートが弱い証拠です。
普段から追い込まれるとこっそりさぼるようなところがあるので、今夜のように指導者に横にぴったり付かれて檄を飛ばされながらの早打ち込みだと、逃げ場が無いのでああなってしまったのでしょう。
こうでなくては強くはなれません。

しかし、おやじも道着を着て道場に立っているだけで汗みずくです。
電解質入りの水2.5リットルを、昨年の夏に買ったスポーツジョグに用意してきて正解でした。
ぐんぐんものすごい勢いで水が無くなって行きます。

そのうち赤帯が数人に渡され、掛かり稽古が始まりました。
暑いからこそ徹底的に追い込むつもりなんでしょう。
柔道の練習はある一線を超えると余計な力が入らなくなります、消耗しきって。
そこからの練習がほんとに身になる練習のようです。
ただし、リミッターが効かなくなっているので怪我をしやすい状態でもあります。
実は掛かり稽古の最中、キャプテンのG河君が左の肘を負傷しました。
受傷の一部始終をたまたま近くで見ていましたが、指導者の先生に投げられてのものでしたが、特に無理な手の着き方をしたようにも見えなかったんですがね。
当然指導者の投げですから無理な力がかかっているわけでも無く、十分受け身がとりやすいよう配慮された投げに見えました。
しかし、この異常な高温多湿の環境での掛かり稽古で、正常な判断が出来なくなっていたのか妙な反応を体が勝手にしてしまったんでしょうか。
見ていてあれほど痛がるのが不思議に見えるそんな感じでした。
耳鼻科のおやじはこんな時無力です。
大事に至らなければよいと願うのみです。

少年の部はそんな感じで突然終わった感じでした。
坂中生やM石先生家族が20時近くになると何処からともなくやって来て練習に参加してきました。
週末のディナー後の腹ごなしに坂井柔道教室一般の部はちょうど良い感じなんでしょう。
いや冗談です。

道着を着て畳に上がるからには怪我することも覚悟の上で無くてはなりません。
柔道着の白は死に装束の白の意味もあるんです。
決して軽い気持ちで畳の上に立つべきでありません。
たとえ相手が小学生であってもです。

一般の練習は準備体操の後、打ち込み10本を行い水分補給の後立ち技乱取りになりました。
県立武道館と違って相手はみな若いので、はっきり言って2本連続でやるとダウンしてしまうおやじはちょっとみじめです。
県武では周りも結構年配なので、皆適当に休みながらやっています。
だからおやじもそんなに目立つ事は無いんですけどね。

やはり体に力が入りすぎなんでしょうか。
かといって全く脱力してしまうと、疲れませんけど組み負けて勝てません。
今日は、長く組んでいると技を掛ける力が吸い取られて無くなってしまうので、いいところを持ったらためらう時間を省略してすぐ掛けに行く事を心がけました。
相手がこちらの道着を持つ前に掛けに行くと結構掛かりました。
「持ったらすぐ掛ける」というのはよく聞くフレーズですが、いま一つ実践できずにいました。
それは、「返されたらどうしよう」と要するに怖いのです。
今夜は暑さで少し脳の制御が甘くなっていたせいか、それほど恐怖を感じること無く「持ったらすぐ」を実践できた気がします。
もっとも傍で見ていたらきっとまだまだ遅いのでしょうが、意外と技が決まりました。
ハヤテ君には久々におやじのけんけん内股が二回も、R星君には二回目の乱取りで払い巻き込みが決まりました。
両方ともお世辞にも綺麗と言えない投げでしたが久々なので嬉しくなってしまいました。

まあこんな感じで灼熱地獄の土曜の夜が終わったわけですが、1時間がおやじにはちょうど良い練習時間のようです。
一度でいいからぶっ倒れて気を失うほど練習してみたいもんです。
そのまま永眠してしまいそうですが。

とにかく今日は気持ちよかったー。
夏の柔道サイコー。




 

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