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2013年12月26日木曜日

指導するという事の難しさ おやじ柔道(68)

最近右肩の痛みがこれまでに無く激しくなり、とうとう右手が上がらなくなり仕事も脇を締めた状態でぎこちなくなっているおやじです。
車の運転もハンドルを左に切るのが大変です。
このまま悪化すると冗談でなく仕事出来なくなりそうなので、正月休みも兼ねて少しお休みさせてもらおうと思います。
このまま治らなかったらおやじ柔道もお終いという事になるのでしょうか。
憂鬱なこの頃です。

ところでこのおやじでも最近ぼちぼち「指導」する機会が増えてきました。
以前、柔道を再開したころは自信が無くてとても指導などできませんでしたが、常日頃柔道に接していると今まで見えなかったところが見えてきたというか、子供の打ち込みなどを見ていて改善すべき点がはっきりと分かるような気がしてきました。
それで最近少し「ここはこうした方が良い」みたいな感じでアドバイスするようになったのです。

それで分かった事があります。
おおまかに大人、中学生、小学生と3タイプの人達にアドバイスする機会がありますが、物わかりのいい大人に指導するのは楽です。
こちらの言葉が伝わりやすいのでどんどん教えてしまいます。
一方、難しいのは小学生などの子供達です。
大人の目線からでなく子供の目線に立って教えなくては伝わりません。
また、小学生は低学年になるほど飽きやすく、普通に教えたのでは馬に念仏といった感じでうわの空で流されてしまいます。
中学生はその中間ですかね。
大人同士のようにうまく伝わらないこともありますが、小学生ほど飽きっぽくはありません。

また、大人数を一度に指導するとなるともっと大変です。
小学生など、時にはレクリエーションの要素を含んだ練習をさせてやらないとすぐ練習に嫌気がさして来なくなってしまいます。
最近、平日の少年柔道でおやじが仕事帰りに見に行くと指導者の先生が誰も居ないなんていうことが良くあります。
師走の忙しい時期ですから無理もないのですが、そこで子供たちに普通に寝技や打ち込みをやらせると明らかにつまらなそうな様子でだらだらやっています。
大きな声で檄を飛ばして気持ちを高めたり、時には褒めて気分を良くさせたり、手を替え品を替え子供たちのやる気を持続させる作業が本当に大変だと思います。
手塩にかけて育てるというのはまさにこういうことを言うのだと思います。
そうやって育てた選手たちが大会で結果を出した時の喜びは、何にも替えがたいものがあるのでしょう。
これはやった者でなければ分からないと思います。

ところで、先日の月曜祝日に大野エキサイト広場の武道場で合同練習がありました。
石川や岐阜からも強豪チームが参加してとても熱気を帯びたいい練習会でした。
午後の練習試合はチームで総当たり形式で行われました。
うちは人数が少ないせいか敦賀の煌きさんと合同チームでしたが、相手が強いせいもありなかなか厳しい結果でした。
でも、個人個人を見てみると、ほんの僅かな事ですが以前より良くなったと思える点もちらほら見受けられ、実りある一日だったと思いました。

ちなみにうちの娘二人に関して言えば、マオは相変わらず引き倒されて抑え込まれるのみでした。
あまりにワンパターンな試合ばかりで見ていて眠たくなりました。
先日の練習でもこのおやじとの乱取りで相変わらずへたり込んで足にしがみついて投げられまいとするだけで、もうはっきり言って為す術無しという感じでさじを投げたくなりました。
ついでに足元にしがみ付いてうずくまっているのをおびを掴んで帯取り返しにして後ろに投げたところ、頭に体重が掛かってしまい号泣してました。
周りの目もあるのでもうマオと乱取りするのは止めようと思います。
あまり見込みもなさそうだし、後であれこれ言われるのも疲れましたから。

リオは練習試合ではやはり全敗でした。
同学年で初めて自分より小さい子と当たったのですが、股の間に潜り込んで来る低い背負いにやられて一本取られていました。
膝をついた低い背負いは福井では反則扱いですが、他県と試合した場合このパターンで負け続ける事になりはしないかと心配です。
最初から膝をつくことを前提とした「膝着き背負い」とそうでない低い背負いとの違いを明確にして、この「股に潜り込む低い背負い」をなんとか体得し、攻略せねばなりませんね。
あ、忘れてましたが最初の頃心配していた左鎖骨はもう何ともないようです。
練習で骨折部位に体重を掛けられても平気な様子でした。

自分の子供を指導して世界的なスポーツ選手にした親たちもいますが、はっきり言って普通ではありえないと思います。
子供は他人の大人からの指導はちゃんと聞きますが、自分の親からの指導は気が緩んでちゃんと聞かないものです。
そこで体罰を与えるとマオのような事になってしまうと分かりました。
もうなってしまったものはどうしようもありませんので、おやじは撤退して遠くから見守るしかありません。

本当に子供を教えるというのは難しいものだという事がわかりました。
特に自分の子供は。
柔道に限らず家での父親の在り方にもつながる深い問題だとも思います。

今回はこの辺で。



 

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