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2013年9月12日木曜日

自分の道着を使った絞め おやじ柔道(56)

世界柔道がリオで行われました。
TV観戦をしていて思ったのですが、63kg級女子でヤーデン ゲルビ選手が変わった絞め技をここぞという時に繰り出し優勝をかっさらいました。
見ていた方はもうお分かりだと思いますが、自分の道着の襟裾を使った絞め技です。
カメの体勢の相手に引っ張り出した自分の道着の襟裾を、たすきになるように巻き付け相手の首に自らの足を乗せて圧迫して絞め上げるというちょっとえげつない技です。
調べるとu-tubeであの柏崎克彦先生が実演しておられました。
まさにあの技です。
「襟すそ絞め」という名前で紹介されてましたが、TVでゲルビ選手のあの技を見たときは明らかに反則だと思いました。
なんせ自分の道着を使って絞めあげてますからね。
でもよく考えたら、小室宏二先生の得意技でおやじもたまに真似する「袖車絞め」も自分の道着を使った絞め技です。
ネットでいろいろ調べましたが、どうやら明らかな反則では無いらしいのです。
しかし教科書によっては裾を使った絞めは反則となっているものもありました。
柏崎先生、小室先生の「絞め技入門」です。
ネット上でもあの技で優勝したことに批判的な意見が多く見られました。
その理由として簡単にして強力な絞め技であり、頸動脈どころか頸椎に損傷をきたす恐れがあるからとの事でした。
金メダルを剥奪した方が良いとの意見もありました。
これはまさにおやじも同感です。
道着の基準が新しくなり、これまでより裾が長くなったことでこの技はさらに掛けやすくなったのでしょう。
ルール改正を逆手に取った新たな戦略とも言えます。
また、今回ゲルビ選手が世界チャンピオンになったことで、この技を真似する選手が必ず出てきます。
悲惨な事故が起きる可能性もあるわけです。
そんな訳で、IJFはこの技に関して早急に是非を検討すべきと思っております。

話は変わりますが、昨夜も県武で柔道してきました。
先週の大雨で灌水して練習が中止になったこともありますが、現在もまだ県武の大道場は半分畳が上がったままです。
道場の半分しか使用できません。
半分でも試合場2面がゆったりとあって、一般の練習には十分すぎるんですがね。

珍しく開始時間に間に合い、最初の整列から参加することが出来ました。
ふと見ると最近ぱったり来なくなったと思っていたK納君がいるではありませんか。
6月の坂井町柔道大会以来です。
無段の部で優勝してそれで満足して辞めてしまったのかと思っていたら、なんとその大会で足の小指を骨折して今まで練習が出来なかったというのです。
ようやく治り、昨夜の県武が練習初めとの事でした。

寝技乱取りでは、相変わらず細い体に似合わないパワーでぐんぐん返してきます。
腕がらみで関節を決めるまで抑え込むのが一苦労です。
すっかり息が上がってしまうほど消耗させられました。
若さ溢れるパワーは健在といったところです。

次に立ち技乱取りで立ち会った時、「あれっ」と思いました。
以前のガンガン前に出てくる勢いに陰りが見えます。
よく見ると珍しくK納君の息が上がっているようです。
技も小内刈りと大内刈り、大外刈りに体落としと相変わらず攻めてきますがなんか組んでいて楽です。
以前はこちらのスタミナが持たずに、投げられはしないものの「もう勘弁して」という感じだったと思うのですが。
そのうちこちらは完全に手の力を抜いて、K納君に好きに持たせてやらせてみました。
K納君はここぞとばかり矢継ぎ早に技を繰り出してきますが、大して堪えるまでもなく捌くのは簡単でした。
ほとんど立っているだけといってもいい状態でした。
そのうち我慢できなくなりついぼそっと口走ってしまいました。
「おれ・・・たぶんボーと立ってても投げられんと思うわ・・」
K納君は珍しくショックを受けたようで動揺していました。
これはいかんと思い直しとりあえずアドバイスしてあげました。
「バランスが悪いというか、崩す方向と投げる方向がバラバラなんだよ」
そんな感じのことを言ったと思います。

柔道始めて1年未満のK納君ですから、2か月も練習しないとこうなって仕方ないと思います。
継続することの大切さを彼を通じて学ばねばなりません。

県武の武道学園前期も残り少なくなってきました。
後期から練習に参加するという一般の方が来ていました。
一昔前のミズノMマークの刺しゅうが入った道着を着ていることからそれなりに前からやっていた人のようでした。
見るとうんざりするほどの重量級です。
この日は手合せは遠慮しておきました。
結構こちらの息が上がっていたのと、どうせそのうち嫌になるほどやる事になるんでしょうから。

夜は右肩が疼いてあまり眠れませんでした。
夜間痛です。
右肩腱板損傷がそろそろ2年引きずっています。
野村忠宏選手も先日の実業団で右肩腱板を痛めたようですが、2か月後に講道館杯ですか。
厳しいですね。
膝の前十字靭帯と肩の腱板損傷、今のおやじと同じですね。
柔道の中身は雲泥の差ですが、痛める場所はよく似ています。
頑張ってほしいです、中年の星として。

 

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